導入背景
『龍宮城スパホテル三日月』は、全253室の本館「龍宮亭」と全219室の別館「富士見亭」からなる宿泊棟2棟と日帰り利用も可能なスパ棟に加え、プールや宴会場、遊技場などを備えた大型複合リゾート施設です。主に大型連休や夏休み期間などの繁忙期には、閑散期と比較し約3倍の平均約3,000人が来館するなど、非常に多くの宿泊者や日帰りのスパ利用者が訪れます。そのため、繁忙期はスタッフの人手不足が顕著になりますが、一方で閑散期含めた人員配置も課題であり、業務省力化と人手不足解消に貢献するチェックインシステムや自動精算機の導入を検討されていました。
当社は、1992年に温浴精算機、1998年にフロント精算機の提供開始以降、温浴施設や宿泊施設の業務を効率化し、利便性の向上を支援するソリューションを提供しています。また、スパ・ホテルの複合リゾート施設への導入実績もあり、それらをご評価いただき今回の導入に至りました。
『KIOSK』、『FIT-A』の導入により、従来スタッフが人手で行っていた受付や会計作業を自動化できるので業務省力化、人手不足解消のほか、利用者のチェックイン・アウトおよび精算時の混雑緩和が期待できます。
導入概要
『KIOSK』、『FIT-A』の導入に際し、ホテルエンジニアリング企業である株式会社タップ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:吉田 亮一)が提供する「宿泊・温浴の基幹システム」と連携しました。これにより、『龍宮城スパホテル三日月』のオペレーションに沿った形で、宿泊棟・スパ棟でのQRリストバンド運用、管理が可能になりました。スパ棟・お祭りランドのゲート入退館や、売店・飲食店利用時に発生する追加費用の管理にQRリストバンドを使用します。
導入製品
◆宿泊施設向けセルフチェックインシステム『KIOSK』
https://almex.jp/hs/products/adjustment/kiosk.html
『家具組込型KIOSK』、『テーブルトップ型KIOSK』
利用シーン:
宿泊者のチェックイン・アウトにて利用
導入台数:
7台(『家具組込型KIOSK』2台・『テーブルトップ型KIOSK』5台)
製品特長:
チェックイン手続き、ルームカードキー発行、精算までワンストップで対応可能な宿泊施設向けセルフチェックインシステムです。家具組込型はフロントカウンターなどホテルの製作家具
※1に各種機器を組み込むことができるので、ホテルの内装の雰囲気に調和させることができ、テーブルトップ型はクレジット専用の省スペースタイプでフロントカウンターに設置可能です。
導入ポイント:
今回の導入では、『KIOSK』にてチェックイン手続きを行う際、ルームカードキーの発行に加えQRリストバンドの発行と夕朝食時間の選択、ホテルの館内インフォメーションを表示する機能を追加しました。チェックアウトの際は、ルームカードキーを『KIOSK』に挿入し宿泊費用とともに追加費用を精算します
※2。
◆温浴施設専用自動精算機『FIT-A』
https://almex.jp/mcs/products/onyoku.html
『FIT-A』
利用シーン:
スパ利用者の退館時における精算にて利用
導入台数:
5台
製品特長:
フルキャッシュレス機能が標準搭載されており、薄型で設置場所を選ばない温浴施設専用自動精算機です。5種類のカラーから選択可能で、決済デバイスをはじめ各種読み取りデバイス、3インチレシートプリンターを標準装備
※3しています。
導入ポイント:
今回の導入では、スパ利用者で追加費用が発生した場合、退館時QRリストバンドを『FIT-A』にかざして精算します
※2。決済は現金、クレジットカード、QRコードに対応しています。
※1 当社では家具の提供販売は行っておりません。
※2 館内の一部施設(ゲームセンター・自動販売機)では利用時にその場で支払いが必要です。
※3 オプションで4インチ明細プリンターも搭載可能です。
『龍宮城スパホテル三日月』とは
千葉県木更津市に位置する絶景温泉の大型複合リゾート施設です。温泉施設、スパ棟では、東京湾を一望できる男女浴槽で60種類以上の湯殿とジャグジーバスやハーブ湯など趣向の異なるさまざまな風呂を完備。また、全天候型屋内温水プールでゆったりとした時間を過ごせます。ホテル本館「龍宮亭」は全室、部屋から東京湾が一望できるのが特長です。
公式サイト:https://www.mikazuki.co.jp/