中大規模木造建築ブランド「with TREE」で木造化・木質化推進 ~環境と健康を両立させる建築物~

住友林業株式会社

 株式会社熊谷組(社長:櫻野 泰則 本社:東京都新宿区 以下熊谷組)と住友林業株式会社(社長:光吉 敏郎 本社:東京都千代田区 以下住友林業)は31日、中大規模木造建築ブランド「with TREE」を立ち上げました。
 「with TREE」のコンセプトは「環境と健康をともにかなえる建築」。都市の建築に「木」が生む新しい価値を提供し、中大規模建築の木造化・木質化を推進します。

 近年、自然災害が世界各地で甚大な被害をもたらし、その原因とされる気候変動への対策が国家、民間両レベルで進められています。国内では少子高齢化が進み、社員一人ひとりの健康増進と、生き生きと働ける職場環境づくりを目指す企業が増加しています。こうした健康経営の推進がますます重要なテーマとなってきます。
 
 熊谷組と住友林業は2017年の業務・資本提携以来、8つの分野で分科会を立ち上げ、協業に向けて取り組んできました。今回、中大規模木造建築分科会の取り組みとして「with TREE」ブランドを立ち上げ、資材の調達から建築、コンサルティングまで環境と健康を両立させる「建築」を提案します。
 本プロジェクトの一環が野村不動産株式会社(社長:宮嶋 誠一 本社:東京都新宿区)のH1O(エイチワンオー)外苑前での取り組み※1です。

 熊谷組は集合住宅・事務所などの「中大規模木造建築」建設の受注施工のために木質部材の開発や技術開発を行っています。今後も都市と森がつながる低炭素な街づくりに貢献していきます。
 住友林業は脱炭素社会実現のため非住宅の木造化・木質化に注力しており、教育施設や高齢者施設などで実績を増やしています。今後も木質部材の調達や製造、設計・施工にいたるまで、「木」を扱うプロフェッショナルとして社会のあらゆるニーズに対応していきます。

※1 野村不動産株式会社「中高層オフィスビル主要構造部に『木造ハイブリッド構造』採用」プレスリリース
https://www.nomura-re.co.jp/cfiles/news/n2021030501808.pdf

■「with TREE」の概要
 顧客と共に(with)、コミュニティと共に(with)、木と共に(with)、高い価値と良い効果をもたらす木の建築物を協力して創りあげていくというのがブランドの由来。このブランドが目指す環境価値、健康価値をお客様のご要望を叶えるコストでご提案します。 

【環境×建築】
 建築に「木」を使うことで地球温暖化防止につながり、環境価値が高まります。
 〇地球温暖化防止につながる木の活用
  木は再生可能な素材で、地球環境にやさしい天然資源です。木を植えて、育て、伐って長く利用することで、CO2の吸収、炭素の固定のサイクルを生み出し、地球温暖化防止に貢献します。
 〇環境にやさしい木造建築
  木造は他の構造と比べて建築時のCO2排出量が少なく、完成後もより多くの炭素を固定する、環境にやさしい構造です。
 〇環境貢献が左右する企業価値
  企業の積極的なCO2削減への取り組みなどの環境貢献は企業価値の向上につながります。

【健康×建築】
 人にやさしい「木」を使うことで、健康価値が高まります。
 〇人の心とカラダにやさしい木材
 木は衝撃を吸収するため身体への負担が少ないだけでなく、ストレスや疲労感を和らげるなど、心にもやさしい素材です。
 〇人のチカラを高めるバイオフィリックデザイン
 建物に木材や緑を取り入れ、自然とのつながりを感じられるバイオフィリックデザインを採用することで、人の幸福感・生産性・創造性を向上することができます。
 〇健康への配慮が左右する企業価値
 企業の健康経営の取り組みは人材採用や株価などへ影響を与えはじめています。健康に配慮することで、将来の企業価値向上にもつながります。 

【知見×知見】
 熊谷組と住友林業の知見を掛け合わせ、地球環境と人の健康のために「大きな木」を創ります。
 〇熊谷組
 オフィスや集合住宅・宿泊・物流・医療・商業建築から、橋やダム・トンネルなどのインフラまで、建設を通して国内外の社会基盤と生活インフラを支えています。
 〇住友林業
 森林経営から木材建材の製造・流通、国内外の住宅建築、環境緑化、再生可能エネルギー事業まで、「木」を軸に持続可能で豊かな社会の実現に貢献しています。
以上

(参考)
WEBサイトURL https://withtree.jp/

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