東京学芸大学附属高校、アルバネットワークスをパートナーに全校無線LANインフラ基盤を構築

アルバネットワークス株式会社

~場所を選ばない高速でセキュアなネットワーク環境が、同校の先進教育と生徒の真の学ぶ力を強力にサポート~

アルバネットワークス株式会社(東京都港区、カントリージェネラルマネージャー 田中泰光、以下「Aruba」)は本日、東京学芸大学附属高等学校(東京都世田谷区、校長:原田和雄、以下「東京学芸大附属高校」)が、ICTを活用した高度な教育環境の整備と、生徒、教職員を保護する強固なセキュリティを実現する無線ネットワークを構築するため、Arubaの無線LAN ソリューションを導入したことを発表しました。現在同校では、校内屋内施設全域とグランド等一部屋外施設をカバーする計28台のアクセスポイント(以下「AP」)を配備し、場所や時間を限定されたり拘束されることなく校内のどこにいても自由に世界中の情報に高速でアクセスできる学習、教育環境を整備するとともに、生徒、教員、ゲスト等それぞれのユーザ属性によってアクセス範囲を個別に限定するなど、従来よりも運用管理負担を大幅に軽減しながら、強固なセキュリティを実現しています。 導入の背景、課題 東京学芸大附属高校は、首都圏を中心に海外を含めた各地から優秀な生徒が集う名門校です。同校では、世界の人々の幸せに貢献できる能力の育成、将来の進路において一人ひとりがリーダーとなるべき時に備え、先見性、洞察力、問題を的確に捉えどのように攻略していくかを見極める力、決断力を育成するとともに、協調性や奉仕の精神、健全な精神と身体の育成に力を注いでいます。授業では、その教科・科目の本質を追求し、多様な社会で柔軟に対応できる幅広い教養と応用力を育てる授業を行い、創作、実験、発表を多く取り入れるなど、多彩な学びの機会が用意されています。 こうした教育方針のもと、他校に先駆けて「情報」を履修科目に取り入れたり、文部省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)やスーパーグローバルハイスクール(SGH)アソシエイトの指定を受けるなど、高度情報化社会で活躍するために不可欠な力を要請するための様々な活動への取り組みも積極的に行ってきました。 同校ではこれまでは、研究室に設置されている情報コンセントを利用して個別に無線APを導入、科目ごとにセグメントを分けて運用してきました。また10年ほど前から、図書館にAPを設置して生徒に対しても無線LANを開放し、書籍だけでなくインターネットを利用して情報検索できる環境を整えてきました。最近では日常的な授業に活用するためのタブレット端末としてiPad mini 48台、ノートPCとしてChromebook 45台も導入されています。 現システム導入以前は、授業の中でインターネットへのアクセスを行う際に移動式のAPを持ち込む必要があり、各種モバイル機器の多くの生徒への普及に伴って、より容易にネットワーク・アクセスできる無線LAN環境整備への期待が高まっていました。 さらに、これからの世界を担う人材を育成していくうえで、生徒にも教職員にも、最新のICTデバイスやネットワーク、情報セキュリティに関する知識や経験を蓄積させ、高度かつ安全にこれらのツールを駆使できるよう習熟させることは、同校の重要な使命でもありました。 一方で、モバイル機器の急速な普及に比例して、教育機関として必然的に集中、収集せざるを得ない多数の生徒や教員の保有する個人情報、プライバシーや、未成年者の人的安全そのものに対するリスクもまた、これまで以上に高まっており、堅牢なセキュリティで生徒や教育システムを強力に保護するためには最新の注意が必要です。 高校は、スマートフォン等を日常的に駆使し、SNSを始めとするアプリケーションで自由に情報や機器を「シェア」することが当たり前と考えるデジタルネイティブが9割を超え、ある意味で将来の社会を先取りするようなコミュニティでもあります。これまでにない発想や学習方法、コラボレーション等が次々と生徒の側からもたらされる一方で、私有のパブリックAPを教室の有線ポートに自由に無断でつないでしまったり、セキュリティ意識がきわめて希薄なこの世代の学園生活様式が、リスク状況に一層の拍車をかけるようになっていました。 こうした様々な要件を満たす最適なソリューションとして、厳しい基準と評価を経て、同校が2014年に導入したのが、全校屋内施設全域をカバーするArubaの無線LANソリューションです。 アルバ無線LANソリューションの決定要因 特に高く評価されたのは下記の諸点です。 ■ 堅牢かつストレスフリーなセキュリティ - 無線コントローラがなくても集中管理のできるコントローラ内蔵型のAPをはじめ、校内全域に28台の配備されたAPからの情報を個別に監視でき、パスワードの変更などが一括で行えるため、これらセキュリティ更新作業の頻度や質を大きく高められること。 -教員は教員専用NASへのアクセスが、生徒は行内の共有サーバへのアクセスが許可されるなど、ゲストを含めた様々なユーザに対し、それぞれのユーザ属性に基づいてきめ細かなアクセス範囲を限定できること。 ■ 安定して高速なスループット性能 高校の授業中に活用する場合、たとえば狭い教室空間から40人前後が一斉に同一の動画サイトにアクセスして再生するような状況も稀ではありませんが、Arubaの無線LANソリューションでは、こうした状況下でも、遅延その他のパフォーマンス劣化が殆ど生じません。 ■ イニシャルコスト及び管理運用負担、教員負担の大幅軽減 - コントーラ内蔵型AP等の活用で、イニシャルコストを大きく軽減できること - 同様に、コントーラ内蔵型AP等の活用で、全校に配備された28台のAPの集中一括管理が可能となり、一台ごとの個別メンテナンスが必要な他のシステムと比較して、ネットワークの管理運用にかかる人的物的負担が大幅に軽減されること - 教員が事前準備やセットアップする負担なく、学習効果が効率的に高まること ■多くの実績と高い信頼性 海外、国内を問わず、Arubaの教育・研究機関向け無瀬LANソリューションは、高度教育機関や研究機関などにきわめて多くの納入実績をもち、その技術力、サービス、サポート力ともに信頼がおけること 稼働状況と今後の展開 今回のプロジェクトの中心的役割を果たした東京学芸大附属高校 教育工学委員会の委員長で同校の情報科教諭 森棟隆一氏は次のようにコメントしています。 「パスワードの変更などが一括で行えることで、セキュアな環境を維持することが容易になりました。運用管理や授業の際の教員の負担も、以前と比較して、とても楽になりました。 また生徒や教員にとっては、いつどの教室にいても、高速で安定的にネットワーク接続できるようになり、ICTデバイスの性能を最大に引き出せるようになったことで、各生徒の得意分野を生かした共同研究学習や、例えば物理・国語・プレゼンテーション能力など科目を横断した学習、学習成果の外部への発信など、新たな授業形態の発展にも役立っています。 今後は、このインフラを生かし、各種クラウド・アプリやSNSを活用した学習成果やプロジェクトの共有、当校の特徴を生かした海外の同世代の学生達との交流や研究コラボレーション、教務関係では、選択科目や電子出席簿等の環境整備等も検討していきたいと思います。そしてこれらICTツールを安全に使いこなすための教育やポリシーの策定を進めていきます」 ## 関連資料 *Arubaの教育機関向けソリューションの詳細 高等教育、大学研究機関向け  http://www.arubanetworks.co.jp/solutions/higher-education/ 初等教育~高校向け  http://www.arubanetworks.co.jp/solutions/primary-education/ *教育・研究機関での導入事例プレスリリース及びホワイトペーパー * LAUSD (生徒数65万人のロサンゼルス統一学区)での導入事例(ホワイトペーパー) http://www.arubanetworks.co.jp/technology/case-studies/ *奈良先端科学技術大学院大学(NAIST) での導入事例(プレスリリース) http://www.arubanetworks.co.jp/company/release/2014/post-24.php *その他各種教育機関を含む導入事例(ホワイトペーパー)は、下記よりご参照下さい。 http://www.arubanetworks.co.jp/technology/case-studies/ *若年世代のセキュリティ意識に関して Running the Risk(リスクを管理する) 調査レポート(プレスリリース) http://www.arubanetworks.co.jp/company/release/2015/post-26.php アルバネットワークスについて Arubaは、モバイル・エンタープライズに向けた次世代ネットワーク・アクセス・ソリューションの主要プロバイダです。米国カリフォルニア州サニーベールに本社を置くArubaは、NASDAQおよびRussell 2000(R) Indexに上場し、アメリカ、ヨーロッパ、中東およびアジア太平洋地区で事業を展開しています。Arubaについての詳細はhttp://www.arubanetworks.co.jp をご覧ください。リアルタイムで更新される最新情報については、TwitterおよびFacebookでArubaをフォローしてください。 (C) 2014 Aruba Networks, Inc. Aruba Networks(R)、Aruba The Mobile Edge Company(R)、Aruba Mobility Management System(R)、People Move Networks Must Follow(R)、Mobile Edge Architecture(R)、RFProtect(R)、Green Island(R)、ETips(R)、ClientMatchTM、Virtual Intranet AccessTM、ClearPass Access Management SystemsTM、Aruba InstantTM、ArubaOSTM、xSecTM、ServiceEdgeTM、Aruba ClearPass Access Management SystemTM、AirmeshTM、AirWaveTM、Aruba CentralTM、゛ARUBA@WORKTMはアルバネットワークスの商標です。すべての権利は留保されています。その他の商標はすべて、それぞれの所有者の財産です。 本件に関する報道関係からのお問い合わせ先 アルバネットワークス株式会社 マーケティング 杉江 TEL:03-6809-1540 Email:jinfo@arubanetworks.com

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