【東京農業大学】世田谷キャンパス新エリア「農と水の森」で田植えイベント、東京農業大学稲花小学校児童らと”生きた教育の場”をお披露目

学校法人東京農業大学

東京農業大学は6月13日(土)、世田谷キャンパス 国際センター南側に位置する新エリア「農と水の森」のお披露目を行い、エリア内にある二つの水田で田植えイベントを開催しました。

田植えには農林水産省初代「お米大使」で東京農業大学とともに「おにぎり探究」に取り組んでいる歌手・小林 幸子さん、東京農業大学とのコラボレーションしていたラジオ番組Tokyofm「あぐりずむ」でパーソナリティを務めるタレント・川瀬 良子さんらも参加した他、江口 文陽 学長をはじめとする東京農業大学教員、水田管理サークル「Agri+no(アグリノ)」や収穫祭実行委員会の学生ら、そして併設する東京農業大学稲花小学校の児童らのおよそ60名が、和気あいあいと一斉に田植えを行いました。

植えられた稲は厚木キャンパスにて育てられたもので、黒米、うるち米、赤米等の色とりどりに成長する稲が植えられました。
 
 

田植え前には江口 文陽 学長、歌手・小林 幸子さん、タレント・川瀬 良子さんらが挨拶。上岡 美保 副学長から、2027年3月より横浜市(旧上瀬谷通信施設跡地)で開催される最上位クラス(A1)の国際博覧会「2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)」への出展についてお知らせがあり、新エリア「農と水の森」を含む学内のグリーンエリアは東京農業大学が誇る総合農学の知見を結集させた共創プログラムの一環であることが伝えられました。
 
江口 文陽 学長(東京農業大学)
歌手・小林 幸子さん
タレント・川瀬 良子さん
上岡 美保 副学長(東京農業大学)


その後、全学応援団による学歌や青山ほとり(大根踊り)も披露されました。

当日は参加者だけでなく地域の方が見学に訪れたり、たくさんの報道関係者の皆さまにも取材していただきました。
 
 

 
東京農業大学は「農ある風景のキャンパスづくり」を推進していて、キャンパス内に食と農の風景を再現することで自然教育や食の循環を学ぶ教育の場として活用しつつ、学生・地域・大学での交流を生み出していくことを目指しています。

新エリア「農と水の森」の水田やビオトープでは今後、生物調査や観察会、収穫体験、マルシェの開催、米の加工や餅つき会、耕作イベント等を予定しています。

 
世田谷キャンパスにおける
「農ある風景のキャンパスづくり」


国際センター前、南北のゾーン3つに正式な名称を決定。
なぜ、いまこの場所に「水田なのか」
 
「土に触れ、命を語るリーダーであれ」 江口 文陽 学長

東京農業大学は、都心の喧騒にありながら 命を育む風景 を大切にする「農ある風景」のキャンパスづくりを推進しています。今回、世田谷通りに面したこの地に水田を拓くのは、単なる景観整備ではありません。日本の農業の原風景であり、循環の象徴である「稲作」を、学生・教職員、そして地域の方々と共有する「生きた教育の場」とするためです。
 
特に学生の皆さんには、この東京農業大学の一大プロジェクトとしての
水田の運用に是非ともお力添えを頂きたいと願っています。収穫祭は、私たちの合言葉である「収穫」を祝い、社会に発信する最大の場です。自らの手で土に触れ、苗を植え、水の管理に腐心し、一粒の籾が実るまでの「過程」を肌で知ること。その苦労と喜びを知る皆さんが語る言葉こそが、収穫祭の来場者や地域の方々の心を動かす真の力になると確信しています。この水田を、東京農大生の誇りを具現化し、地域に開かれた「学びの聖地」として共に育てていきましょう。
 
造園科学科 福岡 孝則 教授(ランドスケープデ
ザイン・情報学研究室)


その土地を読み、土・水・植物など自然の力を活かした空間をつくるのが、ランドスケープアーキテクト(造園家)の仕事です。私たち造園科学科は小さな庭から公園、そして都市の自然まで、人の生活に近い自然を計画・設計し、つくり、育てるランドスケープ技術者を輩出しています。都市の真ん中に生まれた水田やビオトープが、ここに暮らし学ぶ人たちの自然との接点となることを願っています。そして、この小さな自然の手入れをする学生たちが中心にいる「農ある風景のキャンパスづくり」をぜひ楽しみにしていてください。身のまわりの小さな庭や地域の自然の手入れをすることで、私たち一人一人が国土の庭師になれる、そんな未来を想像しています。
 
上地 由朗先生(元・東京農業大学 農学部 農学
科)


今回植えつけられたイネは高温耐性品種の“にじのきらめき”に加え、茎やモミが着色する黒米(紫黒米)や赤米、さらにはもみが細長いインディカ米です。これらのイネはこれから夏場にかけて茎数が増え、日に日に大きくなっていきます。おそらく8月初めにはかわいい花を咲かせ始めることになるでしょう。その後はもみにたっぷりの養分を蓄え続け、10月には収穫の時期を迎えます。この水田、今後は小学校の食育から大学の専門研究にわたって有効活用されることになりますが、世田谷通りやキャンパス内を歩く人たちには大きく首を垂れた稲穂を是非とも見て欲しい、そんな願いを持っています。今後の成長を楽しみにしていただければ嬉しく思います。

農ある風景のキャンパスづくりの目的
 

実りの杜
「農ある風景のキャンパスづくり」の一環として実りの杜は都市の中で農の営みを身近に感じられる学びの空間である。緩やかな高低差を生かして畑が階段状に配置され、季節ごとに作物が育つ風景がキャンパスに農の景観を生み出している。
周囲には園路や滞留空間が設けられ、学生や来訪者は畑の風景を眺めながら歩き、都市にいながら農と自然の関係を体感できる場となっている。また、実習や環境教育の場としても活用され、学びと日常が重なる農大らしい空間を形成している。
 
定期草会
世田谷キャンパス「実りの杜」にて植栽や景観の維持管理を目的に実施。2025 年度は、毎月隔週の木曜日にランドスケープデザイン・情報学研究室が主体となって定期草会を
開催。加えて、植栽の補植や瓦を使用した芝生の根止め作成、土壌流出を防ぐためのしがら作成等の活動も実施した。
 
 
栽培・収穫・調理
2025年度の畑活動では春から晩夏にかけて、陸稲・アワ等のイネ科や落花生・トラマメ等のマメ科、トウガラシやシソといった植栽を栽培した。
秋から冬にかけては、大根やカブ等の根菜系植物を中心とした植栽のほかに、白菜やニンニクについても栽培を行った。栽培後には収穫を行い、実りの杜における活動を行っている学生間で調理及び食事会を数回実施した。
 
 
 
農と水の森
馬事公苑、けやきひろば、上用賀公園などのみどりを繋ぐ拠点として、国際センター北側の実りの杜と一体感のある、農の風景デザインとしています。

 

芝生広場
国際センターの前庭として、日常的には食による学生や地域住民の集い・語らいの場となるような芝生空間。
休日にはイベントや農大マルシェを開催し、地域住民との交流や農大を知ってもらえるきっかけを作ります。

木漏れ日テラス・ビオトープ
お昼ご飯や授業の間の休憩に、木漏れ日を感じながらゆったり過ごすことができます。ビオトープでは生き物をみたり、環境学習に活用予定です。

水田
「農ある風景のキャンパスづくり」協議会が中心となり、水田の管理、教育・研究の場づくりを進めます。

視点場
世田谷通りから国際センター、農と水の森をはじめとした、世田谷キャンパスの風景の魅力と奥行きを一目で感じられる視点場です。
東京農業大学は今後も農ある風景のキャンパスづくりを通じて、地域の皆さまと交流し、拓かれた教育の場を展開していきます。
 

 

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