聖心女子大学（東京都渋谷区）では2022年度、学生提案型授業「フードロス問題について学ぶ／フードロス問題を自分ゴト化できる」（企画・運営：一般社団法人Intellectual Innovations）を全14回で開講する。これは、サステナビリティをキーワードに活動する同大の学生活動団体「Earth in Mind」の発案を受けて行われるもの。フードロス問題に携わるゲストスピーカーを招いた授業も予定されており、一部はオンラインで一般公開される。




　聖心女子大学では学生の自主的・自律的な学びを支援するため、2015年度より学生提案型授業制度を導入。これまで学生からの提案を受け、難民支援やマイノリティ理解、まんが文化などをテーマに授業を開講してきた。

　2022年度は「フードロス問題について学ぶ／フードロス問題を自分ゴト化できる」（全14回）を開講する。
　これは、サステナビリティをキーワードに活動する同大の学生活動団体「Earth in Mind」の発案を受けて行われるもので、学生からの呼びかけに応じた一般社団法人Intellectual Innovationsおよび株式会社クラダシの協力のもとで授業を実施。池尾健氏（立教大学観光研究所特任研究員）を授業担当者とし、愛知工業大学の小林富雄教授や東京農業大学の野々村真希助教らフードロス問題に携わるゲストスピーカーを招き、より主体的で実践的な学びの機会を提供する。
　学生自らワークショップを行い、その実施を通してフードロス問題を自分ゴトとして捉えることを目標としており、優秀な成績を納めた学生は株式会社クラダシが実施する社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」に参加する機会が与えられる。
　なお、一部の授業はオンラインで一般公開する予定で、同大の学生以外でも聴講可。

◆「フードロス問題について学ぶ／フードロス問題を自分ゴト化できる」概要
【授業日時】
　2022年4月21日（木）～7月28日（木）　毎週木曜15:20～17:00開講（全14回）
【授業形式】
　オンライン
【テーマ】
・フードロスに関する問題を自分ゴト化する
・学ぶことで得た知識を自分ゴト化する
・より身近なものとしてフードロス問題を捉える
【授業内容】
1．ガイダンスとイントロダクション
2．フードロスとは、どれだけ環境に影響を及んでいるのか
　ゲスト：小林富雄氏（愛知工業大学 教授）
3．映画「もったいないキッチン」鑑賞
4．食品ロスと教育
　ゲスト：株式会社クラダシ
5．食品ロスはなぜ生まれるのか
　ゲスト：野々村真希氏（東京農業大学 助教）
6．食品ロスと企業
　ゲスト：横尾祐介氏（クックパッド株式会社 コーポレートブランディング部 部長）
7．ワークショップの作り方・計画
　ゲスト：井澤友郭氏（こども国連環境会議推進協会 事務局長）
8．ワークショップ準備1
9．ワークショップ準備2
　フィードバック：井澤友郭氏
10．ワークショップ準備3
11．ワークショップ開催1（収録）40分くらいのWS
12．ワークショップ開催2（収録）
13．ワークショップを行っての振り返り
14．まとめ・振り返り
※一部の講義は一般公開（オンライン）予定。


◆Earth in Mind 学生コメント
「フードロス問題について学ぶことで、学生はもちろん一人でも多くの方に、この問題を ''自分ゴト化'' して欲しい、そういった想いで提案をしました。授業回の前半ではフードロス問題を専門家の方々から体系的に学び、正しい知識を得ることを目標としています。後半では、得た知識をワークショップ等の実施を通してアウトプットすること、それにより知識を整理し、自分ゴト化するきっかけにしてもらうことを目標にしています。フードロス問題について、私たちとぜひ一緒に学びましょう！」

　同大では次年度以降も、学生の提案を受けて時流を踏まえたテーマの授業を開講していく。

（関連記事）
・聖心女子大学の学生団体「Earth in Mind」が気候変動アクション環境大臣表彰でユース・アワードを受賞 -- フードロスゼロ大学を目指す取り組みが評価（2021.12.09）
　https://www.u-presscenter.jp/article/post-47200.html


▼本件に関する問い合わせ先
聖心女子大学 広報・社会連携部　広報課
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住所： 東京都渋谷区広尾4-3-1
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