【オリックス】パナソニック コネクトとプロジェクター事業等の譲渡に伴う資本提携
カーブアウト出資を本格始動、事業成長機会を提供し日本の産業発展に貢献
オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、本日、パナソニックホールディングス傘下のパナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、社長:樋口 泰行)との間で、同社の業務用プロジェクター事業および業務用ディスプレイ事業の譲渡に伴う資本提携に関する契約を締結しましたのでお知らせします。今後、必要となる許認可の取得手続きなどを経て、両事業を運営する新会社を設立します。新会社の株式保有比率は、オリックス80%、パナソニック コネクト20%となり、共同で事業運営を行う予定です。
パナソニック コネクトの業務用プロジェクター事業は、長年の研究開発実績に基づき、高輝度※1・高画質を実現する高い技術力を有しています。主力製品の高輝度プロジェクターは世界トップシェアを誇り、プロジェクションマッピングや音楽ライブ、テーマパーク、博物館等で使用されているほか、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開閉会式における演出でも採用されました※2。現在、売上高の約9割を海外向けが占めており、ライブエンターテインメント市場は拡大傾向にある中、今後も持続的な成長を見込んでいます。
オリックスは今回の出資により、パナソニック コネクトが持つ高い技術力および顧客基盤に当社の事業投資ノウハウを生かすことで、グローバルトップ事業のさらなる価値向上を図ります。新会社は両事業の専業運営会社として、集中的な経営資源投下を図るとともに、今後も強固なガバナンス体制と競争力の高い事業組織を構築し、グローバルな顧客ネットワークの進化・拡大、ならびに、新興国への市場拡大や顧客サポートサービスの充実化などを図り、より一層の事業成長を目指します。
オリックスはこれまで、非上場企業への出資や事業承継を行うとともに、経営のノウハウを提供することで、出資先企業の企業価値向上に注力してきました。今後は従来の事業投資に加え、日本企業の構造改革に伴うカーブアウト(大企業からの事業部門や子会社の譲渡)など大型案件にも出資の裾野を拡大し、日本の産業発展に貢献してまいります。
※1 プロジェクターによって照らされた面の明るさの度合いのことで、プロジェクションマッピングや大型ライブイベントなどの屋外で使用される業務用プロジェクターの多くが超高輝度に分類される。
※2 プロジェクター使用事例(パナソニック コネクト Webサイト)(https://connect.panasonic.com/jp-ja/case-studies)
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