このたび、宮崎県延岡市が実施する「延岡市新時代ヘルスケア基盤整備事業」※1の事業者にH.U.グループホールディングス株式会社（代表執行役社長：竹内 成和、本社：東京都新宿区）の子会社である合同会社H.Uグループ中央研究所、株式会社医針盤、株式会社セルメスタ3社のコンソーシアム「H.U.グループ延岡市新時代ヘルスケア基盤整備コンソーシアム」※2が採択されました。

　延岡市では、内閣府のスーパーシティ構想に応募するなど、デジタルトランスフォーメーション（DX）を推進していく中で、ヘルスケア領域における基盤整備の取り組みが進められています。また、国保特定健診の受診率が35～40％、後期高齢者健診の受診率が30％程度で推移している中で、市民の健康状態が悪化する前に通常の健診とは異なるアプローチから現状を把握し、適切な医療につなげる取り組みや、高齢者の認知機能低下を早期の段階で発見し、認知症予防のための仕組みの構築が進められています。これらについて延岡市は国立研究開発法人 国立循環器病研究センター・東京電力パワーグリッド株式会社・株式会社エナジーゲートウェイと推進しています。
　
「延岡市新時代ヘルスケア基盤整備事業」では、延岡市の今後のヘルスケア領域におけるPHR（Personal Health Record）システムに対応できるデジタル基盤として、医針盤のPHR「ウィズウェルネスTM」※3と診療業務支援システム「医’sアシストTM」※4が採用されました。また、市民の健康状態を簡易に把握し、医療機関への適切な受診を勧奨するためのアプローチとして、セルメスタが展開する生活習慣病関連項目の自己採血検査サービスが採用されました。さらに認知機能低下の早期発見のアプローチには、認知機能スクリーニング検査である「あたまの健康チェック®」※5を実施します。なお、上記自己採血検査および認知機能スクリーニング検査の結果は「ウィズウェルネス」と連携します。

　H.U.グループは、このたびの「ウィズウェルネス」「医’sアシスト」の導入を通じ、延岡市のヘルスケア領域におけるDX基盤整備に貢献するとともに、前述の検査の実施により、生活習慣病、認知症のリスクを持つ市民を抽出し、適切な受診行動を支援していくことで、重症化を予防し、延岡市の地域医療体制を守る取り組みに貢献してまいります。


＜受託事業の概要＞
期間：2021年6月～2022年2月
事業概要：
（１）PHR基盤事業
・市民への「ウィズウェルネス」の普及
・「ウィズウェルネス」と自己採血検査結果、認知機能スクリーニング検査結果の連携
・延岡市内医療機関へ「医’sアシスト」の導入

（２）生活習慣病重症化予防事業
・郵送血液検査キットを用いた生活習慣病関連項目の自己採血検査の実施

（３）認知機能低下予防事業
・認知機能スクリーニング検査「あたまの健康チェック®」の実施


　H.U.グループは、今後も地域医療とヘルスケア領域における社会課題に向き合い、ヘルスケアにおける新しい価値の創造を通じて人々の健康と医療の未来に貢献してまいります。


※1 http://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/display.php?cont=210622101438
※2「H.U.グループ延岡市新時代ヘルスケア基盤整備コンソーシアム」3社
・合同会社H.U.グループ中央研究所（本社：東京都八王子市、職務執行者：小見 和也）
・株式会社医針盤（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：竹安 正顕）
・株式会社セルメスタ（本社：東京都練馬区、代表取締役社長：森　敏昭）
※株式会社セルメスタは7月1日より「H.U.ウェルネス株式会社」に社名変更を予定
※3 https://www.withwellness.com/pr/
※4 https://pr.e-s-assist.com/
※5「あたまの健康チェック」はセントケア・グループの株式会社ミレニア（本社：東京都港区、代表取締役社長：長野 雄太）が提供するサービスです。