大学通信から中学・高校のニュースリリースをお送りします。
女子聖学院中学校・高等学校(東京都北区)では、生徒有志が聖学院中学校・高等学校(東京都北区)の男子生徒とともに、2020年の東京パラリンピックに向けて、パラスポーツの魅力を世界に届ける取り組みを展開している。昨年度の1st STAGEに引き続き、このたび2nd STAGEが始動。1st STAGEの経験を生かし、競技ガイドや応援方法、魅力あるルールブック作りなど、多くの人がパラスポーツを応援したくなるような企画を考える。
女子聖学院中学校・高等学校と聖学院中学校・高等学校は2017年9月、「パラスポーツ映像制作プロジェクト」を始動。パラスポーツ体験やパラスポーツ選手への取材を経て「パラスポーツの魅力を伝える動画」を制作した。
このプロジェクトは、目に見えるハード面でのバリアフリーはもちろんのこと、人々の意識における「心のバリアフリー」を成熟させることを狙いとしたもの。普段は女子校と男子校でそれぞれに学校生活を送っている女子生徒と男子生徒が互いに良いところを出し合って共同作業をすることで、より良いアウトプットを目指した。
活動を通して生徒らは、パラスポーツの魅力を知ることはもちろん、障がいのある人とない人、女性と男性、子どもと高齢者など、あらゆる違いを乗り越え、一人ひとりの個性が生かされ、多様性のある豊かなつながりを持てるフィールド作りの視点を得た。
参加した男子生徒は「僕たちはだいたいの感じでやってしまいますが、女性は細かく分析するのが得意で、それぞれ違ったところが合わさったのが、けっこう大きな力になったと思います」と感想を寄せている。
また、女子生徒は「小学校までは共学でしたが、『男子は物事に適当で、女子はていねい』というイメージがありました。でも、私よりもていねいにやる男子がいっぱいいて、自分の固定観念に気付かされました。せっかく障害のある方について考え、その壁をなくそうとしているのに、自分が女子と男子の間に壁を作っていたのはおかしいなと感じました」と語った。
このたび、昨年度の1st STAGEに引き続き、2nd STAGEが始動。1st STAGE参加者に加えて、女子聖学院の高校1年生から新たに参加者を募った。
生徒らは、1st STAGEから協力している株式会社グランマ代表の本村拓人氏と、東京都が運営するパラスポーツプロジェクト「TEAM BEYOND」と連携し、パラリンピックPR活動を具体的に推進。多くの人達がパラスポーツを応援したくなるような企画を考えていく。
パラスポーツ観戦を楽しむための競技ガイド方法や応援方法、魅力あるルールブックづくりなどを中高生の視点で企画し、実際に公式のパラスポーツ大会で運用することを目指す。
今後は、本村氏によるワークショップや車いすバスケの大会の観戦などを通して、パラスポーツ魅力化の方法や改善点を話し合う。それをもとに企画を考え、9月にはパラバドミントンの観戦企画を実際に行う予定。
(関連記事)
・女子聖学院中学校・高等学校の生徒がパラスポーツの魅力を世界に届ける映像を制作 -- 聖学院中学校・高等学校の男子生徒との共同企画(2018.02.09)
https://www.u-presscenter.jp/2018/02/post-38708.html
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