学校法人立教学院(東京都豊島区、理事長:福田裕昭)と国立アイヌ民族博物館(北海道白老町、館長:野本正博)は、2026年10月10日、立教大学池袋キャンパスにおいて、調査研究および教育活動等に関する継続的な連携・協力を推進することを目的とする協定を締結しました。
両機関の関わりは、立教小学校が所蔵するアイヌ関係資料に端を発します。これらの資料は、同校の主事ならびに校長を務めた有賀千代吉を通じて、アイヌ出身の聖公会伝道師であるバチェラー八重子からもたらされたものです。小学校の建て替えを機にこれらの資料が再発見され、同館へと寄託されたことで、聖公会を通じた両者の歴史的な縁が改めて見いだされ、今回の協定締結や企画展の開催へとつながりました。
調印式には、立教学院の西原廉太業務執行理事・院長、国立アイヌ民族博物館の野本正博館長をはじめ、双方の関係者が出席。協定書への調印を行うとともに、今後の連携について意見を交わしました。
本協定に基づき、今後は小学校における本資料の活用をはじめ、中学校・高等学校における社会科教材の研究、ならびに大学における授業・研究および自校史教育等への展開を図ります。このように、立教学院各校の教育プログラムへ展開するとともに、両機関が有する知的資源を生かした交流を継続します。
同日から立教学院展示館にて開催の企画展※では、有賀千代吉とバチェラー八重子のそれぞれの半生について解説が行われました。立教と聖公会との深いつながりによって「アイヌ資料」が本学院にわたり、そして再び北海道の地へ戻ることとなった歴史的足跡が語られています。また、本展は国立アイヌ民族博物館、辰野美術館(長野県辰野町)に巡回します。
両写真とも、西原廉太立教学院業務執行理事・院長(左)、野本正博国立アイヌ民族博物館館長(右)
■※本協定の締結にあたり、両機関の院長、館長は、次のように本協定への期待を述べています。■
バチェラー八重子氏と立教小学校主事有賀千代吉のご縁から始まり、80年余りの時を超えて受け継がれた資料が、死蔵されることなく大切に研究され、皆様の目に触れる展示となっていることに深い感動と感謝を覚えます。私自身もアイヌ伝道史を研究し、幾度もウポポイ・国立アイヌ民族博物館へ足を運んでまいりました。今後は博物館の皆様との交流を本学院の一貫連携教育の中に位置づけ、さまざまなレベルでのつながりを深めていきたいと願っております。
立教学院業務執行理事・院長/立教大学総長 西原 廉太
イランカラプテ。これは「あなたの心にご挨拶申し上げます」という意味のアイヌの言葉です。本協定を締結できたことに、館長として、また一アイヌとして大変嬉しく思っております。幼い頃、バチェラー夫妻記念堂(北海道伊達市)の近くで遊んだ記憶が、今回の資料を見てよみがえりました。近代のアイヌ資料はただでさえ貴重ですが、人の心の通い合いの中で残された本資料はより稀少なものです。今後も本資料の活用と研究を進めてまいります。
国立アイヌ民族博物館館長 野本 正博
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■※ 企画展詳細情報 ■
*イベント名 :第14回企画展
立教小学校所蔵「アイヌ資料」の物語 人がつなぐ文化資産
*実 施 期 間 :2026年10月10日(土)~12月19日(土)
*開 館 時 間 : 月~金曜 10:00~17:00 土曜 11:00~17:00
・最終入館時間は、閉館の15分前。 ・日曜、祝日は休館。
・最新の開館状況は、Webサイトの開館カレンダーをご確認ください。
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https://www.rikkyo.ac.jp/research/institute/hfr/
*会 場 : 立教学院展示館(池袋キャンパス メーザーライブラリー記念館・旧館2階)
*主 催 : 立教学院、立教学院展示館、国立アイヌ民族博物館、辰野美術館
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▼本件に関するお問い合わせ先
メール:koho@rikkyo.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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