2026年9月29日 米国フロリダ州オーランド発 ― デジタルワークを統制するプラットフォームのリーディングカンパニーであるOmnissa®は、米国で開催した年次イベント「Omnissa ONE 2026」において、可視性と管理能力を強化しながら、より自律的なワークスペースへの移行を加速する新たなAIイノベーションを発表しました。
今回の発表では、人とAIエージェントのためのAI対応ワークスペースを拡充し、IT運用のさらなる自律化を推進するとともに、アプリケーション、AIエージェント、およびビジネスに大きな影響を及ぼすデジタルワーク上の操作に対する企業の管理能力を強化する、新たなガバナンス機能を提供します。
現在、従業員によるAIツールの利用は、多くの企業において社内の承認プロセスが追いつかないスピードで進んでおり、AIエージェントも企業システム上でさまざまな操作を実行し始めています。「Omnissa State of the Digital Workspace」レポートによると、企業のエンドポイントにおけるAIアシスタントの利用は前年比で約1,000%増加しており、その利用の4分の3は、企業が承認していないツールによるものでした。さらに、こうしたAIツールは、多くの場合、複数のシステムが分断されたIT環境で利用されています。AIの活用が拡大するにつれ、IT部門には「誰が、何にアクセスできるのか」だけでなく、「AIがどのような操作を実行できるのか」まで把握・管理することが求められており、その対象範囲はますます広がっています。
Omnissaの最高製品責任者(CPO)であるバラス・ランガラジャン(Bharath Rangarajan)は、次のように述べています。
「AIによって、インサイトを得てから実際にアクションを起こすまでの時間が急速に短縮されており、IT部門に求められる対応も変化しています。AIがデジタルワークプレイスの一部になる中、企業には、信頼を構築するために必要な可視性と管理能力を提供する統合基盤が必要です。こうした信頼があってこそ、企業はより自律的なワークスペースへの移行を自信を持って進めることができます」
人とAIエージェントのための、AI対応ワークスペースを拡充
AIがデジタルワークにおいてより大きな役割を担うようになる中、IT部門には、管理・制御を維持しながら、人とAIエージェントが協働できる安全な環境が求められています。
Horizonの新機能はAIワークロードに対応し、IT部門が既存の管理環境を活用しながら、投資対効果を最適化するための新たな選択肢を提供します。主な新機能は以下の通りです。
- Omnissa Cloud PC:Omnissaが運用するターンキー型のクラウドPCサービスです。基盤となるコンピューティングリソースに加え、Omnissaの業界をリードする統合エンドポイント管理(UEM)、デジタル従業員体験(DEX)、Horizon Cloud DaaSサービスを単一のサービスとして提供し、Desktop as a Service(DaaS)の導入・運用に伴う複雑さを軽減します。Omnissa Cloud PCはAWS上で提供を開始し、今後、その他のハイパースケーラーにも対応する予定です。
- Horizon Delegate:Horizon仮想デスクトップユーザー向けの新しいAIエージェントです。Horizonの仮想マシン内で動作し、承認されたIDと権限を使用して、ユーザーに代わってタスクを実行します。ユーザーが仮想セッションに接続していない間も作業を継続でき、Horizon環境内においてユーザーと同じ権限、セキュリティ、制御のもとで動作します。
IT向けAIエージェントにより、自律型エンドポイント管理をさらに推進
複雑化・自律化するIT環境を管理するためには、問題を特定するだけでなく、問題が発生した際に迅速にアクションを実行できることが重要です。
Omnissaは、エンドポイント管理、セキュリティ、デジタル従業員体験を単一のプラットフォーム上に統合し、インサイトや意図をプロアクティブなアクションへとつなげることで、自律型エンドポイント管理(Autonomous Endpoint Management:AEM)をさらに進化させています。
今回、Omnissaはデジタルワークスペースにおける重要な業務を迅速化するため、IT部門向けに3つの新しいAIエージェントを発表しました。
- Digital Employee Experience(DEX)agent:DEX agentのトラブルシューティング支援機能により、IT部門は従業員体験に関する問題を調査し、根本原因を特定できます。また、既存のプレイブックや過去のWorkspace ONE Assistセッション履歴を活用して解決策を推奨することで、従業員への業務上の影響を軽減します。
- Workspace ONE Vulnerability Defense agent:Workspace ONE Vulnerability Defense agentは、脆弱性の確認と優先順位付け、パッチ適用の準備を自律的に行います。パッチの展開は、人間による確認・承認を組み込んだガードレールのもとで実施されます。DEXによる可視性を活用することで、パッチ展開の進捗状況やユーザーへの影響も把握できます。LLMによって脆弱性の検出が加速し、脆弱性の発見から悪用までの時間が1日未満に短縮される中、本エージェントは、IT部門がAIを活用して迅速かつ大規模にパッチを適用し、増加するパッチ適用のバックログに先手を打って対応できるよう支援します。
- Windows App Lifecycle agent:Windowsアプリケーションのパッケージ化と保守には、IT部門による多くの手作業が必要になる場合があります。本エージェントは、アプリケーションのパッケージ化とテストを行い、その結果を管理者によるレビューのために提示します。これにより手作業を削減し、IT部門がより戦略的な業務に集中できるよう支援します。
Omnissaはさらに、ホスト型のOmnissa MCP Serverを発表しました。これにより管理者は、任意のエージェント型ツールを使用して、Omnissaプラットフォーム上の各種サービスと安全に連携できます。AIエージェントが利用できるサービスは、管理者に付与されている既存の役割とアクセス権限に基づいて決定されます。
これらの機能は、1日あたり約50TBのエンドポイントデータを処理し、数千万台のエンドポイントで月間1億5,000万件のワークフロー実行を支えるOmnissaのプラットフォームを基盤としています。この基盤によって、IT部門は問題を単に特定するだけでなく、実際の対応へと移るために必要な関連情報と自動化を得ることができます。
「インサイトからアクションへ」の移行は、Omnissaのエンドポイント管理戦略の中核です。Omnissaは、2026年のGartner®のレポート「Critical Capabilities for Endpoint Management Tools」において、「Autonomous Endpoint Management」を含む4つすべてのユースケースで最高評価を獲得しました。
デジタルワーク上の操作とAI活用のガバナンスを強化
AIアプリケーションやAIエージェントがより多くの業務を担うようになる中、意図しない結果を抑制し、自律化による成果への信頼を確保するためには、IT部門が、アクセス権限や実行される操作を適切に統制する必要があります。
Omnissaは今回、AIガバナンスを強化し、企業に大きな影響を及ぼす操作を統制する「権限レイヤー(authority layer)」として設計された新ソリューション「Omnissa Elara」を発表しました。
Elaraは、通常は独立して稼働する複数のシステムからのシグナルをつなぎ合わせます。これにより、IT部門やセキュリティ部門の責任者は、既存のデジタルワークへの投資に加え、AIアプリケーション、モデル、エージェントが企業環境内でどのように利用されているかを、より包括的に把握できるようになります。さらに、大きな影響を伴う操作が実行される前に、ビジネス全体の状況に基づいてポリシーや制御を適用できるようになります。
IDCでエンドポイント管理およびエンタープライズモビリティ担当リサーチバイスプレジデントを務めるフィル・ホックムス(Phil Hochmuth)氏は、次のように述べています。
「AIがビジネス全体でより多くの責任を担うようになる中、エンドユーザーのワークスペースを自律的に管理し、保護・監視することは、企業のIT部門にとって不可欠な要件になっています。ITリーダーには、人とAIによる活動を明確に可視化するとともに、マシンスピードで実行される操作を統制するための仕組みが必要です。可視性、コンテキスト、制御を重視するOmnissaのアプローチは、企業がAI活用を拡大し、より自律的なワークスペースへと移行するうえで必要になる能力を反映しています」
より自律的なワークスペースを実現するための基盤を構築
Omnissaプラットフォームは、エンドポイント管理、セキュリティ、デジタル従業員体験、仮想デスクトップおよびアプリケーションを、共通のデータ、自動化、インテリジェンスによって統合します。この統合アプローチにより、AIがデジタルワークにおいてより大きな役割を担う中でも、IT部門はより高い可視性と管理能力を確保できます。
Omnissa ONE 2026で発表された今回のイノベーションは、Omnissaプラットフォームを基盤に、より自律的なワークスペースの実現と管理を担うIT部門を支援します。自律性と可視性、管理能力を組み合わせることで、IT部門は従業員の生産性向上を支援しながら、AIからより大きな価値を引き出せるワークスペースへの移行を、自信を持って進められるようになります。
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Gartner, Critical Capabilities for Endpoint Management Tools, Lina Al Dana, Tom Cipolla, Sunil Kumar, Robin Milton-Schonemann, Craig Fisler, Todd Larivee, January 5, 2026
Omnissaについて
OmnissaはAI主導型デジタルワークプラットフォームのリーディングカンパニーとして、組織と従業員が飛躍的なビジネス価値を創出できるよう支援しています。統合エンドポイント管理(UEM)、仮想アプリケーション/デスクトップ、デジタル従業員エクスペリエンス(DEX)、セキュリティおよびコンプライアンスを含む業界をリードするソリューションを提供し、世界26,000社のお客様から信頼を得ており、20年以上にわたりデジタルワークスペース市場を牽引してきました。OmnissaはVMwareのEnd User Computing事業部門から独立し、2024年に設立されました。
詳細は
https://www.omnissa.com/japan/ をご覧ください。