プロジェクトライフサイクル全体におけるデータを活用したコラボレーション
Autodesk では、昨年 5 月のリリース以来、AECO 業界向けインダストリークラウド Autodesk Forma(R) (
https://www.autodesk.com/jp/company/autodesk-platform/aec ) の構築を継続的に進めています。これは、Autodesk とサードパーティの両方のソリューションにおいてプロジェクトデータを接続し、建築環境の設計、施工、運用を担う複数のチームの間で BIM ワークフローを統合することを目的にしています。これらのデータの価値を引き出すうえで鍵となるのが、AECO 業界向けの共通データ環境である Autodesk Docs です。
Autodesk Docs は、AutoCAD(R)、Autodesk Construction Cloud(R)、Revit(R)、Autodesk Tandem(R)、Civil 3D(R)、Autodesk Workshop XR(TM) などの複数のソリューションにまたがりデータを接続、体系化、保護するセントラルハブです。
これにより、プロジェクトライフサイクル全体を通じて、適切なデータが、適切な相手に、適切なタイミングで届くようになります。
Autodesk Docs ユーザーによる粒状データの利用を可能にするための重要な一歩として、Autodesk は 2024 年前半に AEC Data Model API をリリースしました。そしてこの度、アウトカムベース BIM の実現に向け、新たなマイルストーンを達成しました。
下記動画より、Forma Board のデモンストレーションをご覧いただけます。
Forma Board(動画): https://autodesk.wistia.com/medias/nn76uzwsc7
以降も、Autodesk Forma と Autodesk Docs の接続により、Autodesk Forma と Revit の統合が徐々に強化され、Autodesk Forma の計画ツールと Revit の詳細な設計およびドキュメンテーションの機能との強力かつ流動的な接続基盤が築かれることになります。
また、Autodesk Docs に接続された没入型デザインレビューワークスペースである Autodesk Workshop XR(
https://workshopxr.autodesk.com/blog/workshop-xr-general-availability/ )の商用リリースにより、コラボレーションも強化されます。Autodesk Workshop XR では、設計チームとステークホルダーが 3D モデルをヒューマンスケールで歩き回ることができ、究極の設計レビュー体験が実現します。拡張現実環境により、建築環境における空間体験をより深く理解できることから、設計上の問題を発見・把握し、コストのかさむやり直しや、遅延、プロジェクトの無駄を防ぐことができます。
データと AI により成果の向上を促進
データの正確な取得は、AI を使用してアウトカムベース BIM を高度化し、顧客ワークフローを改善するための基礎となるものです。AU 2024 では、生産性、創造性、持続可能性を向上させる Autodesk AI の画期的な進歩について取り上げています。
また Autodesk AI (
https://www.autodesk.com/jp/solutions/autodesk-ai )を使えば、膨大なデータから情報を簡単に抽出できます。
Autodesk Assistant for Autodesk Construction Cloud (以下、Autodesk Assistant)のベータ版がリリースされたことで、ユーザーが仕様書に関する質問を容易に行えるようになりました。Autodesk Assistant は、自然言語プロンプトを使用して、特定の質問に答えたり、項目リストを生成したりできるほか、プロジェクトコミュニケーションの要約を作成したりすることも可能です。時間の経過とともに、Autodesk Assistant は日々のワークフローを深く学習していき、チームの時間の節約とリスクの軽減に役立ちます。
Autodesk Assistant for Autodesk Construction Cloud は、仕様書に関わる関連情報を探すのに便利です。
下記動画より、Autodesk Assistant for Autodesk Construction Cloud のデモンストレーションをご覧いただけます。
Autodesk Assistant for Autodesk Construction Cloud(動画):
https://autodesk.wistia.com/medias/b8mwqktm0k
さらに、現実世界のデータとコンテキストの使用は、建築環境の設計と、より良い成果をあげるうえで特に役立ちます。
Autodesk は、地理情報システムを提供する Esri (
https://www.esri.com/ja-jp/about/about-esri/overview )との戦略的提携に対する投資を続けています。Autodesk Forma 内での Esri のデータの可用性を拡大する予定であり、これにより設計プロセスの早い段階で、設計者が重要なコンテキストデータにアクセスできるようになります。Esri の地形データへの既存のアクセスに加え、ArcGIS のコンテクスチュアルな地理データを統合することを計画しています。これら Esri と同意の上で共有された顧客データを含む、建物、ゾーニング、道路、敷地境界、画像といったデータが含まれます。このような統合の拡張により、設計者やプランナーは Autodesk Forma を利用してロケーションを考慮に入れた設計を行い、より高い持続可能性とレジリエンスを持ち、地域社会を効果的に支援するプロジェクトを実現できるようになります。
Esri の ArcGIS と Autodesk Forma の統合が拡張されることで、ロケーションを考慮に入れた設計が可能になります。下記動画より、Esri x Forma workflow のデモンストレーションをご覧いただけます。
Esri x Forma workflow(動画): https://autodesk.wistia.com/medias/vwae41d5t1
コア製品への投資により未来を構築
AECO 業界の変革を進めるうえで、Autodesk Docs に接続された Revit、AutoCAD、Civil 3D、Autodesk Construction Cloud などのコアポートフォリオへの投資がより重要になってきます。Autodesk は、お客様のビジネスのレジリエンスと効率性を高めるために、これらのソリューションの継続的な改善に取り組んでいます。
たとえば、最近発表したRevit、AutoCAD、Civil 3D を合わせると、500 を超える機能と機能強化を提供しており、その多くがお客様のフィードバックにより提案されたものです。お客様の生産性を向上させ、プロジェクトで成果があがるように、コアポートフォリオを更新しています。以下は、その一部です。
コアポートフォリオは、アウトカムベース BIM に向けた出発点です。Autodesk は、未来を見据え、Autodesk Forma を AECO インダストリークラウドとして進化させながら、お客様の現在の成功を支援することで、この変革にお客様とともに取り組んでいます。
BIM の未来を今すぐ応用
AU 2024 でのこれらの発表は、アウトカムベース BIM など AECO 業界の未来に向けた取り組みの現時点の状況を示すものです。
Baker Barrios Architects(
https://www.bakerbarrios.com/ )をはじめとする、複数のお客様が Autodesk Forma を利用して革新的なデジタルワークフローを構築し、複数のソフトウェア製品を 1 つのセントラルプラットフォームに接続して統合し、アウトカムベースのアプローチにより設計を行っています。
Baker Barrios Architectsの最高設計責任者である Wayne Dunkelberger 氏は次のように述べています。
「Autodesk Forma は当社にとって『重大な転換点』となりました。ビルが実際に現場に建ったときに現実世界でどのように感じられるかを確認できる、いわばタイムマシンです。Autodesk Forma では複数のタスクを 1 つのツールで実行できるため、設計者がクライアントの設計上の問題をよりクリエイティブに解決することができます」
Baker Barrios Architects は、Autodesk Forma を利用してアウトカムベースのアプローチにより設計を行っています。下記動画より、Baker Barrios Architects の事例をご覧いただけます。
Baker Barrios Architects(動画): https://autodesk.wistia.com/medias/1ei2gjou3n
Baker Barrios Architects のようなお客様の成功事例は、Autodesk が目指す未来へ順調に前進していることを示すものです。
データ、AI、そして Autodesk Forma は、革新的な方法で意欲的に問題解決に取り組む人々を支える画期的なツールです。Autodesk は、設計から製造、運用までのすべての工程で、無駄や、知識の損失、摩擦を減らした未来を構築するために一丸となって取り組んでいます。
AU 2024 のセッションアーカイブは、以下の公式 HP にて無料のデジタルパスを取得のうえ、ご視聴いただけます。
https://conferences.autodesk.com/flow/autodesk/au2024/web/page/passes
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