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びわこ成蹊スポーツ大学(滋賀県大津市)は2017年10月、「ラーニング・コモンズ」を新設。個人やグループでの学習をはじめ、情報収集やディスカッション、ゼミ活動などさまざまな学習用途に利用可能なスペースで、PCやプロジェクター、スクリーンなど充実した設備を備える。また、学生のサポートを行う学習支援室と教職センターも設置。自らの意見を発信することで伝える力を養い、仲間とのディスカッションを通して視野を広げることができる施設となっている。
びわこ成蹊スポーツ大学のラーニング・コモンズはWestとEastの2つのエリアから構成されており、学生の主体的な学びを支える設備を充実させている。
さらに、学習支援室と教職支援室を移設して機能を拡充(教職支援室は教職センターへと名称変更)するとともに、学生が自主的学習の習慣を身につけ、学生同士が交流しながら自由に学習活動を行うことができる環境を整備している。
完成から数カ月が経ち、個人だけではなくゼミでの利用も多くなっている。これまで各教員の研究室で行っていたゼミ活動を、机や椅子、ホワイトボードなど自由に使用できる什器を備えた余裕のあるスペースで行うことで、議論が活性化した。
学生の間にもラーニング・コモンズの存在は浸透してきており、研究活動の際にフリースペースを使用して学生同士が議論する場面や、卒業論文の作成にいそしむ姿も珍しくないという。新しい学びの可能性が広がる場として、ラーニング・コモンズの利用は今後さらに広がっていくと期待される。
◆「ラーニング・コモンズ」
○Westエリア
エントランス側の「West」は、開放的なスペースに配された円形の書架や丸みのあるインテリアが利用者をリラックスさせ、会話やディスカッションを誘発する空間となっている。情報収集はもちろん、グループ学習や仲間と交流する場としても活用されている。
「グループワークスペース」の机と椅子は、目的や人数に応じて自由にレイアウトできるほか、移動式のホワイトボードも備わっており、機能性は十分。また、受付カウンターでは施設の利用方法の案内のほか、タブレットPCの貸し出しも行っている。
○Eastエリア
窓側の「East」は、勉強に集中するための空間として設置。適度に仕切られたスペースには落ち着いたインテリアが配置され、学習意欲を高める。
カウンターにはPC備え付けの1人用席があり、自主学習に対応。壁面のホワイトボードは、考えをまとめたり、アイデアを共有する際に活用できる。
そのほか、天吊りスクリーンやプロジェクターなどを備えたプレゼンスペースは、大規模なワークショップや論文発表、講義など多目的な利用が可能。全国で広がっている「アクティブラーニング」を展開できるのも特長となっている。
■学習支援室
より充実した大学生活を送れるよう、同大では基礎学力の向上を目指すプログラムを提供している。特に、警察官や消防士などの志望者が多いことから、学習支援室では教員が常駐して採用試験に向けた個別対応を実施。丁寧な指導によって合格実績も生まれている。また、正課の授業で分からない部分について聞くこともでき、利用者は増加傾向にあるという。
同室を利用して消防官採用試験に合格したスポーツ情報戦略コースの学生(2017年度4年次)は「試験内容は幅広く、対策に悩むこともありましたが、学習支援室の先生方が基礎から丁寧に教えてくれたおかげで、着実に力をつけることができ、課題をクリアすることで自信にもつながりました。学習支援室でのサポートがあったので、夢を叶えることができました」と語る。
■教職センター(「教職支援室」から名称変更)
教職に関する相談や試験対策を行うほか、採用情報を提供するなど、教職を目指す学生をサポートしている。
同大学では今後、特に教員採用試験合格対策を中心に、入学時から合格後まで、教職への支援をより強めていく予定。在学中の「養成」、現役・既卒共に採用試験(正採用)への「合格」、合格後も教員として第一線で活躍するための「研修」を3本柱に、在学生・卒業生を支援し続ける新体制を構築し、充実を図っていく。
教職を目指す学校スポーツコースの学生(2017年度4年次)は「教員採用試験の問題で分からない所がある時に利用しています。教職を目指すにあたり不安や心配事がたくさんありましたが、先生方が親身になって聞いてくださったり、『こうしたらどう?』といったアドバイスもいただけるので助かっています。また、落ち着いたスペースなので気持ちよく勉強に励めます」と話している。
・大学HP
http://biwako-seikei.jp/
▼本件に関する問い合わせ先
びわこ成蹊スポーツ大学 総合企画部 企画広報課
TEL:077-596-8421
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/