デジタルアーツ、「i-FILTER」シリーズのフィルタリングカテゴリに 「生成AIカテゴリ」を追加、12月23日より標準搭載
生成AIサイトの一括での許可・ブロックや、特定の生成AIの許可がより簡潔に可能に
情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード 2326)は、フィルタリングソフト「i-FILTER」シリーズ※1のフィルタリングカテゴリに「生成AIサービス」を追加し、企業や個人で普及の進む生成AIに対するセキュリティ機能の強化を実施しました。既に「i-FILTER」シリーズに実装されている「AIチャットフィルター」の機能と合わせることで、企業や自治体、学校における生成AIのセキュリティ対策を万全にし、安全な利用環境や、生産性向上、学習促進にさらなる貢献をいたします。
生成AI利用者数の増加と想定される課題
生成AIは、従来のAIでは難しかった文章などを自動的に作り出すことができ、資料の作成などさまざまな業務の効率化が進むと期待されています。日本国内における生成AIの利用は増加しており、ICT総研の調査(下図)によると2024年の時点で1,924万人が利用、2027年末までに3,760万人の利用が見込まれると推計されています。
「2024年度 生成AIサービス利用動向に関する調査」(https://ictr.co.jp/report/20240830.html/)
一方で、企業や行政機関が生成AIを活用する際には、機密情報や個人情報の漏えいなどの課題もあり、学校現場においては学習効果への影響も懸念されています。また、生成AIのシャドーIT(従業員が企業の管理下にないIT機器やサービスを利用すること)化防止も重要です。
「i-FILTER」における生成AIセキュリティを強化
今回の機能強化により、「i-FILTER」シリーズのセキュリティ対象となるカテゴリに「生成AIサービス」を追加し、生成AIにかかわるサービスを一括でブロック、もしくは許可することが可能になりました。
一般的なWebセキュリティ製品では「一括ブロック」の設定をした場合、特定の生成AIサービスを使用するためはURLを個別で設定することが必要でしたが、「i-FILTER」シリーズ上では「生成AIサービスカテゴリ」をブロック設定にし、既存機能である「Webサービス制御」にて、特定の生成AIサービスの使用を許可することで、組織が許可した生成AIサービスのみ利用させる運用を簡潔な設定で実現可能です。
生成AIのスマートな利活用をさらにセキュアに促進
デジタルアーツは2023年、生成AIサービスのためのセキュリティ機能である「AIチャットフィルター」を開発し「i-FILTER」シリーズに標準搭載しました。これにより、生成AIへのチャット投稿の単語、投稿内容に対する制御や利用状況のグラフィカルな可視化、サービスアクセス時の警告画面表示などが可能になりました。
また、「i-FILTER」シリーズのフィルタリングデータベースは検索サイトでヒットする国内WebサイトのURLをコンテンツのURLまで含めてデータベース登録、カテゴリ分類することにより、高精度かつ高網羅率(99.85%※2)を維持する仕組みを持っています。
生成AI関連サービスについても、国内で利用されるサービスについては網羅できており、今後新たな生成AI関連サービスが誕生した際にも、フィルタリングデータベース同様、網羅率を維持できるように対応し、セキュリティ対策と利便性を両立させます。
デジタルアーツは、今後も社会課題に対するセキュリティ製品を提供することで、快適で安全な生成AI利用、インターネット利用を促進してまいります。
※2‥2024年1月末時点
生成AIの動向、安全な利用に向けたセミナーを12月25日に開催予定
以下セミナーを2024年12月25日に実施予定です。
デモを交え、「i-FILTER」シリーズの新カテゴリ「生成AIサービス」の設定方法についても解説を行います。
セミナータイトル:【2024年 生成AIの動向を一挙振り返り!】いま求められる生成AIの安全な業務利用とは
お申込み:以下の申し込みフォームに必要事項をご入力の上、ご参加ください。
URL:https://mktg.daj.jp/public/application/add/11760