びわこ成蹊スポーツ大学にこのたび、「中央棟」が完成した。これは、大学の新たな運営拠点施設として誕生したもの。これを記念して、7月15日には、竣工式やシンポジウムなどのイベントを開催。自治体、体育協会、競技団体、高等学校など教育・スポーツ関係者ら約500人が来場した。
このたび完成した「びわこ成蹊スポーツ大学 中央棟」は、さらなる学修環境の充実を図ることを目的に新設。自然豊かなキャンパスの中心に位置し、多様な授業形態に対応できる講義室のほか、最上階には琵琶湖を一望できる展望レストラン「Lake Crest」を設置している。また、学長室や事務取扱オフィスなども中央棟に移転し、大学運営の中核施設として機能する。
竣工式では大阪成蹊学園の石井茂理事長とびわこ成蹊スポーツ大学の嘉田由紀子学長、施工を手がけた株式会社竹中工務店の天野直樹取締役専務執行役員によるテープカットを行い、参列者とともに盛大な拍手で施設の完成を祝った。
その後、完成記念シンポジウム「トップアスリートを育てるために」を開催。パネリストには、前サッカー女子日本代表監督の佐々木則夫氏(びわこ成蹊スポーツ大学特別招聘教授)、リオ五輪卓球女子日本代表監督の村上恭和氏(大阪成蹊学園卓球部アドバイザー)、そして東京五輪でも金メダルが期待されるリオ五輪女子レスリング金メダリストの登坂絵莉氏が登壇した。コーディネーターは東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事である荒木田裕子氏(びわこ成蹊スポーツ大学客員教授)とびわこ成蹊スポーツ大学の佃文子教授が務め、熱いディスカッションが展開された。
佐々木前監督は「『目配りや気配り』が日本の女性の特徴。力や高さで勝る海外の選手を相手に戦うために、その特徴を伸ばし、チーム全体の判断力や『自分たちにもできるという気持ち』を高めたことが勝利に繋がった」と当時を振り返った。
リオ五輪で卓球女子日本代表の銅メダル獲得に貢献した村上監督は、メダル獲得の要因について「選手それぞれが、自分で考え行動するようになったこと」とチームの様子を紹介した。
登坂選手は、「オリンピックで金メダルを獲得し、周りの人への感謝の気持ちを抱けたことで、人として成長できた」と語った。
シンポジウム後には、4階に誕生した展望レストラン「Lake Crest」で、アスリート定食の試食会を開催。「リカバリーメニュー」や「パワーアップメニュー」など、びわこ成蹊スポーツ大学が推進する「食育」による学生サポートについて紹介した。出席者からは「とても美味しかった。毎日食べに来たくなりました」「栄養や身体のことを考えたメニューで、学生がうらやましい」などの感想が寄せられた。
Lake Crestは3方ガラス張りの開放感あふれるレストランで、窓際のビューカフェ席からは雄大な琵琶湖や比良山脈の雄大さを一望できる。
また、希望者を対象とした施設見学会を実施。びわこ成蹊スポーツ大学では中央棟に続き、さまざまな施設整備や教育改革を予定しており、リニューアルされたサッカーフィールドや、ブルートラックの導入など全面改修が予定(2017年12月)されている陸上フィールドなど、スポーツ施設を中心に紹介し、参加者は熱心に耳を傾けていた。
▼本件に関する問い合わせ先
びわこ成蹊スポーツ大学 総合企画部 企画広報課
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