話す、坐る、歩く。三つの体験から「信じる」を考える、第163回 明倫茶会『フリースタイルな僧侶たちの大茶湯』

京都芸術センター(京都市中京区)は、第163回 明倫茶会『フリースタイルな僧侶たちの大茶湯』を2026年11月22日(日)に開催します。明倫茶会は、2000年の開館以来、茶の湯を通して多様な文化や価値観が交わり、新たな気づきが生まれる場をつくってきました。今回は、宗派を超えた若手僧侶らによるフリーマガジン「フリースタイルな僧侶たち」編集部を席主に迎え、「信じる」をテーマに、「話す」「坐る」「歩く」という三つの行為をもとにした茶会を開催します。人との関係や社会の制度など、日常生活のなかにある「信じる」という営みについて、参加者とともに考えます。

宗派を超えた僧侶たちが、茶会でひらく新たな対話
人との関係や社会の制度、日々の暮らしは、目には見えない「信じる」という営みの上に成り立っています。一方で、何を信じ、何を拠り所にすればよいのか、情報が溢れて価値観が多様化する現代においては、迷うことも少なくありません。今回の茶会では、フリーマガジン「フリースタイルな僧侶たち」を席主とし、三組の僧侶が「話す」「坐る」「歩く」という異なる行為を通して、「信じる」ことについて考えます。

『話す茶会』では、鵜飼ヨシキを席主に、信仰やお金、家庭、政治、人の噂話など、かつて茶席では避けるべきとされた話題を手がかりに、普段は口にしにくいことを語り合います。
『坐る茶会』では、席主・蘆月真成の案内のもと、坐禅を通して自分自身の身体や心と向き合います。ただ、その瞬間に没頭し、寛ぎ、無理に型に合わせるのではなく、そこに在る時間を共に探求します。
『歩く茶会』では、席主・福井裕孝、稲田ズイキとともに館内を巡り、建物や場所が重ねてきた時間や、そこに息づく人々の記憶に思いを馳せ、歩く行為そのものをじっくり味わいます。

茶会には、その場に集う人々がともに時間を過ごし、一つの場をつくり上げる「一座建立」という考え方があります。一服のお茶を囲み、人や自分自身、場所とのつながりに目を向ける三つの茶会を通して、日常のなかにある「信じる」という営みを見つめ直し、私たちが何を拠り所にしているのかを考える機会をつくります。
※各茶会の席主:左より『話す茶会』鵜飼ヨシキ、『坐る茶会』蘆月真成、『歩く茶会』福井裕孝、稲田ズイキ

概要
名称:第163回 明倫茶会『フリースタイルな僧侶たちの大茶湯』
日時:2026年11月22日(日) ※茶会により時間が異なります
   ・歩く茶会 10:30-12:00、13:30-15:00、16:00-17:30
   ・坐る茶会 10:45-12:15、14:00-15:30
   ・話す茶会 11:00-12:00、13:45-14:45、16:15-17:45
会場:京都芸術センター
   ・話す茶会:ミーティングルーム2(南館3階)
   ・坐る茶会:大広間(西館2階)
   ・歩く茶会:京都芸術センター館内各所、和室「明倫」(南館4階)
料金:茶席により料金が異なります
   ・話す茶会、坐る茶会:一般 1,500円 / U18  500円
   ・歩く茶会:一般 2,000円 / U18  1,000円
主催:京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
連携:寛永行幸四百年祭 連携事業
席主:フリースタイルな僧侶たち(話す茶会:鵜飼ヨシキ、坐る茶会:蘆月真成、歩く茶会:福井裕孝、稲田ズイキ)
WEBページ:https://www.kac.or.jp/events/20261122/

『明倫茶会』とは
明倫茶会は、茶の湯という文化の豊かな歴史とその広がりを現代において捉え直すことを目的に、2000年の京都芸術センター開設とともに始まりました。16世紀に千利休によって大成された茶の湯は、礼儀作法にとどまらず、書画や工芸、建築、詩歌、生花、能や狂言、料理といった多様な文化や芸能を取り込み、総合的な〈芸術〉として育まれてきました。明倫茶会では、こうした茶の湯の広がりに着目し、伝統的な茶会の形式にとらわれず、芸術、文化、学問など、さまざまな領域を横断する試みを通じて、普段は交わることのない人や価値観が出会う機会を創出しています。
本茶会では、市民と各分野の担い手が一つの場に集い、茶を介して時間と空間を共有します。生活と芸術、異なる背景や価値観が交差するなかで、語らいや発見が自然に生まれ、あらかじめ定められた答えではない「何か」が立ち上がる—そのような経験を通して、茶の文化が持つ意義を現代にひらいていく試みです。

茶会席主:フリースタイルな僧侶たち
宗派を超えて集まった若手僧侶や、仏教・哲学、その周辺のカルチャーに関心を持つメンバーが集まり、発行しているフリーマガジン。毎号、現代に生きる私たちが抱える様々な問題(苦)を特集テーマに掲げ、思想・宗教・文化の垣根を超えた様々な領域から多角的に考察し、「抜苦与楽」を目指した誌面制作に取り組んでいます。2011年の創刊以来、毎号1万部以上を発行し、全国の寺院やカフェ、書店、大学、美術館などに配架されています。

■鵜飼ヨシキ(話す茶会 席主)
1986年に京都の極楽寺に生まれ、書店員やwebライター・編集者を経て、現在は僧侶として生きる。ポッドキャスト「私より先に丁寧に暮らすな」に出演。他にも寺でのイベント企画・運営や、夜喫茶ドボン、音楽ユニット「馬(mar)」、アンビエント念仏セッションなどの活動も行う。

■蘆月真成(坐る茶会 席主)
1999年生まれ。僧侶・映像クリエイター。曹洞宗大本山總持寺での修行を経て、現在は竹之下地蔵尊大雄山宝鏡寺にて僧侶として活動する。現代の身体感覚に寄り添った、頑張らない「やさしい坐禅」を提唱。チャームポイントは笑顔。

■福井裕孝(歩く茶会 席主)
1996年、京都府生まれ。2018年より演出家として京都を中心に演劇や舞台作品などを制作・発表する。近作に、劇場の中にあるすべてのものを撮影・記録する『シアターマテリアル』など。また僧侶として、自坊の法務にも従事する。フリースタイルな僧侶たち編集部。

■稲田ズイキ(歩く茶会 席主)
京都府久御山町の称名寺と、大阪府能勢町の西方寺の副住職。2024年の夏まで、フリースタイルな僧侶たちの3代目編集長を務めました。現在は、蒼石盆太郎の名で作家活動をつづけています。著書『世界が仏教であふれだす』(集英社、2020)。

京都芸術センター
京都芸術センターは、芸術文化の振興を目的に2000年4月に開設されました。若い世代を含む多様な芸術家の制作支援を軸に、芸術文化に関する情報発信や、芸術家と市民の交流促進に取り組んでいます。芸術家が創作活動を行い、その成果を発表するための制作室の提供をはじめ、展覧会、演劇、ダンス、音楽、伝統芸能などの公演やワークショップを実施。芸術家の発掘・育成や伝統芸能の継承、国内外の芸術家を受け入れるアーティスト・イン・レジデンス事業にも力を注いでいます。これらの活動を通じ、京都における都市文化創造の拠点として、芸術の新たな価値を社会に開く場づくりを進めています。
京都芸術センター外観 ©高野友実
本件に関するお問合わせ先
京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会) TEL:075-213-1000、E-mail:pr@kac.or.jp

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この企業の情報

組織名
公益財団法人 京都市芸術文化協会
ホームページ
https://www.geibunkyo.jp/
代表者
山極 壽一
資本金
5,000 万円
上場
非上場
所在地
〒604-8156 京都府京都市中京区山伏山町546-2京都芸術センター
連絡先
075-213-1000

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