共同開発案件に係る損害賠償請求訴訟等に関する勝訴のお知らせ
当社とニュージェン社は、2020年6月11日付で、筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬の開発および製造販売に関するライセンス契約(以下「本件契約」)を締結し、共同開発を進めておりましたが、その過程で当該開発対象原薬の合成中間体に変異原性があること、また、ニュージェン社がその事実を知りながら、本件契約締結前のデュー・デリジェンスにおいて当社に開示していなかったことが判明しました。当社は、かかる不開示が本件契約における表明保証違反に該当すると判断し、2021年10月12日付で本件契約を解除いたしました。
これに対して、ニュージェン社は当社による本件契約解除の無効と当社の債務不履行等を主張し、2021年12月15日付で当社に対し損害賠償等を求める訴えを東京地方裁判所に提起しました。当社はこれに徹底して争うとともに、ニュージェン社の表明保証違反によって被った損害の賠償等を求め、2022年4月25日付でニュージェン社に対する別訴を提起いたしました。
2024年5月15日付で言い渡された第一審判決では、ニュージェン社および当社の金銭請求がともに棄却されましたが、両社ともに、この第一審判決を不服として東京高等裁判所に控訴し、控訴審での審理がなされておりました。
この度言い渡された控訴審判決の概要は以下の通りです。
・ニュージェン社による表明保証違反があったことおよび池田穰衛氏に重大な過失があったことが認められ、ニュージェン社が主張する当社の債務不履行は認められませんでした。
・上記を受けて、ニュージェン社の当社に対する損害賠償請求は棄却される一方、当社のニュージェン社に対する請求の一部が認められました。
本件が2027年3月期のサワイグループホールディングス株式会社の連結業績に与える影響は軽微です。
沢井製薬株式会社はサワイグループホールディングス株式会社の子会社です。
