2025年3月18日
PwCアドバイザリー合同会社
【調査レポート】世界のM&A 業界別動向:2025年の見通し
PwCアドバイザリー合同会社(以下、「PwCアドバイザリー」)は、「2025年の見通し 世界のM&A 業界別動向」の日本語訳版を公開しました。本レポートは半期に一度、LSEG(London Stock Exchange Group plc:ロンドン証券取引所グループ)より提供されたデータを基に世界のM&A動向についてデータを分析し、今後予想されるシナリオとM&Aへの準備についてPwCが見解をまとめたものです。
2025年のM&A市場は、経済的および地政学的な不確実性が解消されつつあり、再び上昇基調に戻る兆しを見せています。その裏付けとして、市場全体に大きな影響を与える10億米ドル以上のディール件数が2024年には17%増加し、平均金額も上昇しました。一方で、米国の新政権による規制緩和や貿易政策は世界のM&A市場に重要な影響を与える可能性もあり、ディールメーカーは引き続きいくつかの不確定要素を注視する必要があります。
今日の市場では3つの重要な動向が強まっており、それにより2025年にはディールの必要性が高まり、M&A活動が活発化すると思われます。1つ目は企業が成長とトランスフォーメーションに注力していること、2つ目はAIが変化と再創造の触媒として機能していること、3つ目は投資期間の終了に伴ってプライベート・エクイティ(PE)が投資先企業からのエグジットを迫られていることです。
M&Aを成功させるためには、産業に関する深い専門知識を持ち、価値創造に焦点を絞ることが必要です。2025年のM&A市場は、新たな市場への参入、機能の強化、業務効率の改善などを目的とした買収や、ノンコアまたは低成長のアセットを売却することにより、企業ポートフォリオを洗練させる動きが強まると予想されます。不確定要素も多く、進展は直線的ではないかもしれませんが、2025年のM&Aの勢いは特に下半期にかけて顕著になると確信しています。
本レポート詳細につきましては、以下URLよりご覧ください。
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