ネットワンパートナーズ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員：田中 拓也）は、本人確認技術の世界的リーダー企業であるIDEMIA（アイデミア、日本法人：アイデミア・ジャパン株式会社、本社：東京都渋谷区、代表取締役：根津伸欣）とディストリビュータ契約を締結し、“非接触型”で認証精度を高めた指紋認証端末「MorphoWave(TM) Compact」を、本日よりパートナー企業経由で販売します。

　主な想定利用シーンは、オフィスビルのロビーやフロア、及び、工場・発電所・空港・データセンター等の重要施設における入退管理です。IDカード等とは異なり、偽造や貸し借りが困難なことから、なりすましによる不正侵入を防ぎます。

　「MorphoWave(TM) Compact」の最大の特長は、特許取得済みの非接触での3次元指紋認証です。4本の指の指紋を立体的にスキャンすることで、高い認証精度を実現しています。この精度は、NIST（アメリカ国立標準技術研究所）にて第1位の評価を受けています※1。また、認証時間は非接触型で世界最速の1秒以下で、人通りが多いオフィスのエントランスゲートにおいても、センサーに手をかざすだけで立ち止まることなく通過可能です。

　さらに、「MorphoWave(TM) Compact」を、ネットワンパートナーズが取り扱う監視カメラシステム及び入退管理システムと連携することで、堅牢で効率的な入退室セキュリティを実現します。

　近年、特に重要施設・重要エリアにおける厳格な入退室管理の需要が高まる中、パートナー企業は、生体認証を交えた包括的なフィジカルセキュリティソリューションを提供可能になります。

■IDEMIA及び「MorphoWave(TM) Compact」の特徴
　IDEMIAは生体認証セキュリティ分野で40年以上にわたり事業を展開しており、世界中で40億人以上の指紋を扱ってきたこの分野のグローバルリーダーです。
　同社の指紋認証製品は、銀行や証券会社などの金融機関、工場、発電所、空港、鉄道、データセンターなどの重要施設、病院、警察、政府などの公共機関など、世界中で導入されています。

「MorphoWave(TM) Compact」 は、実績のある高精度な指紋認証技術を、幅広いシーンで使用できるコンパクトな筐体に搭載した製品で、以下の特徴があります。

高精度・高速で、安全・衛生的な指紋認証
IDEMIA独自の非接触3D指紋認識技術（特許取得済）は、接触型よりも30%広い範囲の指紋を取得し、4本の指を同時にスキャンして、業界最高レベルの認証精度を実現します。接触型とは異なり、濡れた指や乾いた指でも認証できます。指紋は特許技術で暗号化されて安全に保管され、偽造指紋を検知して防止する機能もあります。
また、AIの利用によって、世界最速の非接触認証を1秒以内で実現し、立ち止まることなく通行が可能になることで、認証に要する時間を短縮しています。

簡単に設置可能で、屋外にも対応
コンパクトな筐体（サイズ：250×152×216mm、重量：2.2kg）で、ドアやゲートごとに簡単に設置可能です。接続するケーブルは、有線ネットワーク利用時はPoE（Power over Ethernet）給電でイーサネットケーブルのみ、また、Wi-Fi利用時は電源ケーブルのみで設置可能です。
屋外での設置も可能で、IP65規格に準拠した防塵防水性能（直接雨を受けない場所を推奨）を備え、気温は-10℃～55℃まで対応し、指紋スキャンも外光や粉塵の影響を受けない構造となっています。

厳格な多要素認証と、簡易な来客認証
指紋に加えて、非接触型カード（Prox/iClass/MIFARE/DESFire等）を読み取り可能で、より厳格な入退管理が求められるエリアでの多要素認証も可能です。また、QRコードにも対応し、一時的な来客者の入退管理も実現します。

入退室管理システム向け 非接触生体認証装置「IDEMIA」 の詳細はこちらをご確認ください。
https://www.netone-pa.co.jp/solution/iot/idemia_outline.php

※1 2020年5月 NIST「2019年相互運用性評価：非接触式・接触式の指紋採取」
https://nvlpubs.nist.gov/nistpubs/ir/2020/NIST.IR.8307.pdf

ネットワンパートナーズ株式会社について
ネットワンパートナーズ株式会社は、パートナー企業との協業ビジネスに特化し、高付加価値を提供する「先端ITディストリビュータ」として、世界最先端のICT基盤製品を高度な技術サポートと高い製品品質とともに提供しています。ネットワンシステムズ株式会社のグループ会社として、ネットワングループ全体における新規商材の発掘や新規事業の開発も担っています。

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