1日に約873万回、1秒あたり約101回のサイバー攻撃を検知 イタリア発信元とみられる攻撃が前年同期比約75倍に急増

2026年4月~6月の『Webアプリケーションへのサイバー攻撃検知レポート』を発表

グローバルセキュリティメーカーの株式会社サイバーセキュリティクラウド(本社:東京都品川区、代表取締役社長 兼CEO:小池 敏弘、以下「当社」)は、2026年4月1日~6月30日を対象とした『Webアプリケーションへのサイバー攻撃検知レポート(以下「本レポート」)』を発表します。
本レポートは、当社が提供するWebアプリケーションへのサイバー攻撃を可視化・遮断するクラウド型WAF『攻撃遮断くん』およびパブリッククラウドWAFの自動運用サービス『WafCharm(ワフチャーム)』で観測したサイバー攻撃ログを集約し、分析・算出しています。
本リリースでは、本レポートで明らかになった攻撃傾向を分かりやすくお伝えします。技術的な詳細や検知データの詳しい分析については、本編レポート(https://www.cscloud.co.jp/news/report/202608079180/)をご覧ください。


≪レポートサマリー≫
・2026年4月~6月の攻撃検知件数は合計約7億9,475万件
・1日あたり平均約873万件、1秒あたり約101回のサイバー攻撃を検知
・前四半期比で約12.4%増、前年同期比では約1.5倍に拡大
・イタリア発信元とみられる攻撃が前年同期比約75倍に増加
・React2Shell関連攻撃では、2026年5月7日に1日約15万件を観測

■攻撃総数と推移:四半期で約7億9,475万件、1秒あたり約101回の攻撃
2026年4月1日から6月30日までの91日間に、当社が検知したサイバー攻撃の総数は、794,745,863件(約7億9,475万件)でした。
1日あたりの平均検知件数は約873万件で、1秒あたりに換算すると約101回の攻撃を検知した計算になります。
前四半期の2026年1月~3月と比較すると約12.4%増加しました。また、前年同期の2025年4月~6月と比較すると、検知件数は約1.5倍に拡大しています。
攻撃種別では、「Web scan」が全体の39.1%と最も多く、次いで「SQLインジェクション」が15.8%、「PHPUnit」が7.5%、「ブルートフォース」が7.3%となりました。
前年同期と比較すると、PHPUnitやブルートフォースを狙った攻撃の構成比が拡大しており、特定の脆弱性や攻撃手法を狙った活動が活発化していることがうかがえます。


■イタリア発信元とみられる攻撃が前年同期比約75倍に増加
攻撃発信元の国別傾向を分析したところ、イタリアを発信元とみられる攻撃が6月に急増したことが確認されました。
月別の検知件数は、4月が約10.9万件、5月が約48.4万件だったのに対し、6月には約6,875万件に達し、前月比で約142倍となりました。
また、2026年4月~6月の合計は約6,934万件となり、前年同期の約93万件と比較して約75倍に増加しました。6月単月では、全世界の検知件数の約19.8%を占めています。
当社の詳細分析では、イタリアを発信元とみられる攻撃について、重複を除いて数えた送信元IPアドレスの数は、他の上位国と比べて多くありませんでした。一方で、1つのIPアドレスから送信された攻撃の検知件数を比較すると、イタリアが突出して多いことが分かりました。
このことから、多くの送信元から少しずつリクエストが送られていたというよりも、比較的限られた送信元から、繰り返し継続して攻撃とみられるリクエストが送られていた可能性があります。
ただし、今回の分析だけで、攻撃の目的や実行した人物・組織、実際に侵入が行われたかどうかを特定することはできません。

※記載した攻撃発信元の国は、アクセス元IPアドレスを基にしたGeoIP情報による判定であり、実際の攻撃主体の所在地を示すものではありません。
※本レポートの数値は、当社サービスで観測・検知した攻撃ログを集計したものであり、インターネット上で発生したすべての攻撃を示すものではありません。

■【特別トピック】脆弱性公開から約5か月後もReact2Shellへの攻撃を観測
当社で脅威情報の収集・分析を担う脅威インテリジェンスグループは、2026年のゴールデンウィーク期間中に観測されたReact2Shell(CVE-2025-55182)関連攻撃を分析しました。
分析の結果、脆弱性の公開から約5か月が経過した後も攻撃が継続しており、2026年5月7日には、1日あたり約15万件の大規模なスキャン活動を観測しました。
観測された攻撃では、環境変数ファイルやクラウドサービスの認証情報、データベースなどの設定情報の取得を試みるリクエストも確認されました。単なる脆弱性の有無の確認にとどまらず、後続の侵害活動を見据えた情報収集が行われていた可能性があります。
本レポートでは、このほか、攻撃元の国やASN、攻撃ペイロード、攻撃キャンペーンの特徴などについて分析しています。

本レポートの詳細はこちら
https://www.cscloud.co.jp/news/report/202608079180/



■株式会社サイバーセキュリティクラウド 代表取締役CTO 渡辺 洋司からのコメント
2026年4月~6月は、攻撃検知件数が前年同期を大きく上回る結果となりました。特に、特定の発信元からの攻撃が短期間に急増する事象が確認されており、自動化されたツールによる大規模な探索活動が活発化している可能性があります。
また、React2Shell関連攻撃では、脆弱性の公開から一定期間が経過した後も大規模な攻撃が継続し、認証情報や設定情報の取得を試みる動きも確認されました。脆弱性対応は、公開直後の一度限りの対応ではなく、継続的な運用課題として取り組むことが重要です。
当社では、React2Shellに関する情報を入手した当日中にWafCharmのユーザーへ注意喚起を行うなど、脅威情報の迅速な収集と周知に努めました。攻撃の高速化・大規模化が進む中、脅威の兆候を早期に捉え、得られた情報を速やかに防御や注意喚起へ反映する体制が、これまで以上に重要になっています。
当社は今後も、複数のお客様環境で観測した攻撃データを横断的に分析し、検知ルールの改善や迅速な情報提供につなげることで、お客様の安全なWeb環境の実現を支援してまいります。

株式会社サイバーセキュリティクラウド(https://www.cscloud.co.jp
所在地:〒141-0021 東京都品川区上大崎3-1-1 JR東急目黒ビル13階
代表者:代表取締役社長 兼 CEO 小池敏弘
設立:2010年8月
「世界中の人々が安心安全に使えるサイバー空間を創造する」をミッションに掲げ、世界有数のサイバー脅威インテリジェンスを駆使したWebアプリケーションのセキュリティサービスを軸に、脆弱性情報収集・管理ツールやクラウド環境のフルマネージドセキュリティサービスを提供している日本発のセキュリティメーカーです。私たちはサイバーセキュリティにおけるグローバルカンパニーの1つとして、サイバーセキュリティに関する社会課題を解決し、社会への付加価値提供に貢献してまいります。
本件に関するお問合わせ先
【報道関係者各位の問い合わせ先】
株式会社サイバーセキュリティクラウド 技術広報担当:川﨑
TEL:03-6416-9996 Mobile:080-4583-2871(川﨑) 
FAX:03-6416-9997 E-Mail:pr@cscloud.co.jp

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この企業の情報

組織名
株式会社サイバーセキュリティクラウド
ホームページ
https://www.cscloud.co.jp/
代表者
小池 敏弘
資本金
82,205 万円
上場
東証グロース
所在地
〒141-0021 東京都品川区上大崎3-1-1JR東急目黒ビル13階
連絡先
03-6416-9996

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