- 先日発表されたばかりの新型アストンマーティンVantageが、フォーミュラ1®の公式FIAセーフティカーとして先陣を切る
- スリリングなモデルであるVantageがフォーミュラ1® STC サウジアラビア グランプリ 2024で公式FIAセーフティカーとしてデビュー、DBX707は引き続きフォーミュラ1®公式FIAメディカルカーを務める
- 特別仕様のアストンマーティンが、フォーミュラ1®でこの安全に不可欠な役割を果たすのは、今シーズンで4度目となる
2024年3月5日、ゲイドン(英国):
アストンマーティンは2024年、これまで以上にドライバーにフォーカスしたVantageで、フォーミュラ1®グリッドの最前線に革新をもたらします。世界のグランプリ™サーキットでモータースポーツの最高峰をリードするに相応しく、完璧にチューニングされ、特別に装備された新型Vantageは、F1®の公式FIAセーフティカーとして躍り出ます。
ハイパフォーマンスなVantage特別仕様車は、今週末に開催されるフォーミュラ1® STC サウジアラビア グランプリ 2024のフォーメーションラップで全20台のF1®マシンを先導した後、ピットレーン出口で待機します。そして、安全上の必要がある場合にはコースに出て、F1®レースのペースをコントロールする役目を果たします。
Vantage GT3レーサーとAMR24 F1®チャレンジャーという 「スピードのブラザーズ」とともに3週間前に発表されたばかりの新型Vantageは、純粋なパフォーマンスを讃える正真正銘のモデルであり、最大の自信をもって最高のスリルを提供するために設計されており、アストンマーティンの111年の歴史の中で最もダイナミックな時期を完璧に反映しています。
アストンマーティンのグローバルチーフブランド&コマーシャルオフィサーであるマルコ・マティアッチは、次のように述べています。「Vantageは、アストンマーティンブランドの真髄です。これまでで最も速く、最もドライバーにフォーカスしたVantageが、権威あるFIAフォーミュラ1世界選手権™でこのような重要な役割を担うことは、私たちにとって大きな誇りです。ブランド認知度という点で、F1®に匹敵するほどグローバルでエネルギッシュなスポーツシリーズは他にありません。F1というスポーツとアストンマーティンとの自然な相乗効果により、レースファンは、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームによるAMR24のサーキット走行だけでなく、当社の最もエキサイティングなパフォーマンスモデルであるVantageと、既に高い評価を受けているDBX707の2台もサーキットで見ることができます。」
ハンドビルドされた強力な4.0ツインターボV8エンジンを搭載した新型Vantageは、この種のエンジンでは最速であり、従来モデルよりも30%パワーが向上しているため、Vantageセーフティカーは常に素早く飛び出すことができます。公道走行可能な新型Vantageの性能はこのようにすでに高いため、FIAセーフティカーとしての役割を果たすためのエンジンのアップグレードや冷却システムの変更、またブレーキ性能のアップグレードなどは必要ありませんでした。この役割のために生まれたクルマと言っても過言ではありません。
FIAセーフティカードライバーのベルント・マイレンダーは次のようにコメントしています。「アストンマーティンVantageを運転でき、うれしく思っています。このクルマは素晴らしい血統を受け継いでおり、中でもこの最新モデルはこれまでで最速です。第一印象では、ハンドリングの向上とパワーの向上がすぐに感じられ、とても好感が持てました。私たちはコース上への出動要請に迅速かつ安全に対応できるよう、高速で特化したマシンを必要としており、Vantageはこういった性能をしっかりと備えています。私は過去3シーズンにわたりVantageのドライビングを楽しんできましたが、今回、新型Vantageをいち早く運転し、世界最高峰のサーキットでそのパフォーマンスを存分に体験できることを幸せに思っています。」
アストンマーティンのポートフォリオの中で最もスポーティなモデルである新型Vantageは、厳しいプロセスを経て、F1®の公式FIAセーフティカーに選ばれました。サーキットで最大限のアタックを可能にするため、このユニークなマシンは床下のエアロダイナミクスをさらに追加・改良し、フロントスプリッターを延長してプロファイル化しました。また、ダウンフォースを強化するために、ビスポークによる特別なポジションに新しいリアウイングが取り付けられ、チューニング済みのガーニーフラップが装着されています。さらに、急速に冷却されるタイヤを装着したF1®マシンの先頭を走る際には、1ミリ秒のパフォーマンス向上が重要となるため、FIAライトバーには、新しいエアロプロファイリングも施されました。
Vantageセーフティカーの車内には、ドライバーと同乗者がそれぞれの役割を果たすためのシステムが多数搭載されています。市販車のシートはポールポジションシートに変更され、FIAセーフティカーのドライバーであるベルント・マイレンダーと同乗者が、高速でサーキットを走行する際も、しっかりと座席に固定されるようになっています。ビスポークのセンターコンソールには、FIAのシステムを操作するためのスイッチ類が装備されているほか、ライブのラップタイム、全マシンのコース上の位置、そしてリアビューカメラを表示するスクリーンも設置されています。機能的とはいえ、セーフティカーがアストンマーティンであることに変わりはありません。ブランドのレーシングカラーにちなんで、インテリアは独自のライムエッセンスのトリムで仕上げられています。
アストンマーティンのグループ最高技術責任者であるロベルト・フェデリは、次のように述べています。「Vantageに込められたすべての思い、すべてのアイデア、すべてのテクノロジー、そしてデザイナーによる創造のすべてが、F1®ファンの皆様にお楽しみいただけるようになりました。この新型モデルはすでに、これまでで最も速く、最もドライバーにフォーカスしたVantageであり、この特別な役割に最適なクルマです。今回F1®の公式FIAセーフティカー向けに仕様を変更する際、FIAの装備を追加する作業だけで済みました。もちろん、サーキットをアタックし、最新のウルトラ・ラグジュアリーなハイパフォーマンス・カーの能力を発揮できるよう、ロードカーにはないエアロも追加されています。」
VantageセーフティカーとDBX707メディカルカーは、今週末に開催されるフォーミュラ1® STC サウジアラビア グランプリで2024年のデビューを飾る予定です。例年通り 、Vantage、DBX707ともに、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームのマシンと同じ、アストンマーティン・レーシンググリーンをまとっています。
安全がこれほどスリリングに見えたことはないでしょう。
こちらのプレスリリースに関する素材は、下記よりダウンロード可能です。
https://we.tl/t-UCwAeGtYTS
アストンマーティン・ラゴンダについて:
アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。
ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、DBS、DBXに加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サスティナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、アストンマーティン初の世界でもっともスリリングで魅力的なハイパフォーマンス・バッテリー式電気自動車の2025年発売を目指しています。
英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界56か国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。
ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。
2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。