地中海沿岸の食生活の中心であるヨーロッパ産オリーブオイル。健康や幸福の代名詞であり、繁栄の象徴であり、美の万能薬でもあります。その長く魅力的な歴史は、ヨーロッパと日本の文化と知識交流を促進するヨーロッパのプロジェクトによって、日本に上陸しました。

　ウェブサイト Oliveoileu.jp は、情報、料理レシピ、美容法などを提供するコミュニケーション・チャンネルです。誰もがアクセスできるこのデジタルプラットフォームは、共通の価値観、素晴らしき伝統、そしてより良い未来への責任を持つ二つの世界をつないでいます。5月27日、EUと日本は、環境保護、気候変動防止、持続可能な成長を実現するためのグリーン同盟に調印しました。

　ヨーロッパのオリーブオイルには、これらの価値観がすべて凝縮されています。ヨーロッパの最高級オリーブオイルの中でも、オリオ・ディ・ローマ（ローマのオイル）は特別な位置を占めており、その古い歴史、持続可能な生産への取り組み、地中海の土壌への敬意を示す証として、欧州委員会から地理的表示保護マーク：「PGIマーク」を取得しました。

　考古学的な発見によれば、最初のオリーブオイルは古代ローマにさかのぼり、テヴェレ川近くのヴェラブロで販売されていたことは間違いありません。雑誌『European Fuoundation Qualivita』が書いているように、2021年8月2日、ヨーロッパは「オリオ・ディ・ローマPGI」を認めることで、古代ローマ人のオイルを正式に認めました。 「オリオ・ディ・ローマPGI」の少なくとも80％は、イトラナ、カルボンチェッラ、モライオーロ、カニネーゼ、サルビアーナ、ロシオラ、マリーナ、シロール、マウリーノ・ペンドリーノ、フラントイオ、レチーノという品種のオリーブで作られるのです。

　ローマの大地の中心で、古くから伝わるオリーブオイル生産の伝統はそのままに、今日、EUの規制に従った厳しい品質管理が行われています。「オリオ・ディ・ローマPGI」オイルの生産地域は、ヴィテルボ州全域、リエーティ、ローマ、フロジノーネ、ラツィオ州の多くの市町村に及んでいます。したがって、このPGIマークは、トスカーナから始まるラツィオ州の領土の大部分を「オリオ・ディ・ローマ」の土地として指定するものであります。オイルの特徴的な色は、緑から黄金色まであります。

　オリーブの木は、PGIに含まれる地域全体の景観を特徴づけており、古くからあるオリーブの木や、その地域に典型的で豊富なオリーブの生態系が存在します。「オリーブの栽培は、海抜800メートルから63,000ヘクタール以上に広がり、樹木栽培の総面積のほぼ50％を占める」と雑誌『Qualivita』で書かれています。日本で販売されているヨーロピアンオリーブオイルはここから来ています。

　「オリオ・ディ・ローマPGI」の申請はOP Latiumが行い、イタリアンオリーブオイル共同体のUnaprolとColdiretti Lazioが後援しました。日本におけるヨーロピアンオリーブオイルは、オリオ・ディ・ローマの偉大な過去を伝える大使であり、このオイルを真に特別なものにしている文化的遺産を象徴しているのです。

　キッチンでの健康的な毎日の習慣に、美容とパーソナルケアに、そしてより強い体を手に入れるために、オンラインプラットフォーム「Oliveoileu.jp」を使って、ヨーロピアンオリーブオイルの数え切れないほどの美点を知り、ホリデーシーズンをさらに味わい深いものにしてください。この冬は、ヨーロッパ産オリーブオイルを使い、その抗菌、抗ウィルス、抗酸化、抗炎症作用を利用して、祝祭日に向けて、免疫力を高めてください。