PwCコンサルティング、男女賃金格差分析ツールの提供を開始
PwCコンサルティング合同会社
PwCコンサルティング、男女賃金格差分析ツールの提供を開始
データに基づくDEIBの戦略立案・改善対応を総合的に支援
近年、ESG投資の世界的な広がりに伴い、企業の人的資本の情報開示と人材の属性・価値観の多様化への対応が求められており、男女賃金格差はその代表的な指標となっています。
日本においても女性活躍推進法の改正に伴って一定の従業員規模の企業には、有価証券報告書含め「男女の賃金の差異」の開示が義務付けられました。日本企業には、単なる男女賃金格差の公表にとどまらず、格差が発生する根本要因の特定と分析、それらを踏まえた格差解消に向けた施策の検討、実行、検証など、性別による不公平の是正に向けたアクションを示すことが求められます。さらに、格差の改善を企業の競争力と価値向上につなげるためには、ビジネス戦略とのアラインや、採用、配置などの人材マネジメント施策との連携が期待されます。
このような背景から、PwCコンサルティングは、男女賃金格差の分析および改善を支援するツールを開発しました。本ツールを活用することにより、企業は、男女の賃金格差を政府の開示要請に沿った雇用区分での算出のみならず、賃金項目や等級などさまざまな切り口で可視化し、自社の状況を把握することができます。加えて、等級の男女構成比による格差と、同一等級内の格差に分けた上で、勤続年数、労働時間、評価結果など男女賃金格差に影響を与えうる要素ごとに分析することも可能です。
本ツールはBIダッシュボードのテンプレートとなっており、テンプレートを活用しながら企業のニーズに合わせたカスタマイズができるほか、直感的な表示により、企業担当者が簡単に状況把握や分析結果の確認を行えるなど、初期導入時の負担を軽減します。また、初期導入時には、登録されたデータを基にしたPwCコンサルティングの専門家による分析レポートの提示も行います。
DEIB推進により多様な人材の価値を最大限に引き出すことは、人的資本経営の土台となります。DEIBが経営の重要アジェンダとして認識される中、各企業のDEIB担当者に求められる役割は、年次での開示対応のみならず、各種人事施策のデータに基づくモニタリングから人事戦略への反映や運用の改善まで、広範に及びます。PwCコンサルティングは、本ツールの提供を通し、今後も男女賃金格差をはじめとする日本企業のDEIBの課題解決に貢献します。
<参考>
DEIB(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン&ビロンギング)推進
https://www.pwc.com/jp/ja/services/consulting/people-change-management/diversity-and-inclusion.html
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