SAS Institute Japan、大学・大学院における統計解析教育の支援のため キャンパス向けライセンス導入校への日本語教材の無償提供を開始

~人材不足が予測されるデータサイエンティスト、アナリストの育成に貢献~

ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであるSAS Institute Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:吉田 仁志、以下:SAS)は本日、大学や大学院などの学位授与高等教育機関での統計解析、オペレーションズ・リサーチ、およびデータマイニングなど、アナリティクスに関する教育を支援するため、教育機関向けライセンスプログラム「SAS(R) Academic Program」のキャンパス全体向けライセンスである「キャンパスプログラム」の契約をもつ教育機関を対象に、SASの日本語教材を2013年1月10日から無償で提供することを発表します。提供する教材は、キャンパスプログラムで提供される製品に関係するSASの有償トレーニングで使用している日本語教材がすべて対象となります。

ビッグデータ活用へのニーズやグローバル化の進展などを背景に、民間企業や公共機関では、高度な統計解析の知識を有し、アナリティクスを駆使することのできるデータサイエンティストやアナリストの需要が高まっています。また、その絶対数が今後も継続的に不足することも予測されています。この人材不足の問題を解消するためには、大学・大学院などの教育機関で、統計解析やオペレーションズ・リサーチ、および、データマイニングなどアナリティクス関係の教育を受けた学生を増加させることが鍵になります。

SASは、世界各地でのアナリティクスの導入で培った、実践的な日本語教材13種類および英語教材を、SASを活用した授業を行う大学・大学院に無償で提供することによって、日本でのデータサイエンティストやアナリストの素養をもつ学生の育成に貢献します。提供方法はデジタルデータで、SAS Academic Programのキャンパス全体向けライセンス「キャンパスプログラム」の契約をもつ学校内で自由に利用できます。教材で用いるサンプルデータもあわせて提供されます。また、教員向けに、本教材を使った授業スキル向上のためのトレーニング講座を拡充し、利用の促進を行います。

東京大学大学院 医学系研究科教授 工学博士 大橋 靖雄氏は、「ビッグデータ解析の必要性が種々の分野で唱えられていますが、その解析にあたる統計専門家の養成システムで日本は世界、そして中国・韓国といったアジア諸国にまで大きく立ち遅れています。最近始められた『統計検定』は専門家養成のための手段の一つですが、今回のSAS社による教材提供も大学での統計・データ解析の教育に大きく貢献するものと評価します。SASはビッグデータ解析のための標準的なソフトウエアですが、高度なプログラミング能力を要します。今回のSAS社の決定が業界標準のSASのアカデミアでの普及につながることを期待します」と述べています。

SASは、今後も民間企業・公共機関向けのトレーニングを拡充し、大学・大学院向けに無償提供する教材の種類を順次増やしていく予定です。

<提供される日本語教材>
・SAS Enterprise Guide 1:クエリとレポーティング
・SAS Enterprise Guide 2:タスクとクエリ上級
・SASプログラミング1:必須要素
・SASプログラミング2:データ加工テクニック
・SAS SQL:必須要素
・SASプログラミング3:上級テクニックと効率化
・SASマクロ言語1:必須要素
・SASマクロ言語2:マクロ・アプリケーション開発
・SAS Enterprise Guideによる統計解析
・SASによる統計解析
・SASによる回帰分析
・SASによる分散分析
・ODS統計グラフ

SAS Academic Program は教育機関向けのプログラムで、製品の提供だけに留まらず、教材など付加価値サービスの提供もあわせて行い、大学・学部・研究室に在籍する方々に幅広くSAS を活用いただくためのワールドワイドプログラムです。キャンパスプログラムは、23種類の統計プロダクト、およびデータマイニング統合パッケージ「SAS Enterprise Miner(TM)」、ゲノム解析ツール「SAS/Genetics(TM)」を、キャンパス全体で利用できるライセンス形態です。

<SAS Institute Inc.について>
SASは、ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであり、ビジネス・インテリジェンス市場においても最大の独立系ベンダーです。SASは、高度な分析と将来予測を実現するフレームワークにもとづき、顧客企業の60,000以上のサイトに革新的なソリューションを提供しています。複雑な経営課題を解決するビジネス・ソリューションによって迅速で正確な意思決定を実現することで、顧客のパフォーマンス向上と価値の創出を支援します。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。本社:米国ノースカロライナ州キャリー、社員数:Worldwide約1万2千名、日本法人約210名(http://www.sas.com/

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

この企業の関連リリース

この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

検索

人気の記事

カテゴリ

アクセスランキング

  • 週間
  • 月間
  • 機能と特徴
  • Twitter
  • デジタルPR研究所