関東学院大学(本部:横浜市金沢区 学長:規矩大義)は、「東北学」を提唱した民俗学者として知られる赤坂憲雄氏と、現代日本を代表する詩人で文化功労者の吉増剛造氏を招き、シンポジウム「赤坂憲雄/吉増剛造 東日本大震災後10年に向けて」を、2月29日(土)に横浜市中区の関内メディアセンターで開催します。
今回のシンポジウムでは、東日本大震災の被災地を巡り復興に関わってきた赤坂憲雄氏と、被災地で詩や映像を制作する吉増剛造氏が登壇。両氏とも、人々の生活や心、東北の自然に深く携わってきた体験を語ります。また、赤坂氏の福島県立博物館での復興プロジェクトや、吉増氏が昨夏に宮城・石巻に滞在して制作した映像などの紹介を通じて、復興を巡る人々の心、ことば、眼差しを根底的に掘り下げていきます。
関東学院大学は、これまでの自然科学や工学の領域において取り組んできた「防災」のアプローチに加え、「人」や「社会」の希望に目を向け、人文・社会科学領域のアプローチを融合させた、新しい「防災・減災・復興学」の構築と提唱を目指し、2017年に「防災・減災・復興学研究所」を発足。今回は、同研究所主催で、東北の人々ともに復興を見つめ続ける両氏を招いたシンポジウムを企画しました。
【シンポジウム「赤坂憲雄/吉増剛造 東日本大震災後10年に向けて」】
○日時
2月29日(土)13:00~16:30
○会場
関東学院大学 関内メディアセンター(横浜市中区太田町2-23 YMBCビル8F)
みなとみらい線馬車道駅5番出口より徒歩3分、またはJR・市営地下鉄関内駅より徒歩5分
○参加方法
参加無料。氏名、住所、電話番号を明記し、以下のアドレスにメールでお申し込みください。
kenkyu@kanto-gakuin.ac.jp
○お問合せ
関東学院大学 総合研究推進機構
TEL: 045-786-2924
[プログラム]
●第一部 講演(13:00~14:45)
1.赤坂憲雄氏 講演「災間に生きる、芸術と技術のあわいに」
2.吉増剛造氏 映像上演と講演「手の響き、声の原景-石巻から」
●第二部 対話(15:00~16:30)
登壇者 赤坂憲雄氏、吉増剛造氏 / 司会 樋口良澄(国際文化学部客員教授)
[登壇者紹介]
●赤坂憲雄(民俗学者)
学習院大学教授。福島県立博物館館長。東北学を提唱し、雑誌「東北学」を創刊。震災後は東日本大震災復興構想会議委員を務め、被災地をめぐりプロジェクトや著作を発表し続ける。主な著書に『東北学/忘れられた東北』、『岡本太郎の見た日本』、『性食考』、『武蔵野をよむ』、『ナウシカ考』など。
●吉増剛造(詩人)
詩、写真、映像、美術などで先端的な表現活動を展開し、日本を代表する詩人として内外で高く評価されている。震災後には被災地で詩や映像を制作する活動を継続している。主な詩集に『オシリス、石ノ神』、『螺旋歌』、『「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」』、『表紙』、『怪物君』など。
●樋口良澄(関東学院大学客員教授)
2015年より国際文化学部客員教授。主な著書に『木浦通信』(吉増剛造との共著)、『唐十郎論』、『鮎川信夫、橋上の詩学』など。
▼本件に関する問い合わせ先
関東学院大学 広報課
鈴木敦
住所:横浜市金沢区六浦東1-50-1
TEL:045-786-7049
メール:kouhou@kanto-gakuin.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/