■さまざまな分野の専門家が''笑い''について伝授■笑いを学ぶ授業「笑いは人をつなぐ」を実施

大阪樟蔭女子大学

大阪樟蔭女子大学(大阪府東大阪市)では、全学科2年生を対象に学士課程教育基幹科目として「笑いは人をつなぐ」を開講しています。本講義は、本学客員教授で落語家の桂かい枝師プロデュースの科目として、今年度からスタートしました。心理学、マスコミ、健康、古典芸能(狂言・落語)、演芸などの各分野を専門とする教員やゲストスピーカーが、毎週リレー形式で“笑い”について講義します。授業はZoomを活用してのオンラインで行います。 【本件のポイント】 ●各分野のスペシャリストが、さまざまな視点から笑いについて伝授 ●人を引き付けるコミュニケーション能力を身につけ、人々を癒すことができる人材の育成を目指す ●授業の集大成として、学生による創作小咄をZoomで発表 【概要】  現在、新型コロナウイルス感染症流行などの悲しいニュースが多い中、笑いの重要性が益々注目されています。笑いには人を癒すチカラがあります。さまざまな視点から笑いについて学ぶ授業を通して、人々を癒すことができる''内なる輝きを発する''人材の育成を目指します。 ■「生涯にわたって美しく幸福な生活を送ること」を目的に笑いについて学ぶ  本学の建学の精神である''豊かな情操''を育み、「生涯にわたって美しく幸福な生活を送ること」を目的としています。そのために (1)''笑い''を理解できる知性と感性を身につける (2)人を笑わせて話に引きつけるプレゼンテーションができるようになる (3)人の要となるのに必要なコミュニケーション力や人間力を身につける を目標に設定しています。 ■段階的な学びで''笑い''を学び、最終課題として落語の創作小咄の実演発表  本科目は、「I.笑いの心理」「II.いろいろな笑い」「III.小咄入門~人を笑わせてみよう」の3部構成で授業を行います。 まず「I.笑いの心理」では、笑いのメカニズムをはじめ、心理、精神や身体への効用、笑いの地域差(関東・関西)などについて学びます。つづく「II.いろいろな笑い」では、狂言、落語、漫才、コントなどのパフォーマンスを材料にして、人を笑わせるためにはどのような特徴や仕掛けがあるかを理解します。最後に「III. 小咄入門~人を笑わせてみよう」では、代表的な小咄を学び、笑いを分析します。その後、学生自身が小咄を創作し、実際に小咄を実演発表します。 ■各分野の専門科が講師を務め、さまざまな視点から''笑い''について学んでいく  授業では、毎回各分野のスペシャリストからさまざまな視点で''笑い''について伝授してもらいます。 【笑いの心理】 川上正浩 教授(心理学科) ・授業日:5月13(水)、20(水)、27日(水) 13:00~14:30  ※終了しています ・プロフィール:専門分野は認知心理学で、特に単語認知過程が研究テーマ。著書に『スーパーエッセンス心理学』(共著・北大路書房)、『連想語頻度表』(共著・ナカニシヤ出版)などがある。 ・内容:心理学の視点から笑いが与える影響などを解説。 【笑いとセラピー】 森屋多希子 氏(大阪市若者自立支援事業コネクションズおおさか) ・授業日:6月3日(水) 13:00~14:30  ※終了しています ・プロフィール:コネクションズおおさかで、ユースコーディネータとして務める。精神保健福祉士の資格を活かして、15~39 歳のひきこもりなどで働いていない方々の進路サポートや自立支援を行う。 ・内容:ひきこもり支援の事例や、笑いが与える心の治癒力について解説。 【笑いと風刺】 彦坂真一郎 氏(上方噺研究家、新聞記者) ・授業日:6月10日(水) 13:00~14:30  ※終了しています ・プロフィール:落語や講談のゆかりの地を訪ねる講座を開催し、落語、講談の台本も執筆している。著書『笑福亭純瓶と行く上方噺三十六景 落語散策そぞろ歩き』(レベル)は、3年間の講座内容をまとめたもので、新聞記者らしい''足で稼いだ''データが随所にちりばめられている。 ・内容:新聞に表れた風刺について「笑い」のポイントから歴史的に解説。 【笑いと健康】 大谷幸子 教授(健康栄養学科、くすのき健康栄養センター長) ・授業日:6月17日(水) 13:00~14:30  ※終了しています ・プロフィール:専門分野は病態栄養、給食経営管理。管理栄養士、栄養サポートチーム専門療法士などの資格を有し、金沢大学医学部附属病院、東京大学医学部附属病院、淀川キリスト教病院の各栄養部門責任者を歴任し現職に至る。 ・内容:健康的な生活と笑いの重要性について解説。 【笑いと狂言】 鈴木実 氏(狂言師) ・授業日:6月24日(水) 13:00~14:30  ※終了しています ・プロフィール: 2006年、茂山千三郎に入門、師事。2007年、京都能楽養成会に入会し研鑽。2011 年、 同門若手と「狂言五笑会」を結成。2013 年に独立、記念公演にて「那須語」。2020 年、第1 回愛媛国際映画祭上映作品「内子こども狂言記」に茂山千三郎と共に出演。 ・内容:狂言の中の笑いについて学び、狂言の発声や演じ方を指導。 【笑いと落語】 桂かい枝 客員教授(落語家) ・授業日:7月1日(水) 13:00~14:30  ※終了しています ・プロフィール:大学卒業後、上方落語の五代目桂文枝に入門。情に溢れた明るい高座が人気。日本独自の笑いの芸能「落語」を世界に紹介しようと1997 年より英語落語の海外公演に取り組み、世界12カ国31 都市で 200 公演以上を成功させる。2018 年度繁昌亭大賞を受賞。著書『桂かい枝のLet's 英語落語!』(教育出版)。上方落語協会会員。 ・内容:落語の歴史などの基本的知識とその面白さについて実演を交えて解説。 【笑いと古典芸能】 森西真弓 教授(国文学科、元「上方芸能」編集長) ・授業日:7月8日(水) 13:00~14:30  ※終了しています ・プロフィール:専門は日本芸能史・上方伝統芸能・近代日本演劇。主著に『上方芸能の魅惑 ― 鴈治郎・玉男・千作・米朝の至芸』(NHK 出版)、『吉田玉男 文楽藝話』(共著・国立劇場)、『上方芸能事典』(編著・岩波書店)がある。 ・内容:狂言の成り立ち、特徴、面白さを評論家の立場から考察。 【笑いと漫才・放送】 米井敬人 氏(放送作家、漫才作家、落語作家)+ 桂かい枝 客員教授 ・授業日:7月15日(水) 13:00~14:30 ・プロフィール:大阪芸術大学芸術計画学科卒業、大学では落語研究会所属。放送作家として、今ちゃんの「実は...」(朝日放送テレビ)、音芸の世界(ラジオ大阪)、なるみ・岡村の過ぎるTV(朝日放送テレビ)、特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル(読売テレビ)など関西のテレビ、ラジオを中心に活躍中。 ・内容:漫才やお笑い番組の制作について解説。ネタの作り方などを指導。 【小咄入門】 小佐田定雄 氏 (落語作家、演芸研究家、演芸作家)+ 桂かい枝 客員教授 ・授業日:7月22日(水) 13:00~14:30 ・プロフィール:1977 年に桂枝雀に新作落語『幽霊の辻』を書いたのを手始めに、米朝一門を中心に落語の新作や滅んでいた落語の復活、東京落語の上方化などを手がける。新作落語台本は250席を超え、近年は狂言、文楽、歌舞伎の台本も担当。著書に『落語大阪弁講座』(平凡社)、『5分で落語のよみきかせ』全三巻(PHP研究所)、『上方落語のネタ帳』(PHP研究所)などがある。 ・内容:落語作家の立場から笑いを創り出すコツを伝授。 ◆創作小咄の発表 授業の最終として参加型の授業を行います。これまで授業で学んできた''笑い''をふまえて、学生がオリジナルに創作した小咄の実演発表(Zoom による)を7月29日(水)、8月5日(水)の二週にわたり行います。各発表に桂かい枝客員教授がコメントをつけ、さらに面白くするためのアドバイスをします。 【創作小咄発表】 ・日時:7月29日(水)、8月5日(水) 13:00~14:30 ・発表人数:44 名 ・内容:学生によるオリジナル小咄をZoom で発表 ▼本件の詳細 ・樟蔭学園プレスリリース  URL: http://www.osaka-shoin.ac.jp/files/6215/9427/9239/2020.No.6_.pdf ▼本件に関する問い合わせ先 総務部 学園広報課 梶田・井上 住所:大阪府東大阪市菱屋西4-2-26 TEL:06-6723-8152(平日9時~17時) FAX:06-6723-8263 メール:gakuen-pr@osaka-shoin.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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