京王電鉄が奥多摩町「日原渓流釣場」の指定管理者に選定 2027年4月の指定管理開始に向け、10月1日に協定を締結!
~奥多摩やまめの新たな生育拠点に、高付加価値食材事業「RINNE」を開始~
本施設では、場内の養魚池を活用し、奥多摩エリアのブランド魚「奥多摩やまめ」を稚魚から育てる生育事業を本格化します。奥多摩やまめの産地である奥多摩町に新たな生育拠点を置くことで、2026年3月に京王プラザホテル八王子で開始したアクアポニックス事業と合わせて生産量を拡大し、高付加価値な食材を求める飲食店への安定供給を目指します。
また、施設内にアクアポニックス設備を新設し、奥多摩の特産品である「わさび」と「奥多摩やまめ」を、同じ水で育てる循環型生産にも取り組みます。さらに、奥多摩の自然や渓流の景観を活かした新たな魅力創出に向けて、釣り体験や川遊びなどのアクティビティツアーについても、2027年春ごろの開業を目指して準備を進めます。
なお、京王プラザホテル八王子および日原渓流釣場で展開する一連のアクアポニックス事業について、事業名称を「RINNE(リンネ)」に決定しました。
【本件のポイント】
①奥多摩町「日原渓流釣場」の指定管理者に京王電鉄が選定され、10月1日(木)に協定を締結。場内の養魚池を活用し、「奥多摩やまめ」の生育事業を本格化。
②奥多摩町に新たな生育拠点を設け、生産量の拡大と奥多摩発の高付加価値な食材の安定供給を目指すとともに、奥多摩の特産品「わさび」と「奥多摩やまめ」によるアクアポニックスを活用した循環型生産にも取り組む。
③一連のアクアポニックス事業の名称を「RINNE」に決定し、ロゴ・キービジュアルは京王沿線を拠点とするスタジオメガネが監修。奥多摩の自然や渓流の景観を活かしたアクティビティツアーについても、2027年春ごろの開業を目指して準備を進める。
1.「日原渓流釣場」での「奥多摩やまめ」の本格生育について
(1)本取り組みの概要
京王電鉄では、社員起点オープンイノベーションプログラム「My turn」から生まれた取り組みとして、2025年から奥多摩エリアのブランド魚「奥多摩やまめ」を活用した実証実験を進めてきました。実証実験を実施した際、奥多摩やまめを飲食店に提供したところ、川魚を生食できる希少性や身質の良さから高い評価をいただきました。その後、2026年3月からは京王プラザホテル八王子でアクアポニックス事業を開始しましたが、今後の需要に応えるには、生産量の拡大と安定供給体制の構築が課題となっていました。
こうした課題に対応し、事業のさらなる拡大を図るため、京王電鉄は、奥多摩やまめが育てられているエリアに位置する「日原渓流釣場」の指定管理者として、10月1日(木)に奥多摩町と協定を締結しました。
本施設を、奥多摩やまめの新たな生育拠点と位置づけ、場内の養魚池を活用して、稚魚から出荷サイズまでの生育を本格化します。生育した奥多摩やまめは、京王プラザホテル八王子をはじめ、高付加価値な食材を求める飲食店へ出荷します。
あわせて、わさびと奥多摩やまめによる循環型生産や、奥多摩・日原川の自然や渓流の景観を活かしたアクティビティツアーにも順次取り組んでまいります。
(2)施設概要
①名称
日原渓流釣場(奥多摩町が設置する公の施設)
②所在地
東京都西多摩郡奥多摩町日原1048番地
③主要施設
養魚池、放流用魚池、屋根付きバーベキュー場(8組)、食堂・休憩所、駐車場
④開設
1987年4月
(3)協定締結日
10月1日(木)
(4)指定期間
2027年4月1日(木)~2030年3月31日(日)
(5)主な取り組み
①奥多摩やまめの生育事業の本格化
場内の養魚池で稚魚から生育してまいります。2027年は、約500尾から開始し、段階的に規模を拡大する予定です。
※出荷開始時期の詳細については、決定次第、改めてお知らせします。
②奥多摩やまめとわさびによる渓流の水を活かした循環型生産
施設内にアクアポニックス設備を新設し、奥多摩やまめの飼育水を活用してわさびを生育します。魚の排せつ物を微生物が分解して植物の養分とし、浄化された水を再び魚に戻す循環型の生産を開始します。
③奥多摩の自然を活かしたアクティビティツアー
奥多摩の自然や渓流の景観などを活かした釣り体験や川遊びのツアー、屋根付きバーベキュー場の運営を行う予定です。2027年春ごろの開業を目指してまいります。
(6)生育する主な食材
・奥多摩やまめ
・わさび
2.アクアポニックス事業「RINNE」について
(1)概要
京王プラザホテル八王子および日原渓流釣場で展開する一連のアクアポニックス事業について、事業名称を「RINNE(リンネ)」に決定しました。
(2)名称の由来
「RINNE(リンネ)」
「RINNE」は、魚と野菜が同じ水を分かち合い、養分が巡り続けるアクアポニックスの仕組みと、自然・地域・人がつながり、循環していく事業の姿を「輪廻」の語に重ねて名づけたものです。今後、本事業で生育した食材のブランド名としても使用してまいります。
(3)ロゴおよびキービジュアル
ロゴおよびキービジュアルは、スタジオメガネ(所在地:東京都多摩市落合、代表:横溝 惇)およびデザイナー「LIGHT QUEST(石橋 光太郎)」の2組のチームによる監修で制作しました。ロゴは、「RINNE」の名称に込めた「循環」をひとつの輪で表現しています。この輪には、魚と野菜が同じ水を分かち合うアクアポニックスにおける水の循環、本事業を通じて地域社会にもたらす循環、そして人と人との関わりによって事業が育っていく循環という、三つの循環の意味を込めています。また、輪の線をあえて均一にしていないのは、本事業に完成はなく、今後も完成を目指し続けていくという姿勢を表したものです。
<制作統括を担うスタジオメガネについて>
「RINNE」が目指す高付加価値の一つに、地域で生まれたものを地域で活かす「地産地消」があります。制作統括を担ったスタジオメガネは、京王沿線の多摩ニュータウン(多摩市落合)を拠点に、建築設計と商店街の再生、食を介した地域交流の場づくりに取り組む一級建築士事務所です。また、ロゴおよびキービジュアルを担当した石橋光太郎氏は、多摩ニュータウン出身のアートディレクターであり、ミュージシャンとしても活動しています。沿線の担い手とともにブランドをつくることも、本事業における地産地消の一つです。
3.本件に関するお問い合わせ先
京王電鉄 My turn運営事務局:contact-koi@keio.co.jp
京王お客さまセンター TEL:03-3325-6644(9:00~18:00)
【参考1】これまでの取り組みについて
京王プラザホテル八王子でのアクアポニックス事業および実証実験については、以下ニュースリリースをご参照ください。
・2026年3月24日付発表「京王プラザホテル八王子の遊休施設を活用したアクアポニックス事業を3月24日(火)から開始!」ニュースリリース
https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2025/pdf/nr20260324_aquaponics.pdf
・2025年11月17日付発表「高付加価値な食材の安定供給で飲食店の課題解決を目指し、鉄道・バスを活用したアクアポニックス産食材の輸送・販売実験を実施」ニュースリリース
https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2025/pdf/nr20251117_okutamayamame.pdf
・2025年7月31日付発表「高付加価値な食材の安定供給で飲食店の課題解決を目指し、高尾の森わくわくビレッジで『アクアポニックス』を活用した実証実験を実施」ニュースリリース
https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2025/pdf/nr20250731_myturn_akuponi.pdf
【参考2】アクアポニックスの仕組み
【参考3】京王電鉄によるオープンイノベーションの取り組みについて
京王電鉄では2022年度から、スタートアップ企業をはじめとした外部パートナーとの共創によるオープンイノベーションプログラムを実施しています。また、成長領域の探索を目的とし、これまで複数のVCファンドやスタートアップ企業への出資を実施しています。
さらに、2026年2月1日にコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)ファンド「京王れーるファンド」を設立し、これまで以上にスタートアップ企業との共創を推進していきます。
公式サイト:https://www.keio.co.jp/railroad/keio-open-innovation/
※2026年2月2日付発表「出資による共創の加速化を目指し、80億円規模のCVCファンド『京王れーるファンド』を設立」ニュースリリース参照
https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2025/pdf/nr20260202_keiorailfund.pdf
