ヘルスケア分野向けソーシャルロボット「Home LEO」の試作機が完成

~フィジカルAIで高齢者の在宅生活を支援し、高齢化社会の課題解決に貢献~

ヘルスケア分野向けソーシャルロボット「Home LEO」の試作機

川崎重工は、ヘルスケア分野向けソーシャルロボット「Home LEO※1」(ホーム・レオ)の試作機を製作しました。「Home LEO」は、フィジカルAIを活用して周辺環境の認識、状況に応じた適切な判断、自律的な行動までを行う、高齢者の在宅生活支援を目指したロボットです。

「Home LEO」は、一緒に暮らす高齢者に寄り添い、会話や見守り、日常生活のサポートを行います。また、高齢者本人の好みや衣食住に関する生活データを継続的に収集し、日常のコミュニケーションに活かすとともに、必要に応じて医療機関や介護施設などと共有・連携することで、高齢者が適切なサポートを受けながら、住み慣れた場所で、安心・安全に暮らすことのできる期間を延ばしていくことを目指します。

現在、日本のヘルスケア業界は、少子化に伴う継続的な人口減少と高齢化社会の進展により大きな課題に直面しています。医療・介護の地域間格差、医療従事者や介護職員の慢性的な人材不足、社会保障費の増大など、医療機関や介護施設ごとの改善では対応することが難しい、深刻な社会状況を迎えつつあります。このような社会変化を受け、医療・介護・在宅をつなぐ新たなソリューションの提供を通じて、高齢者自身が自宅で安心して暮らせる在宅期間を延長していくことが必要です。高齢者の在宅期間が伸びることで、社会活動への関与が増え、QOL(Quality of Life)が向上することに加え、医療・介護にかかる社会保障費の抑制が可能となります。

当社は、新たなソーシャルロボットである「Home LEO」により、国の社会保障費の抑制だけではなく、高齢者およびその家族の心理的・身体的な負担を低減しながら、高齢者自身が望む生活ができる社会の実現を目指しています。
今後は、厚生労働省、経済産業省、地方自治体などの行政、医療・介護機関、AIテック企業などとの連携を図りながら、実証試験を重ね、2028年度の市場投入を予定しています。

これまでに、当社は、川崎重工グループとして有するヘルスケア分野向けのソリューションである手術支援ロボット「hinotori™※2」、屋内配送ロボット「FORRO」、セミヒューマノイドロボット「Nyokkey」、屋内外位置情報サービス「mapxus Driven by Kawasaki™」などを活用して、医療機関や介護施設向けのヘルスケアソリューションを拡大してきました。これらに加え、高齢者の在宅生活を支援する「Home LEO」を新たに追加することで、当社グループが提供するソリューションは、医療機関・介護施設に加えて、在宅にまで支援領域が広がります。このようにヘルスケア分野を幅広くワンストップで支援するソリューションを提供することで、高齢化の進展に伴う様々な社会課題の解決に貢献していきます。

<主な特長>(今後の開発で実装予定の機能を含む)
1)一人ひとりに寄り添うコミュニケーション

日々の会話や見守りを通じて、一人ひとりの生活習慣や好みを収集して理解します。利用者に合わせたコミュニケーションを重ねることで、高齢者の暮らしに寄り添います。

2)安心・安全な在宅生活を支援
転倒や体調変化、火の不始末、来訪者への対応など、日常生活に潜む様々なリスクや異変の兆候を検知し、利用者本人に働きかけるとともに、家族や介護関係者とも連携し、安心・安全な在宅生活を支えます。



3)フィジカルAIによる自律的な生活サポート
当社が長年培ってきたロボット技術にAIを融合し、利用者や周囲の環境を認識して、自律的に移動・行動します。住居内の移動や物品の探索などを能動的にサポートし、日常生活の負担や手間を軽減することで、高齢者の自立した暮らしを支えます。



4)医療・介護・在宅をつなぐヘルスケアプラットフォーム
会話や行動、健康状態など、利用者の日常データをセキュアな通信環境のもとで継続的に取得・蓄積します。これらのケアデータは、本人の同意や適切な情報管理を前提に、医療機関や介護施設と共有・連携することで、医療・介護・在宅をつなぎ、切れ目のないケアの実現を支援します。



今後も当社は、高齢者一人ひとりに寄り添い、誰もが安心・安全に自分らしく暮らし続けられる社会の実現に向けて、ヘルスケアソリューションの開発・提供に取り組んでまいります。

参考:試作機の寸法 ※試作段階のため、寸法は今後変更となる可能性があります。
全長640mm×全高675mm×全幅390mm (膝立ち時全高:830mm)

全長640mm×全高675mm×全幅390mm (膝立ち時全高:830mm)

※1  高齢者が「住み慣れた家(Home)とつながる」という基本コンセプトのもと、本ロボットの開発に込める3つの思いを表す英語の頭文字から名付けています。
L: Linking Life 「人とロボットをつなぐ」
E: Empowering You 「暮らしを進化させる力」
O:Optimizing 「毎日の生活をスマートに」

※2  「hinotori™」は株式会社メディカロイドの商標です。

*プレスリリースに含まれている製品(開発中のものを含む)情報は、企業情報の開示を目的とするものであり、医療機器の宣伝や広告を目的とするものではありません。


以 上


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この企業の情報

組織名
川崎重工業株式会社
ホームページ
https://www.khi.co.jp/
代表者
橋本 康彦
資本金
104,484 万円
上場
東証プライム
所在地
〒105-8315 東京都港区海岸1-14-5
連絡先
03-3435-2111

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