日本物流団体連合会から「モーダルシフト取り組み優良事業者賞」、九州運輸局から「自動車・観光・交通政策関係功労者九州運輸局長表彰」を受賞
表彰式(左の写真:右から、センコー 河野 誠司執行役員、オンラインで出席された物流連 池田 潤一郎会長、
右の写真:右から、ランテック 嘉永 良樹副社長、物流連 池田 潤一郎会長)
受賞内容は、「改善部門」1件、「有効活用部門」2件、計3件です。
「改善部門」では、センコーが拠点間の幹線区間における輸送量について、トラックの割合を減らし、鉄道・海運の割合を一層向上させました。令和元年度の鉄道・海運の割合実績は全輸送量中70.0%であったのに対し、令和2年度の実績は74.9%を達成し、前年度と比較し、モーダルシフト輸送比率を改善しました。
「有効活用部門」の1件目は、センコーの海上輸送に関するモーダルシフト2案件の実現です。
1つ目は、北海道から西日本エリアへの酪農機器のモーダルシフトについて、兵庫県と福岡県にストックポイントを設置して納入日が近いものを集約し、RORO船を活用した無人航走により、年間78%のCO2排出量を削減したほか、年間約800時間ドライバー運転時間を削減したことが評価されました。
2つ目は、長野県から北海道へのジェットヒーターの輸送について、従来はメーカー倉庫(栃木)を中継した複数ルートの陸送をしていましたが、需要地近隣(北海道)への物流拠点設置による単一ルート化、並びに大型トレーラーでの海上輸送への切り替えにより、既存運用に対して年間30%のCO2排出量を削減したほか、年間約 1,200時間ドライバー運転時間の削減に成功したことが評価されました。
2件目は、ランテックの宮崎県から関西地区へのブロイラーのトラック輸送から海上輸送への変更です。
出荷曜日の固定化や定期数量の対応等を各荷主と協議を重ね、15m冷凍セミトレーラーを活用した無人航走を導入することで、CO2排出量を削減したほか、年間3,000時間程度ドライバーの運転時間を削減することに成功したことが評価されました。
また、ランテックは、国土交通省 九州運輸局(局長:河原畑 徹)から「令和3年自動車・観光・交通政策関係功労者九州運輸局長表彰」を受け、11月25日に九州運輸局(福岡市博多区)にて、表彰式が行われました。
受賞内容は、交通政策関係(環境保全)1件、安全性優良事業所(Gマーク)1件、計2件です。
交通政策関係(環境保全)では、ランテックは、自動車メーカー等と共同開発した「ハイブリッド電動式冷凍機」で特許を取得し、それを搭載したトラックやその技術を応用して回生した電気を活用し、車両走行の動力にした大型ハイブリッドトラックを積極的に導入しました。また、モーダルシフト等のさまざまな取り組みを行うことにより、環境保全に貢献したことが評価されました。この案件は、今年6月に物流連が発表した「第22回物流環境大賞」の部門賞「低炭素物流推進賞」ならびに「サステナブル活動賞」も受賞しています。
安全性優良事業所(Gマーク)では、ランテック鹿児島支店が、Gマークの認定を継続して取得し、貨物自動車運送事業における輸送の安全の確保を通じて、社会に多大な貢献をしたことが認められ、表彰されました。
今後もセンコーグループは、モーダルシフト・先進環境技術の積極的な導入を推進し、CO2削減に貢献することで地球に優しい物流を目指します。