大学では教育や研究の一環として、食品開発を行う大学は多い。開発された大学ブランド食品は、百貨店で行われる催事でも販売され好評を博している。また開発そのものではなく、共同研究などを通して食に貢献する大学もある。
【北里大学、学校法人玉川学園、帝京平成大学、目白大学短期大学部、関東学院大学、金沢工業大学、龍谷大学、大阪産業大学、佛教大学】
北里大学(東京都港区)は4月に小田急百貨店町田店で開催された「北海道物産展」に初めて出店。北海道二海郡八雲町にある獣医学部附属フィールドサイエンスセンター八雲牧場で育てた、北里八雲牛の加工品を販売した。同牧場では、春から秋にかけては昼夜放牧して新鮮な牧草を、冬の間は、夏の間に刈り取った牧草を発酵させたサイレージを食べさせているため、肉質は脂質が少なくコクのある赤身肉になっている。
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新宿高島屋では、5月28日(木)から6月2日(火)まで、第8回「大学は美味しい!!」フェアを開催する。
学校法人玉川学園(東京都町田市)が数量限定販売するのは、たまがわハニーアイスクリームの新作「プレミアムバニラ」。原料には、その稀少価値の高さと長期熟成による格別な美味しさで注目の「古座川町 ニホンミツバチ蜜」と、プロが認める「中沢乳業」(同大卒業生が経営)の生クリームを贅沢に使用した。
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一方、帝京平成大学(東京都豊島区)の出展製品は、ロコモティブシンドローム(移動機能障害)対策パウンドケーキ3種類。それぞれにロコモ対策用トレーニングをイラスト入りで紹介したマグネットが付く。同大の2学科(健康栄養学科と理学療法学科)と豊島区障害者就労支援施設「このはの家」とのコラボレーションにより製品化した。
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また、目白大学短期大学部(東京都新宿区)では、製菓学科の学生が考案した老舗企業(米屋株式会社)とのコラボ商品を出展する。株式会社ナポリアイスクリームが主催した学生コンテストで選ばれた「ジャパニーズ・ジェラート」と、米粉生地で“ふんわりしっとり”感を出した逸品「メジゾーどら焼き」を販売する。
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さらに、愛知学院大学(愛知県日進市)経営学部では、愛知県の米粉や三重県の夏みかんジャムなどを使ったロールケーキ「くるくるなごみかん」を出展。バタークリームと夏みかんジャムが懐かしいロールケーキで、口どけのよいバタークリームに甘酸っぱい夏みかんジャムがマッチして、懐かしい味わいに仕上がっている。
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関東学院大学(横浜市金沢区)人間環境デザイン学科の学生がラベルデザインに挑戦したビール「Belgian Wheat(ベルジャン ウィート)」が、そごう横浜店で販売された。この商品は、そごう横浜店が今年の9月に開店30周年を迎えることを記念して、そごう横浜店と横浜ビール、同大がコラボレーションし商品化したもの。苦味が少なく、何杯でもおかわりしたくなるようなビールに仕上がった。
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金沢工業大学(石川県野々市)感動デザイン工学研究所では、サッポロビール(株)とポッカサッポロフード&ビバレッジ(株)と共同で、『Ribbonシトロン』のリニューアルに際し、「記憶に残る透明サイダー」をテーマに味覚研究を行った。研究成果をもとに、酸味の調整と、新しく“初摘みのレモンの香り”を加えて爽快感をアップさせる改良を行い、甘さの感じ方を抑えた味わいに見直された。研究が反映された商品は、4月下旬より全国で発売中。
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龍谷大学(京都市伏見区)は、同大卒業生の学食研究家・唐沢明氏が推薦する「学食カレー」シリーズ第3弾として、「龍谷カレー(つくね入りゆず胡椒風味カレー)」を、ファミリーマートのインターネットショッピングサイトfamima.comにて販売している。学生のプロジェクトチームがカレーの具としては珍しい「つくね」を選定し開発。ほのかな“ゆず”の風味と“胡椒”の辛味をアクセントに加えつつも、チーズを入れまろやかな味に仕上げることで、“新しい可能性”を表現した。
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2015年4月の農学部開設と同時に「食と農の総合研究所」を大学付置機関として設置。同研究所の付属センターとして「食の嗜好研究センター」を置き、食の嗜好性に関する研究を行うことを目的として、今年度から本格的に研究活動を開始する。センター内には、「日本料理研究班」と「食品開発における食嗜好研究班」を設置する。
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大阪産業大学(大阪府大東市)は、小金屋食品株式会社、NP法人環境デザイン・エキスパーツ・ネットワークと協働で「竹姫納豆」を開発。地元の竹の間伐材を容器に使った納豆で、デザイン工学部建築・環境デザイン学科の学生が主にパッケージデザインを担当。2011年5月に販売を開始し、販売初年度は約600個、2年目には約1300個を売り上げた。この商品はフジテレビ系情報番組「バイキング」(4月23日放送)で紹介され、試食した出演者らに絶賛された。
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佛教大学(京都市北区)の「酒づくりプロジェクト」で醸造された同大オリジナル日本酒「佛米!夢乃酒(ぶっこめ!ゆめのさけ)」が完成。同大が地域連携協定を結んでいる京都府南丹市美山町産の酒米(五百万石)を使い、招徳酒造株式会社の協力のもと、有志学生がオリジナル日本酒を企画・立案。酒米の田植えから収穫、ラベルデザイン、醸造体験、販売プロモーションまで携わることで、学生にものづくりを実感させるキャリア教育を目的としており、今年度、7年目になる。
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立命館大学(京都市北区)は農事組合法人栗東有機農業生産組合、競走馬育成事業協同組合、小西酒造株式会社と共同で「超特撰白雪 純米大吟醸 必勝の酒 勝馬米」を開発した。日本中央競馬会栗東トレーニング・センターの競走馬の馬糞から作られた堆肥を肥料に栽培した米を、小西酒造が清酒として加工・製品化。加えて、これまで経験的に良質とされていた馬有機堆肥について、立命館大学の久保幹・生命科学部教授が科学的に良質で安全、安心であることを証明。地域の1次産業(農業)と第2次、第3次産業を結び付ける6次産業化に加え、大学の知を取り入れて製造された。
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【リリース発信元】 大学プレスセンター
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