文部科学省では、第2期GIGAスクール構想に向けて、公立学校情報機器整備事業において、児童・生徒向けの学習系端末の更新に係る補助金の交付を予定しています。その前提として各教育委員会には、1人1台の端末整備、ネットワークの改善、GIGA x 校務DX、端末の積極活用などの計画の策定が必要となりますが、これらの計画において教育DXに係る各種KPIの達成が求められます(「教育DXに係るKPIの方向性等について」の資料https://www.mext.go.jp/content/20240222-mxt_jogai01-000033449_51.pdf)
今回発表した「Fortinet for NEXT GIGA School」では、教育DXに係るKPIの達成に向けたソリューションを、フォーティネットがパッケージとして提案する内容となります。これにより、各教育委員会は、KPI達成度合いをデジタルデータで図るためのエビデンスの取得と、教職員や児童学生をサイバー攻撃から守るセキュリティ対策を同時に実現できるようになります。
「Fortinet for NEXT GIGA School」は、端末およびネットワークの可視化ならびにセキュリティ対策において、以下4つのパッケージから構成され、単独での導入あるいは複数パッケージを統合しての導入も可能です。フォーティネットの国内パートナーを通じて提供されます。
2. 学校ネットワークの改善
従来の学校ネットワークの大きな課題として、インターネット接続の遅さが挙げられており、さらに今後デジタル教科書やCBTの導入が進むことで従来より多くのトラフィックが発生すると予想されます。こうした状況の中で、学校ネットワークの改善が大きなテーマとなっています。学校ネットワークの改善のためには、WAN側、LAN側ともにネットワークの状況を可視化して問題点等を把握することが、大切なポイントとなります。また、WANを収容するゲートウェイ装置や無線LANアクセスポイント等について、適切な機器を選定することも重要となります。 a) ネットワーク帯域の可視化パッケージ
b) 無線LANパッケージ