先進的な農業経営を肌で体感するため、日本農業経営大学校の学生は7月から4ヵ月間、全国各地の農業経営体にて農業実習を行っている。
実習を通して、将来実践する農業の課題、ヒント、新たな目標が見えてくる4ヵ月間。
実際に今、4ヵ月間の農業実習ではこのような体験が行われている。
田畑や果樹園、牧場だけでなく、ブルワリーやハム・ウインナーの加工、パン作り工房の飲食店がひとつのファームとなっている三重県の「伊賀の里 モクモク手づくりファーム」。
最初の1年の辛抱の時期を経て、手づくりウインナー教室が人気を呼び、そこから快進撃がはじまった。周囲の農家を巻き込み、減農薬の野菜や米づくりを呼びかけ、できたものはモクモクで売るというシステムを確立。
地域一帯をブランド化させることで、すべての業種を活性化させることに成功した。
この地で実習を行っているのが日本農業経営大学校1期生の山田祐揮さんだ。
実習中に少しでも多くの知識を得ようと、生産、加工、販売、接客のすべての経験をするため忙しく動きまわる日々。
もくもくファームスタッフや地域の方ともコミュニケーションを積極的にとっており、一緒に食事、スポーツを行うなど充実した実習生活を行っている。
もうひとりご紹介する日本農業経営大学校第1期生鋤柄美和子さんは、
宮崎県綾町の農業生産法人「福冨農産」で、実習中。福冨農産では、合鴨農法による米作りのほか、自家製大豆を使用した味噌の製造も行っている。
また作った米は米粉として活用。
米粉パンや米粉シフォンケーキや玄米プリンなどスイーツ作りにも取り組んでいる。
2年前にはこの米粉をメインとしたショップ&カフェもオープンさせた。
鋤柄さんはこのカフェのランチに使用する夏野菜の収穫や管理などを任されている。毎朝7時には農場に行き、水やりや草とりなど率先して行っている。
さらに農作業だけでなく、社内での商品開発のミーティングや、カフェスタッフとしても働き、経営のノウハウも身に付けている。
このように、学生の個々人が全国で実習し先進的な農業経営を学び、学校へ持ち帰り、他の学生と身に付けた情報を共有できる、というのも日本農業経営大学校ならではの大きなメリットだ。
■学校説明会
・東京会場
http://jaiam.afj.or.jp/news/exam/629/
・宮城/大阪/福岡会場
http://jaiam.afj.or.jp/news/exam/641/
■日本農業経営大学校
http://jaiam.afj.or.jp/
■本件に関するお問合わせ先
日本農業経営大学校
一般社団法人 アグリフューチャージャパン
100-0006 東京都千代田区有楽町 1丁目10 番1 号有楽町ビルヂング 10 階
TEL:03-3213-3253
FAX:03-3213-3251