BlackBerryのEnterprise of Things(EoT)実現のために新たに設計された包括的プラットフォームは、企業によるクラウドベースのソフトウェアへの移行を一層推進していくための基盤となるよう設計されており、エンド・ツー・エンドでエンタープライズ全体に対応することができます。
世界のモバイルコミュニケーション市場を牽引し、エンタープライズ向けにセキュリティ、モバイル接続、モバイル化ソフトウェアを提供するBlackBerry(NASDAQ: BBRY; TSX: BB)は、Enterprise of Things(EoT)実現のために設計された包括的プラットフォームの販売を開始し、モバイルネイティブなアプローチによるセキュリティソリューションを提供することを発表しました。BlackBerryの新たなプラットフォームは、企業によるクラウドベースのソフトウェアへの移行を一層推進していくための基盤となるよう設計されており、エンド・ツー・エンドでエンタープライズ全体に対応することができます。Good Technology、WatchDox、AtHoc、Encription等、買収した企業の主要テクノロジーは、このプラットフォームのもとにすべて統合されています。
Enterprise of Thingsの可能性を最大限に実現していく上で、データ漏えいやサイバーセキュリティの脅威は最も大きな障害となります。BlackBerryが定義した、Enterprise of Thingsとは、導入企業が製品をスケッチの段階から量産、販売まで展開できるよう構築されたインテリジェント接続とエンドポイントを結ぶネットワークです。Enterprise of Thingsはデバイスやコンピュータ、センサー、追跡装置、各種機器類をはじめ、さまざまな「モノ」の集合体であり、情報を相互にやり取りすることでスマート製品の開発から流通、マーケティング、販売までを実現することができます。
BlackBerryの会長 兼 最高経営責任者(CEO)ジョン・チェン(John Chen)は、「企業は機密性を保持できる確実な方法で機密データをエンドポイント間で伝送し、人や情報、モノの安全性を守れなければなりません。BlackBerryは将来のビジネスニーズに対応できるだけの実績の蓄積と業界内でのリーダーシップに加えて継続的に製品イノベーションに取り組んでおり、こうした新たな市場に対応できる独自の能力を備えています」と述べました。
BlackBerry ソリューションはBlackBerry Secureの総称で、BlackBerryのモバイルソフトウェアセキュリティプラットフォームを基盤として構築されています。エンタープライズ内のモバイルデバイスや、ネットワークに接続されたさまざまな「モノ」の運用管理を支援すると同時に、あらゆるメッセージングやファイルタイプについてコミュニケーションの安全性を確保します。最終的にBlackBerryは、複数のエンドポイントモバイルセキュリティ管理やアプリケーション管理が不可欠な新たな市場への参入を目指しています。例えばBlackBerryのプラットフォームを利用することで、デバイスやコンピュータへのハッカーの侵入を防いだり、高度な安全性を備えたサプライチェーンコミュニケーションにインテリジェンスを提供したり、医療においては患者の機密情報を確実に保護したり、金融業界における資産保護を実現します。
さらにチェンは今後の展開について、「基盤となるこのプラットフォームはBlackBerryの最新製品やMicrosoft Office 365等のサードパーティーのソフトウェアに対応するだけでなく、メッセージングやアナリティクスなど、続々と登場する新たな能力にも対応する『次世代対応型』の機能も備えており、お客様の既存の投資を保護します。このプラットフォームを活用することで、企業は独自のアプリケーションやワークフロー、ビジネスプロセスを構築できるうえ、BlackBerryが今後、プラットフォームに機能や対応する市場セグメント、さらにはパートナーエコシステム全体を拡大していくことで、こうした次世代のアプリケーションやクラウドベースのシステムにも対応できるようになります」と述べています。
BlackBerryはこれまでセキュリティに関して80以上の認定を取得しており、先頃発表されたガートナー社のレポート「Critical Capabilities for High-Security Mobility Management」においては6つの活用ケースのすべてで最高位にランクされました。BlackBerryは従来のセキュリティ関連製品の後継者として、最高水準のセキュリティや最も厳しい規制要件に対応する以下の製品を提供することで、主要なビジネスプロセスを加速すると同時に総所有コスト(TCO)を低減し、全幅の信頼が置けるエンドポイント管理を企業に提供します。
・BlackBerry UEM (旧称BES12) – IT部門が必要とする細部に至る制御機能や可視性を提供し、幅広い生産性やビジネスユースケースをサポートする柔軟性を備えながら、あらゆるエンドポイントを保護します。BlackBerry UEMは主要OS(Android for Work、Samsung KNOX、iOS、Windows 10、OS X、BlackBerry 10)のすべてをサポートし、セキュアな単一の管理コンソールであらゆる所有形態(BYOD、COPE、COBO)のデバイスを管理することができます。さらに、デバイスポリシー管理のためのネイティブMDMや承認済みビジネスアプリを導入するためのMAM機能にも対応します。
・BlackBerry Dynamics (旧称Good Dynamics) – 成熟した高度な開発プラットフォームとモバイルアプリ用のコンテナを提供することによって、セキュアなエンタープライズモビリティの基盤を提供します。BlackBerry Dynamicsは実証済みのセキュリティをアプリケーションレベルで提供することによって、データ漏えいのリスクが排除できるよう設計されています。また、絶えず変化するアプリケーションやワークフロー、ビジネスプロセスのさまざまな組み合わせに対応できる柔軟性を備えています。
・BlackBerry Workspaces (旧称 WatchDox) – ファイルにデジタル著作権管理(DRM)を組み込むことによって、あらゆるデバイス上で最高レベルのセキュリティ性能を提供し、ファイルの共有、編集、管理が行えます。
・BlackBerry 2FA (旧称Strong Authentication) – ユーザーは物理トークンやコード入力といったコストや手間をかける代わりに、安全なモバイルデバイス上でシンプルなプロンプト認証を行うことで二要素認証を導入することができます。
・BlackBerry Enterprise Identity – ユーザーはOffice 365、Box、Dropbox、Workday、Salesforce等、サードパーティーの多様なクラウドサービスにシングル・サインオン(SSO)することができます。また、携帯電話をアンロックするだけで、パスワード入力不要でサービスにトランスペアレントにアクセスできるさらに強力なモバイル・ゼロ・サインオン(MZSO)も可能になります。
・BlackBerry SDK – アプリケーション開発者はプラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)モデルで、あらゆるBlackBerryサービス(BlackBerry UEM、BlackBerry Workspaces、BlackBerry Dynamics)を簡単に独自アプリケーションに統合することができます。
BlackBerryではプラットフォームの構成要素として、モバイルファーストな職場環境のために設計されたビジネス対応アプリケーションの新たなポートフォリオを発表しました。来年1月より提供を開始する以下のアプリケーションは、いずれも導入が簡単で、IT部門はスマートフォンやタブレット、PC等あらゆるデバイスにまたがってシームレスなエクスペリエンスを提供することができます。
・BlackBerry Work (旧称Good Work) – セキュアで直観的な統合コラボレーション体験を提供します。電子メール、カレンダー、連絡先、プレゼンス、文書アクセスや編集など、多彩な機能を一体化して、モバイルワークプレイスを効果的に実現します。
・BlackBerry Access (旧称Good Access) – 広範なウェブアプリや機密情報を含むイントラネットリソースへの確実なモバイルアクセスを提供します。
・BlackBerry Connect (旧称 Good Connect) – 自由にモバイルデバイスを選択して従業員同士がリアルタイムで安全に接続したりコラボレーションを行ったりできるようになり、意思決定のプロセスを短縮します。
・BlackBerry Share (旧称Good Share) – 場所や使用デバイスに関わらず、従業員同士が安全に文書やコンテンツを共有できます。
・BlackBerry Tasks (旧称Good Tasks) – タスクの作成やスタート、優先順位付けを安全に行い、Microsoft Exchangeと同期させることができます。
・BlackBerry Notes – ユーザーはタイルビュー形式でメモの作成や編集、維持管理を行い、常にビジネスワークフローを掌握することができます。
Zimperium、Polaris、Swyft、Acronis、ISEC7を新たにパートナーに迎え、BlackBerryのエンタープライズ向けアプリおよびチャネルエコシステムは拡大し続けています。BlackBerryのプラットフォームおよび現在提供中の主力製品やサービスの詳細については、
http://jp.blackberry.com/enterprise.htmlをご覧ください。
BlackBerryについて
BlackBerryは、エンタープライズ向けに個人、デバイス、プロセス、そしてシステムの情報資産を守るモバイルネイティブなセキュリティソフトウェアおよび関連するサービスを提供しています。1984年に設立したBlackBerryは、本社をカナダ・オンタリオ州ウォータールーに置き、北米、ヨーロッパ、中東およびアフリカ、アジア太平洋、中南米地域で事業を展開しています。トロント証券取引所(TSX:BB)およびナスダック株式市場(NASDAQ: BBRY)に上場しています。詳細については、
http://www.BlackBerry.comをご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先広報代行
株式会社プラップジャパン 矢畑
電話番号:03-4570-3191 / メール:a-yabata@prap.co.jp
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