ゴミもフードロスも出さない日本初のゼロウェイスト小売りを実現

 株式会社寺岡精工(本社:東京都大田区/代表取締役会長 寺岡和治)は、スタートアップの株式会社斗々屋(本社:京都府京都市/代表取締役 梅田温子)と共同で、あらゆる食品のセルフ量り売りを可能にするシステムを開発。7月31日(土)京都市にオープンする日本初のゴミを出さないゼロ・ウェイストスーパー「斗々屋」で稼働させます。

 当社は秤を祖業とする企業、量り売りの普及には積極的に取り組んできましたが、日本では普及が進まず、これまで、量り売り=欧米向けソリューションという位置づけで取り組んできました。
そのような中で出会ったのが斗々屋でした。2020年2月に偶然見つけた小さな新聞記事をみて代々木公園近くの店舗を訪問したところ、そこには秤のプロを自認する我々よりも熱く、まるで宣教師のように量り売りの普及に取り組んでいる若者たちがいました。

 当社は欧米向けの量り売りテクノロジーでは世界最先端を走っています。しかし量り売りの普及はテクノロジーだけでは実現できません。食品生産者とのコラボレーション、地球に優しいことを実践しようという社会運動的な信念と発信力、店舗運営ノウハウなどが不可欠です。斗々屋の活動をみてきて、彼らはこれらの要素を備えていると思いました。新しい技術で量り売りを「再発明」するという当社のミッションを共有できる同士として、一緒にゼロウェイストな小売りを実現したいと考えるに至りました。

■ヨーロッパで鍛えられたセルフ量り売りシステムを日本向けに
 量り売りは欲しいものを欲しいだけ買えて地球にも、人にも優しいはず、しかしこれまでの量り売りは小売り側にも、消費者側にも手間がかかり、パック売りに慣れた消費者が簡単に受け入れられるものではありません。当社はこれらの課題に、ヨーロッパの小売業に鍛えられて開発した新しいテクロノジーを用いたセルフサービススケールで解決を図りました。

・RFIDタグによる持参容器の自動風袋引き
ゴミゼロを実現するにはパッケージフリーで商品を販売することが不可欠、そのために消費者には繰り返し使用できる容器を持参してもらう必要があります。しかしこれらの容器の重さはまちまちです。当社では持参容器の重量(風袋重量)をあらかじめRFIDタグに記録しておくことで持参容器の自動風袋引きを可能にしました。容器を秤に乗せるだけで、容器の重さが自動的に減算されるため、正味重量での購入が簡単に可能になります。

・e.Senseモーションセンサーによる正確でスピーディーな商品選択
セルフで買い物をする場合のもう一つの問題は商品選択時のミスによる金額のロスです。この問題については500円硬貨大のモーションセンサー(e.Sense)を什器に貼付。買い物客が商品を取得する動作を利用し、購入商品のボタンを最寄りの秤の画面に表示させます。買い物客は画面に現れた自分の商品ボタンを確認するだけで済むので、正しいレジ会計が可能になります。

・対面の量り売りでは、電子棚札Hi-Touchで売価ミスを排除
肉・魚・惣菜の売り場では、商品毎に電子棚札を設置し、売価の不一致をなくしました。また、店員が商品をケースから取り出す過程に設置したHi-Touchタグをタップすることで当該商品の情報が自動的に秤の表示にセットされるようにしました。売価ミスを排除し、店員は接客に専念できます。

・量り売り会計システム RM-3800(日本初のデポジット管理機能搭載※特許出願中)
「斗々屋」では、容器を持参するBYOC(Bring Your Own Container)運動を推進する一方で、デポジット制による容器の貸し出しをします。新開発の計量POSレジRM-3800はデポジット容器と顧客情報を管理する日本初の計量POSシステムです。裸陳列の青果はレジで計量、ワンタッチで登録します。


 
▲モーションセンサー「e.Sense」


▲セルフ量り売りスケール「SM-6000SSR」



▲電子棚札「Hi-Touch」 


▲計量POSレジ「RM-3800」


■私たちの挑戦
 「斗々屋」では、生鮮を扱うことで発生しがちな食品ロスへの対応として、鮮度が落ちる前の食材を使った保存食品を開発します。さらにディナータイムには、それらの食材を使った料理を提供するレストランを運営します。
当社のソリューションで、量り売りに係わる手間や負担を取り除き、消費者には楽しい買い物体験を提供することが可能になりました。One Wayの容器を使わず、BYOCとデポジット制の貸し出しで容器をサーキュレートする仕組みも構築しました。今後はこの新しいグローサラントモデルが、ビジネスとしても持続可能か実証していきたいと考えています。

 当社は今後も当社の製品・技術・ソリューションが社会、環境への貢献となることを認識し、循環型社会の創造に向けて取り組んでまいります。

<導入店舗>
斗々屋京都本店
住  所:〒602-0862 京都府京都市上京区 丸太町上る出水町252 1階
営業時間:スーパーマーケット 10:00~19:00
     カフェ       10:00~16:00
     レストラン     18:00~
※ 昼はスーパーマーケット、カフェとして、夜はレストランを運営します。

<導入製品>
・セルフ量り売りスケール SM-6000SSR/SM-6000SSR 8インチ
・対面販売スケール SM-6000HC
・モーションセンサー e.Sense
・BYOソリューション
・対面計量POSレジ RM-3800
・電子棚札(e.Label/Hi-Touch)他
本件に関するお問合わせ先
■報道関係者のお問い合わせ先
株式会社寺岡精工 広報代行  株式会社ブレインズ・カンパニー 鈴木・林田・山田
TEL: 070-8689-4054  FAX: 03-3568-3838  Mail: teraoka_pr@pjbc.co.jp
■一般の方のお問い合わせ先
株式会社寺岡精工 お客さま窓口 TEL: 0120-37-5270(平日9:30‐17:30)

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この企業の情報

組織名
株式会社寺岡精工
ホームページ
https://www.teraokaseiko.com
代表者
山本 宏輔
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒146-8580 東京都大田区久が原5-13-12
連絡先
0120-37-5270

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