東京経済大学の学生が大学生協とコラボレーションし「レジ袋削減」の具体化 -- 2015年度からレジ袋有料化(1枚5円)により前年度比96%削減

東京経済大学

エコキャンパスの実現をめざす東京経済大学(東京・国分寺市)の特別ゼミの学生ら(尾崎寛直ゼミ13人、通称・エコキャンゼミ)が2014年春から取り組んできた、東京経済大学生協(およびコンビニエンスストア・ベーカリーカフェAOI)購買コーナーのレジ袋削減の取り組みが、2015年度よりレジ袋の有料化(1枚5円)という形で実現した。また、それによる実施効果も学生らの調査によって明らかになっている。  この取り組みは、学内のゴミ分別のあり方に疑問を持ったエコキャンゼミの学生らが、清掃員への密着取材、校内ゴミ箱の現状調査などを行うなかで、「レジ袋に不要となった弁当かす、ペットボトル、箸、各種ごみをまとめて結んで捨てている」例が多い(結んでいるため、一つひとつを清掃員が手作業で開いて分別している)という実態を学び、何としてもまずはそれを解決しようということから始まったものである。  そのために学生らは、国分寺市ごみ減量対策課との研究会、他大学への訪問調査、近隣のスーパー等での実地調査などを重ね、独自の研究リポートをまとめた。その後、生協理事や店長らに研究報告として結果を発表し、手法などについて折衝を重ね、最終的に学生側の「提言」という形で生協理事会に提案されることになった。東京経済大学生活協同組合理事会は、2015年1月、レジ袋有料化を決定し、今年度より施行されることになった(ベーカリーカフェAOIも同様に有料化を実施)。  自分たちの調査報告をもとに大学生協を動かすというプロジェクトを実現した学生の一人は、次のように述べている。  「啓発ポスターの制作などもしてきましたが、あくまでそれは対症療法。レジ袋有料化という根本治療をすることによって確実な効果が出ており、学生が環境問題について考えるきっかけ作りができたと思います」猪瀬達也さん(経済学部3年)  生協理事会決定後も、学生らは生協前でのチラシの配布などの宣伝活動、啓発のための学習会の開催、『TKUエコ新聞』の発行などにより、新年度有料化実施までの理解促進の活動にも励んだ。  なお、有料化によって懸念される売上への影響、有料化による削減効果などについての実証についても学生が行っており、データを別途掲載している。 ▼本件に関する問い合わせ先  東京経済大学 広報課  TEL: 042-328-7724 【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/

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