米マクサー、WeatherDeskをサブスクリプションサービスで国内提供開始
地球規模の気象データの可視化と各種予測を可能にするプラットフォーム
期間:2020年6月1日~8月31日
東京、日本– 2020年10月6日 – 地理空間情報(アース・インテリジェンス)と宇宙インフラ関連分野におけるイノベーターとして最も信頼されているパートナーである米マクサー・テクノロジーズ社(以下 マクサー)は、静止軌道衛星から取得したデータに基づく気象予測情報を提供するクラウド型プラットフォーム「WeatherDesk」(ウェザーデスク)を、本日より国内での提供を開始しました。気象予測に求められる多岐にわたったサービスを提供するWeatherDeskには、特定地域ならびに災害等の脅威にかかわる、簡潔かつ専門的な分析レポートを始め、ユーザー自身が可視化・分析ツールを構築するために活用できるアプリケーション、ユーザーシステムの内部プロセスへデータと取り込む(インジェスチョン)ための高精度データを提供するデータサービスも実装しています。
サブスクリプションサービスとして提供されるWeatherDeskは、気温観測および予測データ、降水量、風速、台風やハリケーンなどさらに多くの情報を含め、世界各国の幅広い気象データを配信しています。多様な情報を可視化するための直感的なユーザーインターフェース(UI)によって、常時変動する気象条件や長期的な気候への影響を先取りして把握することが可能です。
その他の特徴は、以下のとおりです。
- Global Weather Interactive: 世界に点在する10,000以上の測候所から収集された2000年以降の観測データと今後の気象予測データ
- Models page: 世界規模の気象予測数値モデルに基づく、リアルタイムに更新される迅速かつ効率的な気象モニタリングと気候予測
- DynaCast:1950年から今日までの長期間の気象データが確認できるインタラクティブで世界規模のアナログ気象ツール
- Tropical Tracker: 熱帯地域における過去・現在の気象状況に関するデータおよび今後の予測動向データ
- Ag Desk: 気象・気候が農作物に与える影響に関する予測図やデータ
- Renewables: 風力・太陽光発電における発電量変化を1時間ごとに予測したデータ
業界を問わず、数多くのグローバル企業における導入実績を誇るマクサ―のWeatherDeskは、事業における意思決定を強力に支えるデータを提供しています。その用途として、農業では気候変動がもたらす甚大な被害を予測することで、作付面積の算出と壊滅的なリスク回避するために、WeatherDeskのデータを活用した計画立案が可能になります。再生可能エネルギー事業においては、消費電力量の予測と、風力・太陽光発電での生産可能エネルギー量を比較することで、公益事業体のリスク管理を実行可能にします。さらに、ダム運営事業者あるいは電力インフラ事業者においては、WeatherDeskを活用し、インフラ供給の計画を事前に立案することで、高額な損害を回避するための対策を講じています。保険会社や商社などでは、市場リスクを把握しモデル化するために、本プラットフォームを活用しています。
価格、販売方法等につきましては、マクサー・テクノロジーズ ジャパンオフィスまでお問合せください。
マクサー・テクノロジーズ社について
マクサー・テクノロジーズ(旧DigitalGlobe)は、地理空間情報(アース・インテリジェンス)と宇宙インフラ関連分野におけるイノベーターであり、最も信頼されているパートナーです。常時変化する地球を衛星を使用してモニタリングし、刻々と変化する状況把握から可能になる判断支援を行うなど、価値あるソリューションを政府および民間事業者に提供しています。また、全世界を対象としたブロードバンド通信環境の提供、宇宙環境を活用した事業の支援も行っています。当社は宇宙業界を常にリードしてきたDigitalGlobe社とMDA Holdings社が2017年に合併を完了させたことで誕生した組織を基盤とし、長年にわたる宇宙事業における経験ならびに知見をもとに、拡張性をもったソリューションを、迅速かつ実現可能な費用で提供しています。日本を含む全世界30カ国以上の拠点で活動する約5,800名の当社チームメンバーは、宇宙利用の可能性を開拓すべく、多岐にわたる分野において統合的な機能と専門技術を日々提供しています。当社は、ニューヨーク証券取引所ならびにトロント証券取引所において上場(MAXR)しています。詳細については、www.maxar.com をご覧ください。