Mendix、公益事業向けソリューションをローコードで世界と競う「Low-Code for Good」ハッカソンを初開催  ~64か国、1,200人以上の開発者が参加~

  • 10:00

・世界最大のローコード・ハッカソン「MxHacks 2022」、9月23~24日に4つの都市(ボストン、ロンドン、ロッテルダム、シンガポール)とリモートで開催
・1,200人以上の開発者がオンラインと会場に集結、公正な社会への進化を目指してソリューションを創造


シーメンスの傘下で、最先端エンタープライズアプリケーション開発のグローバルリーダーであるMendix(本社:オランダ ロッテルダム/CEO:ティム・スロック)は、世界最大のローコード・ハッカソン、「MxHacks 2022: Low-Code for Good」を初開催しました。このグローバル・イベントには、オンラインと会場、合わせて64か国、1,200人以上の開発者が参加、教育へのアクセス、移住先環境への適応、安全な住居の確保、生活再建への支援を求める人々を支えるソリューションの構築を目指して終結しました。

(日本語版補注)Mendixでは、世界中の社会貢献活動を支援し、世界にポジティブな影響を与えたいと願う人々とひとつになって参加できるコミュニティ、プラットフォーム、リソースを創り出していくことを目指す「Mendix Low Code for Goodプログラム」の展開を予定しています。「MxHacks 2022」はこの一環として初開催されたもので、短期間の募集にも関わらず、64か国、1,200名以上の開発者が参加し、一般の企業、団体に限らず、既にローコードによる開発が世界中できわめて広く活発に展開されていることが予想以上に明らかになりました。次回以降、一層多様な国や地域から容易に参加できるよう展開していきます。

「MxHacks 2022」では、各開催地域で厳選された以下の3つの非営利団体が現在実際に取り組んでいるミッションや課題について、そのサービスや手続き、事務処理等を極めて強力にサポートし、支援を受ける側に直接プラスの影響を与えるソリューションであることを出場資格とし、参加者を募りました。
  • Project Alianza(北南米)は、テクノロジーと既存のコミュニティ・ネットワークを活用し、中米の農村に暮らす学齢期の子どもたちの教育ギャップ解消を目指す団体です。
    https://www.projectalianza.org/
  • The Welcome App Foundation (欧州中東アフリカ)は、オランダへの新たな移住者たちが安心して生活できるようにサポートしています。
    https://www.welcomeapp.nl/en/
  • New Hope Community Services(アジア太平洋)は、シンガポールのホームレスの撲滅を目指し、シェルターの提供や就労支援をはじめとする多くのプログラムを提供する団体です。
    https://www.newhopecs.org.sg/
本戦ではハッカーたちが、わずか36時間のコーディングで90以上のソリューションを作成しました。50名以上の審査員が、ビジネス価値、独創性、ユーザー・エクスペリエンス、イノベーション、ソリューションの完成度などを評価して勝者を決定しました。これらのソリューションは、ローコードが世界を変え、より公正な場所にする力を持っていることを証明しました。

ハッカソン勝者ソリューションの概要
「MxHacks 2022」は、ローコード・テクノロジーが誰にでも使える、生活の向上に役立つ手段を開発者が創造、学習、紹介し、その情熱を共有する機会となりました。

欧州中東アフリカ地域(EMEA)
EMEAから参加した開発者は、移民が移住先の国に溶け込めるように、移民とプロバイダー、企業、自治体、地元の人々が連携したワンストップ・ショップとしての活動から変化を目指すWelcome App Foundationという組織から課題を与えられました。参加者に与えられた課題は、特に、ここぞという緊急時に、ローコード・ソリューションを利用して、さまざまなグループの特定のニーズに、素早く、効果的に対応する手段の提供でした。

EMEA地域の勝者となったAuraQ(https://www.auraq.com/)が構築したアプリ「Hacky Sacks」は、同じ関心を持ちながら共通の言語を持たない人々のコミュニティを構築、サポートすることを基本にWelcome Appのソリューションの改善版でした。彼らは、アニメーションの活用等により強い印象を与えたUXを含む、多くの独創的な特徴を持つソリューションを提案しました。「Hacky Sacks」は、現行のWelcome Appプラットフォームに採用されているゲーミフィケーションに触発され、それをより楽しいものにすることを考えたのです。そんなチームの熱意は、審査員にも伝わったようでした。

Welcome App Foundationのディレクター兼創設者であるジュリアス・ワイセ(Julius Weise)氏は、彼らが選んだ勝者について次のように述べています。「忘れられない週末となりました。人々とアイデアを結びつける力を目の当たりにし、本当に感動しました。『Hacky Sacks』は、驚くべき技術力とUXスキルの高さを示しました。熱意ある開発者とローコードの組み合わせが生み出す力は、見ているだけで感動的です。このアイデアを1日も早く前進させ、欧州の何万人もの難民の環境改善に適用できればと思います」

南北アメリカ地域
北南米地域の開発者たちはProject Alianza向けのソリューションに取り組みました。設定された目標は、各家庭の教育への関与を高め、子どもたちが家にいる間、仕事をしている間にも学ぶことを可能にする革新的なローコード・ソリューションを見つけることでした。

北南米地域の勝者となったBrook Trout Partners(http://www.brooktroutpartners.com/)とBain & Company(https://www.bain.com/)の「Mendix Without Borders」は、ユーザー・エクスペリエンスを重視したProject Alianzaの児童ファーストのモバイル・アプリの開発に取り組みました。このアプリは、教育組織、教育者、児童の間に有機的なつながりを提供することを念頭に設計され、教育リソースへのアクセスや、児童の興味を引きつけるゲームや課題を提供します。

Project AlianzaのCEO兼創設者であるクリスティン・ファン・ビューズム(Kristin Van Busum)氏は、北南米の勝者について次のように述べています。「勝者の選定は簡単ではありませんでしたが、『Mendix Without Borders』は使用する子どもたちや教育スタッフにとって簡単で便利なアプリを提案してくれました。このアプリが我々教師のネットワークで利用できれば、教育現場に居ながらアイデアやその結果を共有することができます。都市から離れ、地方で独立して活動する我々にとって、限られた繋がりの中で連携を深めることは、効率的で軽快な活動を実践するためにも大変重要なことです。素晴らしい提案だと思いました」

アジア太平洋地域(APAC)
APAC地域では、開発者たちは人種、宗教、バックグラウンドに関わらず、移住や困難を強いられた人々に支援を提供する団体、New Hope Community Servicesが求めるソリューションに取り組みました。NHCSが目指しているのは、生活向上を求める人々を支援することです。今回目標としたのは、手作業で行っていた手続き手順をアプリで対応できるようにして、プロセスを簡単、スムーズにすることでした。革新的なローコード・ソリューションで、関心事項の登録から支援プログラムに対する最終フィードバックと評価に至るまでのデータ収集をデジタル化することが求められていました。




APAC地域の勝者となったOrangeleaf Consulting (https://www.orangeleaf.com.my/)の「Orangeleaf」は、NHCSの組織内外で利用できるシンプルなアプリを作成しました。それは、彼らの全サービスのデジタル基盤となり得るものでした。支援に奔走する人々には、組織が保有するデータの可視性を赤目、支援を必要とする人々には、組織が提供するアクティビティやプログラムに容易にアクセスできるようにしました。このアプリを発展させれば、NHCSは将来的に、ボランティアの管理、手作り品を出品できるマーケットプレイス、WhatsAppの統合なども行えるようになります。

NHCSのCEO兼創設者であるアンドリュー・クー(Andrew Khoo)氏は、勝者について次のように述べています。「参加者の中で、Orangeleafのソリューションは抜きん出て秀逸でした。彼らは、アプリのユニークなルック・アンド・フィールに加え、NHCSのチーム・メンバーが利用者たちと実際に繋がり、彼らが将来的にボランティアになりたいと考える動機付けとそこに向けての育成にも役立つ機能を考え出しました。これは、一般のソーシャル・ワーカーがいつも実現を目指している重要なネクストステップの1つです。彼らは、明らかに我々の組織について詳しく調べていました。自分たちのユースケースにその情報を反映させているのでしょう」

MendixのCEOであるティム・スロック(Tim Srock)は次のように述べています。「世界中から開発者が集まり、互いの経験を交換し、競い合い、社会に有意義な変化をもたらしました。Mendixコミュニティがローコードの可能性を世界と共有し、誰かの人生を変える可能性のあるソリューションを生み出したのは驚きでした。『MxHacks 2022』で体感した熱量は忘れられません。次回は、もっと大きなイベントにしたいと思います」

各勝者、およびその他参加者のソリューションと動画は、こちらでご覧いただけます。https://mxhacks.mendixcloud.com/ (アクセスには、ご自身のMendixアカウントが必要です)

本ハッカソンの詳細:https://www.mendix.com/ja/mxhacks/
以下のプレスリリース(英文)も併せご参照ください。

https://www.mendix.com/press/mendix-launches-global-low-code-for-good-hackathon-to-deliver-transformative-solutions-for-nonprofits/

Mendix Platform の詳細:https://www.mendix.com/ja/platform/
価格と提供開始予定:https://www.mendix.com/ja/pricing/

Mendixとつながるには
● Twitter: https://twitter.com/MendixJ
● LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/mendix-japan/
● お問い合わせフォーム:https://www.mendix.com/ja/contact-us/
● メールでのお問い合わせ窓口:mailto:dis_jpmarketing@mendix.com 


※本プレスリリースは Mendix, a Siemens businessが 米ボストンで2022年10月11日(現地時間)に発表したプレスリリースの翻訳に 日本向け情報を追加したものです。原文は以下URLよりご参照下さい。
https://www.mendix.com/press/over-1200-developers-from-64-countries-gathered-for-worlds-first-mendix-low-code-for-good-hackathon/



Mendixについて


デジタルファーストの世界では、顧客ニーズは予測され、ツールは業務効率を大きく高め、エンタープライズはデジタルトランスフォーメーション実行しないと生き残れないと信じられています。 そんな世界に向かうエンタープライズにとって、シーメンスの事業部門、Mendixは、改革を進めるエンジンになろうとしています。その先進のローコードプラットフォームと幅広いエコシステムは、最先端のテクノロジーを相互に結び付け、エンゲージメントの向上、業務の合理化、ITの効率化を実現するソリューションをサポートします。Mendixは、抽象化、自動化、クラウド、コラボレーションの4つの柱で、開発者の生産性を劇的に向上させます。Mendixのコラボレーション機能と直感的なビジュアルインターフェイスは、技術者ではない「市民」が開発者となって、それぞれの得意領域の知識からアプリケーションを作成できるようにします。Mendixのプラットフォームは、クラウドネイティブであり、オープンで拡張性が高く、アジャイルで実績も豊富です。アナリストからもリーダーとして、また時代を先取りするビジョナリーとして評価されています。人工知能、拡張現実、インテリジェントオートメーション、ネイティブモバイルなどを支える、Mendixはデジタルファースト・エンタープライズのバックボーンです。Mendixエンタープライズ・ローコードプラットフォームは、46か国の4,000以上の先進企業に採用されています。
以 上
本件に関するお問合わせ先
シーメンス株式会社シニアマーケティングマネージャー 東田
Email: dis_jpmarketing@mendix.com

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この企業の情報

組織名
Mendix
ホームページ
https://www.mendix.com/ja/
代表者
レイモンド コック
資本金
0 万円
上場
非上場
所在地
〒151-8583 東京都渋谷区代々木小田急サザンタワー9F
連絡先
03-5354-6700

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