AnsysとTSMC、光学とフォトニクスのためのマルチフィジックスプラットフォームを実現、AI、HPCシリコンシステムのニーズに対応

TSMCのCoupeシリコンフォトニクスプラットフォームでの協業により、クラウド、データセンター、HPC、AIチップ向けのチップ間およびマシン間通信が劇的に高速化

主なハイライト
  • AnsysとTSMCは、人工知能(AI)、データセンター、Cloud、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)チップの設計課題に対応する高忠実度のマルチフィジックスソリューションを提供
  • この協業は、半導体、熱、電磁界、フォトニクス、光学など、幅広いAnsysのマルチフィジックスシミュレーションソリューションに対応
Ansys (NASDAQ: ANSS) は本日、TSMCのCompact Universal Photonic Engines(COUPE)向けマルチフィジックスソフトウェアに関するTSMCとの協業を発表しました。COUPEは、最先端のSilicon Photonics(SiPh)集積システムとCo-Packaged Opticsプラットフォームであり、チップ間通信やマシン間通信を大幅に高速化しながら、カップリングロスを軽減します。
関連リンク:http://www.ansys.com/ja-jp/

TSMC COUPEは、Synopsysの3DIC Compiler統合プラットフォームと統合されたAnsysのマルチフィジックスソリューションとともに、AI、データセンター、クラウド、HPC通信アプリケーション向けの次世代シリコンフォトニクスおよびCo-Packaged Opticsの設計を可能にします。これは、ファイバーとチップの結合、電子光統合チップ設計、パワーインテグリティ検証、高周波電磁界解析、重要な熱管理など、複数の分野にまたがっています。

TSMC COUPEは、複数の電気ICとフォトニックICおよび光ファイバー接続を1つのパッケージに統合しています。この中には、光入出力シミュレーション向けAnsys ZemaxTM、フォトニックシミュレーション向けAnsys Lumerical™、マルチダイパワーインテグリティサインオフ向けのAnsys RedHawk-SC™とAnsys Totem™、ダイ間の高周波電磁界解析をモデル化するAnsys RaptorX™、マルチダイヘテロジニアスシステムの重要な熱管理向けAnsys RedHawk-SC Electrothermal™が含まれます。さらにLumericalは、TSMCのModeling Interface(TMI)とシームレスに動作し、TSMCのProcess Design Kit(PDK)と共同設計された、電子光回路シミュレーション向けカスタムVerilog-Aモデルを提供します。
関連リンク:
Ansys ZemaxTM:https://www.ansys.com/ja-jp/products/optics/ansys-zemax-opticstudio
Ansys Lumerical™:https://www.ansys.com/ja-jp/products/optics/multiphysics
Ansys RedHawk-SC™:https://www.ansys.com/ja-jp/products/semiconductors/ansys-redhawk-sc
Ansys Totem™:https://www.ansys.com/ja-jp/products/semiconductors/ansys-totem
Ansys RaptorX™:https://www.ansys.com/ja-jp/products/semiconductors/ansys-raptorh
Ansys RedHawk-SC Electrothermal™:https://www.ansys.com/products/semiconductors/ansys-redhawk-sc-electrothermal


【上図】TSMCのCOUPEは、電子回路やフォトニック回路を光ファイバーに接続するための標準化された方法を提供し、幅広いデータ通信アプリケーションのニーズに応えます。COUPEの情報フローと熱挙動はAnsysのマルチフィジックス製品でシミュレーションできます。

TSMCの設計インフラ管理部門の責任者であるDan Kochpatcharin氏は、次のように述べています。
「優れたシリコンフォトニクス集積システムを提供することで、エネルギー効率とコンピューティング性能の両方の重要な問題に対処し、AIブームに伴うデータ伝送の爆発的な増加をサポートできます。当社は、AnsysのようなOpen Innovation Platform®(OIP)パートナーと緊密に連携し、この画期的な技術における設計上の課題に対するソリューションをお客様に提供することで、お客様の設計が新たなレベルの性能とエネルギー効率を達成できるようにしています」

AnsysのVice President and General Manager of the Semiconductor, Electronics, and Optics Business UnitであるJohn Leeは、次のように述べています。
「TSMCのCOUPEテクノロジーに対応したAnsysのマルチフィジックスプラットフォームは、あらゆるニーズに最適なソリューションを提供する、最も包括的なマルチフィジックスポートフォリオの提供に注力していることを明確に示しています。Ansysは、統合化マルチフィジックスシミュレーションソリューションとプラットフォームの深く広範なポートフォリオを提供するリーダーです。TSMCとAnsysは協力して、技術革新の次の波を実現します」


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※本プレスリリースは、米Ansys Inc.が2024年4月24日(現地時間)に発表したリリースの抄訳です。原文は、https://www.ansys.com/news-center/press-releases/4-24-24-ansys-collaborates-with-tsmc-coupe-on-multiphysics をご参照ください。

Ansys、ならびにANSYS, Inc.のすべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、ロゴ、標語は、米国およびその他の国におけるANSYS, Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他すべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。

Ansysについて
当社のミッション:人類の進歩を促進するイノベーションに力を

Ansysのシミュレーションは、ビジョナリーカンパニーが世界を変える革新的アイデアを、設計から現実のものにするために活用されています。50年以上にわたり、Ansysのソフトウェアは、様々な業界のイノベーターがシミュレーションの予測能力を活用して、限界を越えることを可能にしてきました。持続可能な輸送手段から高度な半導体まで、衛星システムから救命医療機器まで、Ansysは人類の進歩における次なる大きな飛躍の原動力となります。

ANSS-T

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この企業の情報

組織名
アンシス・ジャパン株式会社
ホームページ
https://www.ansys.com/ja-jp
代表者
田中 悟
資本金
1,000 万円
上場
海外市場
所在地
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-10-1日土地西新宿ビル18階
連絡先
03-5324-7301

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