住友林業株式会社（社長：光吉 敏郎　本社：東京都千代田区）の100%子会社Crescent Communities, LLC（CEO: Brian Natwick 本社：米ノースカロライナ州シャーロット）は米バージニア州リッチモンド近郊で物流施設を開発します。本開発には九州電力株式会社（社長：池辺 和弘 本社：福岡県福岡市）が現地法人Kyuden Urban Development America, LLC（本社：デラウェア州ニューキャッスル）を通じて参画します。米国東海岸で旺盛な物流需要を取り込み、海外不動産事業の収益基盤強化につなげます。総事業費は57百万USD（77億円※1）で2023年5月の着工、2024年7月の竣工を目指します。

■プロジェクトの概要 　リッチモンド近郊チェスターフィールド市にマルチテナント型の物流施設を開発します。敷地面積は約23万㎡、延床面積は約4.7万㎡です。開発主体はCrescent Communities, LLCとKyuden Urban Development America, LLCが共同出資するSPC（特別目的会社）です。住友林業の100％子会社SFCアセットマネジメント株式会社（社長：吉澤 雄次郎 本社：東京都千代田区）が本プロジェクトの取り纏めを担当します。
　ソフトウェア「One Click LCA※2」を用いた建物のライフサイクルアセスメントを通じて、建てるときのCO2排出量などの環境への影響を数値化、評価します。建物の環境認証「LEED※3」の取得も目指し、環境に配慮した開発を推進します。

■立地の特長
　リッチモンド市は人口増加率が全米平均を上回り、近年はAmazonやWalmartが新たな物流施設を確保するなど、物流サービスの需要が旺盛です。本施設はリッチモンド市中心街から車で南に約15分（25km)、リッチモンド国際空港から約20分（30km)のマイアミからニューヨークまでを結ぶ州間高速道路95号線沿いに立地し、優れた交通利便性が特徴です。近隣には大手の玩具メーカーや自動車メーカーの工場、複数の大手輸送会社が存在し、底堅い物流需要が期待されます。東海岸の主要港であるバージニア港にもトラック輸送が可能です。 　住友林業グループは森林経営から木材建材の製造・流通、戸建住宅をはじめとした木造建築請負や不動産開発、木質バイオマス発電まで「木」を軸とした事業をグローバルに展開しています。2030年までの長期ビジョン「Mission TREEING 2030」では事業方針の1つに「グローバル展開の進化」を掲げており、今後も国内外での不動産開発を推進し、長期ビジョン実現に向けて収益基盤を強化していきます。

※1. 1USD＝135.91円（2023年3月10日の為替レートで計算）
※2. 住友林業が日本単独代理店契約を締結したソフトウェア。建設にかかる原材料調達から加工、輸送、建設、改修、廃棄時のCO2排出量（建てるときのCO2排出量）を精緻に算定できる。関連リリース：https://sfc.jp/information/news/2022/2022-08-08.html
※3. USGBC（US Green Building Council）が開発及び運用を行っている、建物と敷地利用についての環境性能評価システム。

■施設イメージ
■物件概要
■Crescent Communities, LLC概要 ※Crescent Communities, LLCコーポレートサイト：https://www.crescentcommunities.com/

■SFCアセットマネジメント株式会社概要 ※SFCアセットマネジメント株式会社コーポレートサイト：https://sfcam.jp/

■本リリース配布先
国土交通記者会、国土交通省建設専門紙記者会、林政記者会 ＜参考資料＞
※長期ビジョン動画
https://www.youtube.com/watch?v=2ty-tASVWPk
※長期ビジョン特設WEBサイト
https://sfc.jp/information/vision/