株式会社あおぞら銀行（代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO）：大見　秀人、本店：東京都千代田区）は関係会社である、あすかコーポレイトアドバイザリー株式会社（代表取締役CEO：田中　喜博、本店：東京都港区）と「あすか勉強会“令和コーポレートファイナンス三大トピックス”の本質を考える」の第2回目を開催いたしました。

　両社のエンゲ―ジメント投資先の財務担当やIR担当の方を中心に約40名をお招きし、「PBR<1 問題を考える」をテーマに現在の株式市場が直面している問題を1時間半に渡り取り上げました。持ち合い株式が資本コストに与える影響、自社株買いの効果の有無、PBRが改善した800社の要因分析など学問的な見地および実証分析の両方を議論しました。

　あおぞら銀行は2021年からエンゲ―ジメント投資を開始しており、対話を通じて投資先の企業価値向上に貢献すべく、資本政策の提案、IR資料の改善、企業の認知度向上など、多方面でのサポートを継続しています。本勉強会もその一環です。次回10月の勉強会は「ROIC経営の再考」、来年1月はゲストをお招きし、コーポレートファイナンスと理論の実務の話を伺う予定です。

【勉強会概要】
講師　　　　：濱田　功（あすかコーポレイトアドバイザリー　チーフストラテジスト）
　　　　　　：糸川　友信（同　ディレクター）
テーマ　　　：PBR<1 問題を考える
開催日　　　：2024年9月18日（水）
開催場所　　：あおぞら銀行本店12FホールA

【勉強会の議題】　
　1. 前回の復習
　 　Tax Shieldの説明
　2. PBR＜1　問題の整理
　 　PBR1倍問題の誤った回復ロジック
　 　残余利益モデル・配当割引モデルの限界
　 　 自社株買いの効果、PER・ROEの関係
　 　PERのコントロールは可能か
　3. 日本企業のPBR1倍議論への対応状況
　 　PBR1倍議論を受けての企業評価の変化
　 　PBR1倍超えの要因
　 　上場企業のPBRの状況（全体像/業種別）
　 　PBRが上昇した企業の要因（時価総額/自己資本/ROE/PER）

（セミナー状況）
（資料抜粋）