今年も猛暑が見込まれる中、「夏を快適に過ごすための準備に関する調査」を全国で実施

快適に過ごすために「エアコン」は必需品だが、試運転の実施率は半数以下、
試運転をしない理由は手間や、実施タイミングなどが影響も

 ダイキン工業株式会社は、夏前の「エアコン試運転」をお勧めする「スイッチオン!キャンペーン」を今年も実施します。本格的にエアコンが使われ始める7月頃になると、エアコン業界には点検、修理、買い替えなどの依頼が集中し、修理対応や設置工事に通常以上の時間がかかる可能性が高まります。本キャンペーンは、夏場に安心してエアコンをお使いいただけるよう、エアコン試運転の早期実施をご提案するものです。ダイキンが業界に先駆けて2016年に始めたこの取り組みは、今年で10回目となります。

 近年、日本各地で3月に25℃を超える夏日、4月には30℃を超える真夏日が観測されるなど、早くから気温が上昇する年が増えています。それに伴い、エアコンの使用開始時期も前倒しとなりつつあります。例年、熱中症による救急搬送が多数発生する中で、エアコンが正常に稼働するかを確認する「試運転」は、安心で快適な夏を迎えるための重要な取り組みとなっています。

 2025年の夏も猛暑が予想されており、快適かつ健康的に過ごすためにもエアコンの試運転をはじめとした夏を迎える準備が大切です。こうした中、ダイキンは全国の20代〜70代の男女4,700名を対象に「夏を快適に過ごすための準備に関する調査」を実施しました。

 調査では、多くの人がエアコンを快適な夏を過ごすための必需品と認識しており、試運転の認知率は7割を超えている一方で、実施率は半数以下に留まるなど、夏を迎える準備への意識が実際の行動に結びついていない様子も浮き彫りとなりました。また、準備やお手入れを「面倒」と感じる人が約6割に達するということも分かりました。今回の調査から、エアコンの重要性は理解されているものの、多くの人が「面倒に感じる」といった手間に対する意識や「必要だと思うが忘れてしまう」などの実施タイミングに関する理由から行動に移せていないことがうかがえる結果となりました。

 このような結果から昨年に引き続き、計画的なエアコン試運転のサポートを目的にダイキンが考案した「夏のエアコン試運転指数」と2025年版の「夏のエアコン試運転前線」を紹介します。加えて、10分ほどで行えるお手軽な試運転方法や節電にもつながる日頃からできるエアコンのお手入れ方法をご紹介いたします。全国的な猛暑が予想されるこの夏、エアコンが使えず熱中症の不安を抱えて不快な日々を過ごすことなく快適に暮らしていただけるよう、ぜひお役立てください。
月別問い合わせ件数
●エアコン試運転の手順とチェックポイント、お手入れ方法をご紹介しています
 調査結果では、エアコン試運転をしない人の約2割が「やりかたが分らからない」という理由で実施を見送っていることも判明しました。より多くの方に試運転に取り組んでいただき、夏本番を快適にご使用いただくための手軽な試運転方法やお手入れ方法などの情報をおまとめした「エアコンスイッチオン!キャンペーン」サイトをリニューアルいたしましたので、ぜひご覧ください。⇒https://www.daikincc.com/campaign/switch-on/
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
夏を快適に過ごすための必需品の1位は「エアコン」
試運転の認知率は7割超えるも、実施率は半数以下
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 今回の調査で、調査対象全体に「夏を快適に過ごすための準備」について聞いたところ、「夏を快適に過ごすために必要なモノ・設備」で1位という結果になりました。多くの人が夏を快適に過ごすためにエアコンを重要視していることが明らかになる中で、エアコンの試運転などの準備やお手入れを面倒と感じている人が56.7%という結果となりました。そうした中、試運転の認知率は72.2%と比較的高い一方で、実施率は46.4%と低い水準に留まる結果となりました。2025年も6月から8月にかけて全国的に気温が高くなることが予想され※1、今夏も猛暑日の増加が見込まれます。面倒と思われるエアコンの試運転も10分ほどできる簡単な確認方法や、フィルターのホコリを掃除機で除去するなどの手軽なお手入れ方法も本資料で紹介していますので、今年の夏を快適に、安心してお過ごしいただくためにぜひご活用ください。
※1 気象庁「暖候期予報(2025年02月25日発表)」に基づく


PRオートメーション用
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
エアコンは夏の必需品で、試運転は知っているも
試運転をしない理由は「忘れてしまう」が最多
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 調査の結果、「夏を快適に過ごすために必要なモノ・設備」としてエアコンを挙げた方のうち、51.1%が試運転を実施していないことが明らかになりました。そのうち、試運転を知っているにもかかわらず、約半数が実施していないという結果がわかりました。実施していない理由としては、実施するタイミングを逃している方が多く、なかでも最も多かったのが「必要だと思ってはいるが、忘れてしまうから」という回答でした。エアコン試運転そのものは認識しているものの、気がついたら夏を迎えてしまっている人や適した実施タイミングを知らない人が多いことがうかがえます。
 このように、試運転やお手入れの重要性は理解されているものの、「忘れてしまう」「面倒に感じる」といった理由から行動に移せていない様子が浮かび上がりました。しかし、気づいたときにはすでに暑さが本格化しており、いざ使おうとしてもエアコンがスムーズに使えず、慌てて対応するケースも少なくありません。こうした中で、ダイキンは計画的にエアコンの試運転に取り組んでいただけるように、試運転に適した気温やタイミングがわかる「夏のエアコン試運転指数」や各地域でエアコン試運転指数が高まると思われる予想日を表す「夏の試運転前線」を公開しています。

エアコンを必要と感じ、試運転を認知している人の“未実施”理由
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「夏のエアコン試運転指数」と2025年版「夏のエアコン試運転前線」公開!
地域別エアコン使用開始時期の違いを考慮して試運転のきっかけに活用
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ー夏のエアコン試運転指数ー
 ダイキンは、試運転を行うのに適した気温やタイミングを分かりやすく把握できる目安として、「夏のエアコン試運転指数」を2023年に考案しました。天気予報で報じられる気温と照らし合わせれば、試運転に適した日が一目で分かります。気温23~25℃を「最適な時期」として、21~22℃を最適に次ぐ「適した時期」、20℃以下を「不向き」としています。また、気温が26℃を超えた場合、熱中症の心配も出てくる※2ことから、急いで実施いただくことを促します。
例年、夏になるとエアコンの修理や設置工事が急増します。特に集中する7月~8月には修理や工事ができるまでに通常以上の時間がかかることもあり、真夏にエアコンが使えない状況になってしまう可能性もあります。本格的に暑くなる前の4月~6月前半の間を目安に、エアコン試運転指数の高い日を選んで試運転を実施することをおすすめします。
2025年版 夏のエアコン試運転前線

【ダイキン】試運転指数表
※2 環境省や日本生気象学会が情報提供している熱中症予防指針のWBGTでは、主に温度と湿度の関係で熱中症リスクを目安化しています。 例えば室温26℃では湿度85%、室温28℃では湿度65%を超えると熱中症への警戒が必要とされています。

ー2025年版 夏のエアコン試運転前線ー

 「夏のエアコン試運転指数」とあわせて考案した「夏のエアコン試運転前線」は、全国の各地域でエアコン試運転指数が高まると思われる予想日を表すものです。エアコン試運転指数が高く、より効果的な試運転ができると考えられる気温25℃の日がいつ頃やってくるのかを前もって把握できるため、計画的な試運転の実施に役立てられます。
 本前線に記載の予想日は、全国の各地域の過去5年間において、各年の最高気温が25℃に達した最初の日を調査し、それらを平均した日としています。
こうした考え方で各地の予想日を見ていくと、今年の試運転前線は、4月上旬に那覇に上陸し、4月中旬には九州・中四国から太平洋沿岸地域へ、その後本州を北上し、5月後半に札幌へ到達する予想です。

2025年版 夏のエアコン試運転前線
5か年データ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
エアコン試運転の手順・チェックポイント
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 エアコンの試運転は、エアコンを本格的に使いはじめる前に、エアコンに不具合が無いことを確認する作業です。冷房運転の際に冷風が出ることや、異常を示すランプが点灯しないことを確認することが基本です。また、より念入りに確認することで、室内機からの水漏れや、異臭や異音の有無も確認できます。


【お手軽コース 】
次の①②を実施してください。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
①冷房の設定温度を最低(16~18℃)に設定し、10分ほど運転しましょう。
■なぜ最低温度で10分間運転するの?
万が一エアコンに異常があった場合、検知するまでに約10分間の冷房運転が必要です。
また、エアコンは室温が設定温度に到達すると室内を冷やす動作を停止するため、最低温度に設定しておくことで、室温が設定温度に早期に到達することを防ぎます。なお、最低温度は機種によって異なります。

■試運転前に確認しておきましょう!
電源プラグはコンセントに差し込まれていることや、リモコンの電池は切れていないことも確認しましょう。

②冷風が出ているか、異常を示すランプが点滅していないか確認しましょう。
■ランプが点滅した場合!
異常停止している可能性があります。リモコンでエラーコードをご確認いただき、お買い上げの販売店またはお客様相談窓口にご連絡下さい。
【エラーコード確認サイト】 https://www.daikincc.com/errorcode/
【お客様相談窓口】 https://www.daikincc.com/


【 念入りコース 】 
上記①②に引き続き③④も実施してください。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
③さらに30分ほど冷房運転し、室内機から水漏れがないか確認しましょう。
■なぜ30分程度運転するの?
エアコンは冷房運転時、室内機の中にある熱交換器が冷やされて結露水が発生します。発生した結露水はドレン配管とよばれるホースで屋外に排水されます。30分程度の冷房運転で結露水を十分に発生させ、屋外のドレン配管から水が出てくるところまで確認できれば安心です。

■タイマー機能を有効活用しましょう!
30分も待っていられない場合は、切タイマーの活用が便利です。なお、その場を離れる場合には、万が一の水漏れに備え、エアコンの下には物を置かないようにしましょう。

④不快なニオイや聞き慣れない音がしないか確認しましょう。

■異臭、異音がした場合は!
ニオイや音の種類のより、様々な要因が考えられます。AI故障診断サイトから、ニオイや音の種類にあわせた原因をご紹介しておりますのでご確認ください。
【AI故障診断】 https://www.daikincc.com/AI_chatbot/

■フィルターや熱交換器の汚れ、振動もチェック!
フィルターや熱交換器の汚れが過多となっている場合、嫌なニオイの原因になることがあります。また、振動が原因で異音に至るケースもあります。ぜひチェックをお願いします。


詳しい情報や試運転方法は、「エアコンスイッチオン!キャンペーン」WEBページで公開中!
――――――――――――――――――――――――――――――
エアコンの節電につながるお手入れ
――――――――――――――――――――――――――――――

2週間に1回のフィルター掃除がおすすめ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 エアコンは、室内機が周囲の空気を取り込み、室内機の中で温めたり冷やしたりして室内に戻すことで室温をコントロールしています。室内機の中にあるフィルターは、室内機が取り込む空気の中に漂うホコリを止める役割をしています。フィルターにホコリが堆積すると、室内機を通る空気の量が減り、室温が設定温度に到達するまでに時間がかかり、無駄な電力の消費につながります。2週間に1回のフィルター掃除をおすすめしています。
お手入れ(フィルター掃除)




室外機周辺の空気の流れを確保して、高温になることも避ける
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 エアコンの冷房運転は、室内の空気中の熱を減らすことで部屋を涼しくしています。室内機が室内の熱を集めて、冷媒と呼ばれるガスが熱だけを室外機に運び、室外機は、背面や側面から吸い込んだ空気に熱を乗せて正面に吹き出します。
室外機の吸込口や吹出口がふさがれると、室内から運ばれてきた熱を効率的に放出できなくなり、エアコンに負荷がかかってしまいます。
エアコンの運転効率が下がることで、消費電力が上がり、電気代も上がります。室外機にカバーをかけたり、室外機の周辺に荷物を置いたりせず、室外機周辺をスッキリさせ空気の流れを妨げないようにしましょう。
また、室外機周辺が高温になった場合も、エアコンの運転効率が下がることがあります。夏場、直射日光で室外機の周辺が熱くなってしまう場合は、日影が作れて風通しも良い「よしず」などを、室外機から1メートルほど離れたところに立て掛けることも効果的です。

お手入れ(室外機周辺)

フィルターのホコリと室外機周辺の障害物で、余計な電力を消費してしまうことも
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 エアコンのフィルターを1年間掃除しないと消費電力量が約25%増加する場合があることが試算されています。さらに長い期間掃除されていない可能性も考えられます。約3年分のホコリが溜まったフィルターを用いて実験したところ、フィルターの目詰まりで、48.9%の消費電力量が余分に発生する結果となりました。フィルターのホコリに加えて、室外機周辺に障害物があることで風通しも悪くなると、105.1%の消費電力量が余分に発生する結果となりました。このように、手軽にできるフィルター掃除や室外機周辺の整理整頓だけでも大きな節電につながります。試運転とあわせて、エアコンのお手入れをすることもおすすめします。


フィルターホコリと室外周辺の障害物


電気代の換算:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 電力料金目安単価 31円/kWh[令和4年7月改定]より

<動画で解説> ご家庭でできるエアコンお手入れ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
エアコンを快適かつ効率よく使うためには、シーズン中とシーズン前の定期的なお手入れが大切です。本動画では、「フィルター掃除」や「室外機のチェック」など、誰でも自宅でできる簡単なお手入れ方法を分かりやすくご紹介しています。こまめな掃除を行うことで電気代を抑え、嫌なニオイや冷暖房効率の低下につながります。節電と快適な暮らしのために、ぜひご覧ください。
<上手なエアコンのお手入れ動画>




〔お問い合わせ先〕ダイキン工業株式会社 コーポレートコミュニケーション室
本社(06)6147-9923/東京支社(03) 3520-3100
E-mail: prg@daikin.co.jp

本件に関するお問合わせ先
ダイキン工業株式会社 コーポレートコミュニケーション室
本社(06)6147-9923/東京支社03‐3520-3100
E-mail: prg@daikin.co.jp

この企業の関連リリース

この企業の情報

組織名
ダイキン工業株式会社
ホームページ
https://www.daikin.co.jp/
代表者
十河 政則
資本金
8,503,243 万円
上場
東証プライム
所在地
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目13−1大阪梅田ツインタワーズ・サウス
連絡先
06-6147-9923

検索

人気の記事

カテゴリ

アクセスランキング

  • 週間
  • 月間
  • 機能と特徴
  • Twitter
  • デジタルPR研究所