理化学研究所(理研)計算科学研究センター(R-CCS)と北翔大学、神戸大学は2月6日(金)、記者勉強会「スキージャンプの“飛び方”をスパコン『富岳』設計」をオンラインで開催します。本勉強会では、3者共同によるスキージャンプ競技の動作解析プロジェクトの全体像と、オリンピック代表選手のデータを含む計測・解析・シミュレーションの最新成果を分かりやすく紹介します。ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックを控える中、スキージャンプ競技をデータ科学と計算科学の融合技術により可視化・定量化した最前線の研究によるシミュレーションを知る絶好の機会です。
■記者勉強会「スキージャンプの“飛び方”をスパコン『富岳』で設計」(オンライン開催)
【日 時】2026年2月6日(金) 14時00分~15時00分(予定)[質疑応答含む]
【登壇者】
北翔大学 生涯スポーツ学部
教授 山本敬三(ヤマモト・ケイゾウ)
理研 R-CCS 複雑現象統一的解法研究チーム
チームプリンシパル 坪倉誠(ツボクラ・マコト)(神戸大学 大学院システム情報学研究科 教授)
神戸大学 大学院人間発達環境学研究科
准教授 石原 暢(イシハラ・トオル)
【開催方法】「Zoom」によるオンライン開催
【参加登録】参加を希望される方は、以下のURLより2月5日(木)13時00分までにお申し込みください。
https://riken-jp.zoom.us/webinar/register/WN_CH1VNcKfRsOflCb7Tj98CQ
※お申し込み受付後、本勉強会への参加方法などについてご案内いたします。
【プロジェクト概要】
理研 R-CCS と北翔大学、神戸大学は、スキージャンプ競技の国際競技力向上を目指し、データ科学と空力シミュレーションを融合した動作解析プロジェクトを推進しています。
スキージャンプでは、踏切直後から安定した飛行姿勢に至る「初期飛行局面」における姿勢変化動作が、パフォーマンス評価における重要な指標の一つとされています。しかし、この局面での姿勢変化動作を客観的に評価することは容易ではありませんでした。近年、人工知能(AI)を活用した技術の進展により、スキージャンパーに負担をかけることなく、高い再現性で姿勢変化動作の推定が可能となり、安定した動作解析が実現しつつあります。
本プロジェクトでは、約600回の初期飛行局面における姿勢変化動作データ(スタイル)を取得し、七つの「飛行スタイル」に分類しました。このうち、オリンピック代表選手を含む国際的なトップスキージャンパーが主に採用している飛行スタイルは四つであることが明らかになりました。
さらに、これら四つの飛行スタイルを3次元CGとして再構成し、スーパーコンピュータ「富岳」用に独自開発したシミュレーション技術により、飛行中のスキージャンパーに作用する空力特性を評価しました。その結果、揚力重視型、抗力抑制型、バランス型などの異なる空力戦略が存在することが示されました。
本成果は、スキージャンプのフォーム評価を、経験や感覚に依存したものから、データ科学と計算科学に基づいて可視化・定量化する新たな枠組みを提示するものです。本勉強会では、3者共同プロジェクトの全体像とともに、オリンピック代表選手を含むスキージャンパーたちの飛行スタイルの計測・解析・シミュレーションの最新成果を分かりやすく紹介します。
【研究支援】
本プロジェクトは、日本学術振興会(JSPS)科学研究費助成事業基盤研究(B)「スキージャンプ選手の空力特性を個別解析するためのフレームワークの構築(研究代表者:山本敬三、19H04003)」「スキージャンプのテイクオフ動作における運動学的・空気力学的成功要因の解明(研究代表者:山本敬三、25K02996)」による助成を受けて行われました。
【その他】
○本勉強会では、テレビ会議クラウドサービス「Zoom」を利用します。ネット環境およびパソコン(マイク、スピーカー)、タブレットまたはスマートフォンの利用が必要となります。参加いただくための環境・機材などは、各自で整えていただきますようお願いいたします。
○Zoomの仕様上、本勉強会への参加人数には上限があるため、ご登録は先着順とさせていただきます(先着300名)。
○本勉強会後の「ぶら下がり」取材はありません。発表後に質疑応答時間を設けます。
本件に関するお問い合わせ先
▼スキージャンプに関する質問
北翔大学 生涯スポーツ学部
教授 山本敬三(ヤマモト・ケイゾウ)
Tel: 011-387-3935
Email: kyamamoto@hokusho-u.ac.jp
▼統計的なデータ解析に関する質問
神戸大学 大学院人間発達環境学研究科
准教授 石原 暢(イシハラ・トオル)
Tel: 078-803-7813
Email: tishihara@people.kobe-u.ac.jp
▼シミュレーションの方法に関する質問
理化学研究所 計算科学研究センター 複雑現象統一的解法研究チーム
チームプリンシパル 坪倉 誠(ツボクラ・マコト)
Email: mtsubo@riken.jp
▼その他お問い合わせ
理化学研究所 計算科学研究推進部アウトリーチグループ
Email: r-ccs-koho@ml.riken.jp
▼機関窓口
理化学研究所 広報部 報道担当
Tel: 050-3495-0247
Email: ex-press@ml.riken.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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