゛PC、スマホ、80才でも半数が保有。゛ IT活用にも積極的。

中高齢者専用マンション入居者約1500名にアンケート

中銀インテグレーション株式会社(本社　東京都中央区　社長　渡辺蔵人）は同社が静岡県熱海市内で管理・運営する中高齢者専用マンション10棟、約1500名の入居者に対して「パソコン・スマートフォン等の保有、利用状況についてのアンケート」を実施しました。
すでに国土交通省並びにマンション管理業協会では、今後「マンション管理の在り方」や「新型コロナ感染症拡大防止の観点」よりITを活用した方策について様々な角度から法改正を含めて検討を進めています。
同社は、中高齢者専用マンション事業の草分けとして1971年以来、全国で約4000戸の中高齢者専用マンションを管理、運営しています。特に熱海市内だけで10棟、約2000戸を管理しています。同地域では築30年を超えるマンションが過半になったことから、本アンケート調査を行いました。

実施期間　　　2021年2月1日～末日
配布数　　　　1,508名　　　(調査方法)　　入居者への配布又は郵送　　　
回答数　　　　698名　　　　回答率　　　　46.30%
※回答者の平均年齢　80.4歳
　　　　

　回答者の平均年齢が約80歳でありながら、半数近くの方がスマートフォンを保有し、パソコンも4割以上の方が保有。大半の方がIT機器の利用に関し、経験があるということがわかりました。また利用時間も6割以上の方が、1日1時間以上使用しています。自立高齢者は、IT機器に関して否定的な意見は少なく、既に日常生活で利用しており、今後も機会があれば積極的に活用していくという考えの方が多いようです。昨今、インターネット等ITの利用が生活インフラの一部になったこと等を踏まえ、中銀インテグレーションでは、今後入居者にiPadを貸与し、その活用方法を指導する等、中高齢者のITリテラリーの向上と管理運営面での積極的な活用に取り組んでいく予定です。

〈本件に関するお問い合わせ先〉
　熱海支店　ライフケア運営部　　中島
　TEL　0557-81-1545
　　　　　　　　mail:　y-nakajima@nakagin.co.jp

〈調査データ〉

1. PC・スマートフォン・モバイル情報端末保有状況
Q　モバイル情報端末等の保有状況についてお教えください。(複数回答可)
　大半の方がスマホ、携帯電話を保有。iPadのようなタブレット情報端末をお持ちの方も多くいらっしゃいます。
インターネットTVを利用したり、スマートウォッチをお持ちの方もいらっしゃいました。

２. 利用状況
Q　モバイル情報端末等の1日利用時間についてお教えください。
(平均値で結構です）
　ほとんど利用しない方も4割近くいますが、6割の以上の方は毎日1時間以上利用しています。3時間以上の方も15％いらっしゃいます。

３. 使用目的
Q　モバイル情報端末等の利用目的についてお教えください。
　ご家族との連絡、ついで情報収集、趣味での利用ですが、仕事で使っている人もいらっしゃいます。

4. ご家族、ご親戚、友人、知人との連絡手段
Q　ご家族、ご親戚、友人、知人との連絡手段をお教えください。
　半数近くの方がスマートフォンを利用、携帯電話を含めると8割近い方が連絡手段として利用しています。

5. 関心・興味のある活用方法
Q　以下のような活用方法(案)があります。関心、興味のあるものに〇をしてください。
　マンション居住者であり、メンバー(入居者同士）の情報共有システムへの関心が高いことがわかりました。オンライン決済やオンライン会議開催への要望も1割以上の方が関心を持たれています。。

6. ITを活用した方策やイベントについて
Ｑ　今後のIＴを活用した方策やイベント、活動等についてご希望やご提案があれば教えてください。（自由回答）
・スマホやPC操作についての講習会を開催して欲しい。わからないことを相談できる窓口が欲しい。
・タブレットの貸与をして欲しい。
・マンションのフリーWi-Fi化(インターネット環境の整備）
・合唱やヨガ教室、ダンスレッスン、俳句・短歌サークル等のリモート開催。
・入居者間の連携、心のケアにITを活用して欲しい。
・会社や管理組合からの通知、議事録等のペーパレス化の推進(紙は希望者のみ）
・管理費等のカード決済、食事のオーダー、メニューの選択、売店の支払い等のオンライン化。
・医療機関との連絡、連携に活かす。・・・