【産学共同】安全管理に関するガイドラインへの対策と医療機関が抱えるITの課題に向け、順天堂医院とタッグを組んだ検証を実施!- ネットワーク全体の堅牢性を高める「AMF Plus」の有効性を確認 -

アライドテレシス株式会社(本社 東京都品川区、代表取締役社長 サチエ オオシマ)は、順天堂大学医学部附属順天堂医院(東京都文京区、院長 桑鶴 良平)の協力のもと、当社製品およびソリューションを用いて、厚生労働省の医療情報システムの安全管理に関するガイドライン(以下、厚労省ガイドライン)に向けた実証実験を行い、その有効性を実地で確認したことを発表いたします。
なお、本検証に関する記事を当社ホームページに公開しました。
▶ 順天堂大学医学部附属順天堂医院様との産学共同検証:https://www.allied-telesis.co.jp/case-list/juntendo-hosp_amf-p/


医療機関の診療業務に影響を与えるサイバー攻撃への対策強化や医療システムの安全管理の向上を目的に、厚労省ガイドラインが第6.0版に改定されました。ガイドラインの全体的な構成が見直され、具体的にはゼロトラストのセキュリティアプローチや非常時の対応策が含まれています。特に、ITインフラの観点では「セキュリティ対策」や「システム運用」「情報管理」に関して強化が求められています。
加えて、医療機関では多くの場合、部門間の情報共有が困難であり、資産の管理が適切に行えないこと、デバイスの管理・発見・認証、ネットワークの監視やシステムがライセンスごとに分かれており、効率的に全体を最適化した形での管理に課題を抱えています。

このような背景をもとに、アライドテレシスは、ガイドラインで求められる対策に対し、当社製品およびソリューションが有効であるかどうかを確認する検証を行いました。本検証は、日頃よりITの活用に注力し、医療DXの推進も進めている順天堂大学医学部附属順天堂医院(以下、順天堂医院)協力のもと、順天堂医院の環境内で実施しました。

■ 医療DXに積極的に取り組む順天堂大学とアライドテレシスの産学共同検証
母体となる順天堂大学は「不断前進」を理念に掲げ、差別のない教育環境「三無主義」を実践しています。9学部、5研究科、6つの附属病院を有し、国際レベルで教育、研究、医療、リベラルアーツを通じた社会貢献と人材育成に取り組んでいる健康総合大学です。昨今では、医療DXの推進にも力を入れ、特にメタバース技術を活用したバーチャルホスピタルの構築など、先進的な取り組みを行っています。
一方、アライドテレシスは長年にわたり医療機関のネットワークインフラの構築に携わってきました。そして、これまでの順天堂医院におけるネットワークインフラ強化の実績を踏まえ、2022年から始まった「次世代病院IoTネットワーク共同研究講座」のスピンオフ実験として、当社が開発を続ける「AMF Plus」の特長である「デジタル台帳のエージェントレス実現」「ネットワークエッジの安全性と健全性の強化」「インフラ全体の俯瞰的な監視」、この3つの観点から、特に医療情報システム安全管理ガイドラインの対策、および医療機関が抱える課題に向けた有効性を実地で検証しました。

■ 検証内容と結果
実証実験は順天堂医院から提供された特定フロアで検証用機器を利用し、以下の内容を実施しました。
① 端末検出機能の有効化と自動検出
AMF Plusの端末検出機能を有効化し、接続されている管理端末、および管理外端末も含めた最大150台の機器の自動検出を約30秒で実現できることを確認。
② デジタル資産管理台帳をエージェントレスで自動生成
自動検出した機器の資産管理として、デジタル台帳の自動生成と日々の更新がエージェントレスで実現可能なことを確認。
③ 資産管理台帳とセキュリティポリシーの連動
院内のネットワークおよびシステムを未認証・誤接続端末から守る手法として、自動生成されたデジタル資産管理台帳を活用したセキュリティポリシーの連動・設定を確認。なお、未確認状態の端末をGUI上で接続を許可または拒否できることを確認。
④ リアルタイム監視とステータス表示
GUI上から選択できるダッシュボードにおいて機器のリアルタイムな状態監視や過去に遡ってステータスが表示できることを確認。また、過去に遡った場合に設定前後の差分が明確化されることも確認。
⑤ ITインフラ全体の俯瞰的な監視
アライドテレシスの機器だけでなく、SNMP対応のサーバーやストレージ、IT機器、医療機器も含めた自動検出と俯瞰的な監視が可能であることを確認。

この検証により、院内ネットワーク全体の品質の定期的な管理やセキュリティの強化、その手法と監視体制を確立できることを確認し、厚労省ガイドライン第6.0版が示す「セキュリティ対策」や「システム運用」「情報管理」に有用であることを確認しました。

【産学共同検証に携わった方々からのお声】
藤林 和俊准教授(革新的医療技術開発研究センター)
通常目に見えないものですので、それが視覚化されることがこれほど便利なものなのかと感じました。ある程度スクリーニングができることは大事で、全ての端末を同じ人が監視するのは物理的に難しいので、優先度が付けられるような形で運用側に情報がフィードバックされるAMF Plusの仕組みはよく考えられていると思いました。
私たちの研究は基本的にネットワークを利用した管理方法が共通していますので、親和性があると思います。これからの共同研究を通じて、どう連携していくかの具体的な計画を固めていく予定です。現在はWi-Fiを使った資産管理の実験を進めていると聞いており、その結果AMF Plusの情報もより充実すると思いますので、管理者の負担を軽減するために、優先順位を機械学習で見極める必要がありますし、自動化する必要もあるでしょう。そうした取り組みの進展を大いに期待しています。

杉村 雅文次長(順天堂大学 情報センター本部 本郷地区情報センター)
AMF Plusによりネットワーク上の機器が全て可視化できました。ネットワーク機器だけでなく端末などもネットワーク上にあるものが可視化できることで、管理の負担軽減、効率化が進む効果があると思います。

▶ 導入事例の内容はこちらよりご覧いただけます。https://www.allied-telesis.co.jp/case-list/juntendo-hosp_amf-p/

■ 順天堂大学医学部附属順天堂医院 について
1838(天保9)年、学祖・佐藤泰然が江戸・薬研堀(現在の東京都中央区東日本橋)に設立したオランダ医学塾・和田塾に端を発し、今につながる日本最古の西洋医学塾。

所在地:東京都文京区本郷3丁目1番3号
開設:1838年
院長:桑鶴 良平
病床数:1,051床(一般:1,036床、精神:15床)
https://hosp.juntendo.ac.jp/

■ AMF Plus について
AMF Plusは、ネットワークに接続されるあらゆるIT/OT資産の管理を強化し、適切なセキュリティ対策を適用することでネットワーク全体の堅牢性を高めるソリューションです。さらに、潜在的なトラブルを事前に検知することで予防・保全を可能とし、これらを活かしてITインフラ全体の運用の質を向上させることも可能です。加えて、AMF PlusはネットワークマネージメントソフトウェアであるAT-Vista Manager EXと連携し活用することで、有線/無線、LAN/WANの状態などをグラフィカルなGUI上に表示し、ITインフラ全体が直感的に分かりやすいアイコンや画像で可視化され、高品質な運用管理を支援します。
▶ AMF Plusの詳しい情報はコチラ https://www.allied-telesis.co.jp/it-infra/solution/manage/amf-p/
▶ AT-Vista Manager EX の詳しい情報はコチラ https://www.allied-telesis.co.jp/it-infra/solution/manage/vista/

■ 日経メディカル Onlineに掲載
本事例は日経メディカルOnlineに記事広告として掲載されました。ぜひ、こちらもご覧ください。
● 記事タイトル『厚労省ガイドライン対応、医療DX推進のために院内のすべての機器の統合管理をめざす』(記事広告 2024年7月5日公開)
https://medical.nikkeibp.co.jp/all/special2/SF202360419/

アライドテレシスは、今後も医療現場のお客様の快適なITインフラと環境づくりに寄与できるよう、様々な検証や開発を継続し、ニーズに適った製品やソリューション、サービスの提供を進めてまいります。

注)記載事項は2024年7月現在の内容です。最新の情報は当社ホームページをご覧ください。
注)記載されている商品またはサービスの名称等はアライドテレシスホールディングス株式会社、アライドテレシス株式会社およびグループ各社、ならびに第三者や各社の商標または登録商標です。



<<製品に関するお問合せ先>>
TEL:info@allied-telesis.co.jp
URL:https://www.allied-telesis.co.jp

<< ニュースリリースに対するお問合せ先>>
アライドテレシス株式会社 マーケティングコミュニケーション部
E-mail: pr_mktg@allied-telesis.co.jp
TEL:03-5437-6042 URL:https://www.allied-telesis.co.jp
アライドテレシス株式会社 東京都品川区西五反田7-21-11第2TOCビル

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この企業の情報

組織名
アライドテレシスホールディングス株式会社
ホームページ
http://www.at-global.com/
代表者
サチエ オオシマ
資本金
1,001,900 万円
上場
東証スタンダード
所在地
〒141-0031 東京都品川区西五反田7-21-11 第2TOC ビル
連絡先
03-5437-6000

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