株式会社LIXIL(以下、LIXIL)は、自社公式サイトにアクセスした114人を対象に、「キッチン空間における防災意識と食の備蓄に関する調査」を実施しました。
平時からの「事前防災・減災」の強化などを目的に11月2日に防災庁が発足することが発表されるなど、国を挙げて防災への取り組みが加速しています。このような社会背景のなか、近年プライバシーの確保やストレス軽減、ペットとの同行避難の観点、および激甚化する災害による移動の困難から、避難所ではなく住み慣れた自宅で過ごす「在宅避難」への関心が都市部を中心に高まっています。在宅避難の際には、建物に大きな傾きやひび割れがなく、ハザードエリア(浸水や土砂崩れなど)外であることを確認した上で、ライフライン停止に備える1週間分の水・食料・トイレの備蓄が最も重要になります。今回の調査から見えた生活者のリアルな課題とともに、日常の使いやすさがそのまま災害時の安心につながるフェーズフリー
※な事例をご紹介します。
※:普段の生活で便利に使っているモノやサービスを、災害などの非常時にもそのまま役立てようとする防災の考え方

「キッチン空間における防災意識と食の備蓄に関する調査」結果 概要
- 災害時に「在宅避難」したい人は8割超(83.3%)。さらに、86.8%が災害時こそ家族の健康や心のケアのために「普段通りの温かい食事や家族が好む料理」が必要と回答。
- ローリングストック(日常備蓄)の最大の壁は、「奥にしまい込んで賞味期限切れにして食材を無駄にしている(45.6%)」、および「水のペットボトルや缶詰など、重くてかさばるものの置き場所に困っている(39.5%)」。
- 地震の際に最もゾッとする危険は「床一面に割れた食器や調味料が散乱し、足の踏み場(避難経路)がなくなる(54.4%)」こと。
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■災害時こそ「いつもの味」が家族の心を救う
自宅での防災対策について「あまり行っていない」「全く行っていない」と答えた人は合わせて52.6%にのぼり、半数以上の人が日頃の備えに対する意識が低い現状が浮き彫りになりました。一方で、83.3%が「在宅避難を行いたい」と望んでおり、さらに86.8%が災害時の「普段通りの温かい食事や好みの料理の必要性」に強く共感しています。ライフラインが途絶する非常時だからこそ、食べ慣れた温かい食事を提供できるキッチンは、家族の健康維持だけでなく、不安を和らげる家庭内のコミュニティ拠点としての役割を強く期待されていることがうかがえます。

■理想のローリングストックを阻む「重い備蓄の置き場所」問題
普段使う食品や日用品を少し多めに買い置きしておき、消費した分を買い足すことで、常に一定量の備蓄を保つ「ローリングストック(食品備蓄)」。その重要性は広く浸透しているものの、今回の調査で浮き彫りになった課題の第1位は、「奥にしまったまま忘れてしまい、気づけば賞味期限が切れていた(45.6%)」という管理の難しさでした。次いで「水などの重量物や、かさばるストック品の保管場所に困り、床に直置きせざるを得ない(39.5%)」という声が続きました。さらに「そもそも家族全員分を収める収納スペースが不足している」と感じる人も33.3%に達しており、限られた収納容量とアクセスの悪さが、理想的な備蓄のサイクルを阻む主要な要因となっていることが分かります。
家族の「ローリングストック(食品備蓄)」をキッチンまわりで管理するにあたり、ハードル(不満・お悩み)に
なっていることは何ですか? (n=114 複数回答可)
■避難を妨げるキッチンの盲点:半数以上が「割れ物の散乱」に恐怖
地震が起きた際のキッチンで最も脅威に感じる場面を尋ねたところ、「床一面に粉砕した食器や調味料の瓶が散らばり、避難するための足場を失うこと」という回答が半数を超え(54.4%)、最多となりました。次いで「激しい揺れによって家電製品がリビング側へ飛散する(38.6%)」、「吊戸棚内のガラス製品が落下し、頭上を直撃する(35.1%)」といった声が多く、日常で使うキッチン空間が一瞬にして避難を阻む危険な場所へと変貌することに対し、多くの人が懸念を抱いている実態が明らかになりました。
地震が発生した際、ご自身の「キッチン空間」において、怪我や二次災害に繋がりそうで
「ゾッとする(危険だと感じる)」シーンはどれですか? (n=114 複数回答可)
地震発生時のキッチンは、鋭利な刃物や粉砕したガラス、さらには散乱した調味料の瓶によって足場を失う、家庭内でも特に危険なエリアへと一瞬で変貌します。減災の根幹となるのは「重量物や割れものを高い位置に配置しない」というシンプルな習慣です。重みのある瓶類や調味料を吊戸棚からシンク下のキャビネットなど、扉が確実に閉まる低層部へ移し替えるだけで、被災直後の安全確保は格段に容易になります。
また、自立式の食器棚は壁面への強固な固定に加え、揺れを感知して作動する扉ロックの設置が不可欠です。あわせて注意したいのが、冷蔵庫の上。ここを缶詰などの硬質なストック置き場にすることは、落下による負傷を招くため避けなければなりません。大型家電や家具が転倒した際に、唯一の避難経路や入り口を塞いでしまうことがないよう、日常の配置をあらかじめ見直しておくことが、もしもの時の生存空間を守る鍵となります。
詳細URL: https://owners.lixil.co.jp/articles/kitchen/83/ |
■キッチンは「食を楽しむ場所と同時に在宅避難の拠点」へ
今回の調査から、在宅避難時にキッチン空間において心がけたい収納や、減災といった事項が重要なことがうかがえました。特別な防災対策は長続きしません。普段の料理がしやすく、たっぷり片付くという『日常の便利さ』の中に、自然と高い減災力が溶け込んでいるキッチン空間をLIXILでは提案しています。これからもキッチン空間は食を楽しむ場であると同時に、在宅避難時に家族を守る拠点になり得るというフェーズフリーなキッチン防災の重要性を発信していきます。
「家庭でできるキッチン防災チェックリスト」
□重い備蓄品の配置: 水などの重量物や大きな缶詰を「上段」や「床の直置き」ではなく、安全な低い引き出しや収納に保管できているか?
□ローリングストックの可視化: 賞味期限切れを防ぐため、ストック品を一目で見渡せる場所に管理できているか?
□床への散乱防止: 吊戸棚や高い場所の棚に、揺れを感知してロックする「耐震ラッチ」がついているか?
□頭上・足元の安全確保: 地震の際に割れ物(皿・グラス・ガラス調味料瓶)が飛び出し、避難経路を塞ぐリスクがないか?
□火災・コンロ対策: ガスの感震停止機能(SIセンサー)などの自動消火・安全機能がついているか? |
■「飛び出しを防ぐ技術」や「大容量の大型収納」など、LIXILのフェーズフリーなキッチンアイテムをご紹介
・収納物の飛び出しを防ぐ「耐震ラッチ」
今回の調査で多くの人が切実な恐怖として挙げた「吊戸棚からの落下リスク」。LIXILのキッチンは「耐震ラッチ」を用意しています。頭上からのガラス製品の飛散を食い止め、避難経路となる床への散乱を防ぎながら、大切な家族の安全を足元から守ります。
・インテリアの美しさとパントリー機能を両立する「大型収納」
災害用の食料や水、調理器具をスマートにしまえる多彩な大型収納をラインアップしています。
「2ウェイクローゼット」:
上から下まで見渡せるスライドドアと、よく使うモノを取り出せるウィンドウの2通りの方法からアクセスできます。日常の食品ストックを出し入れしながら自然に消費・補充サイクルを回せます。
「コーナークローゼット」:
キッチンのデッドスペースになりがちな角部分をウォークイン型のパントリーとして有効活用。家族全員分の長期備蓄品もたっぷり収納可能です。 どちらもインテリアとして空間に美しくおさまりながら、非常時には家族の命を繋ぐ心強い味方となります。
・足元まで無駄なく使える「たっぷり入る引出し収納」
床に直置きしてごちゃつきがちだった、重くてかさばる水のペットボトルや缶詰のケースも、最下段の「ケコミ部分」まで無駄なく活用できる大容量の引出しにすっきり収納。一目で見渡せるため、出し入れがしやすく「気づいたら賞味期限切れ」という失敗を防ぎます。
・万が一の安心 Siセンサーコンロ
Siセンサーコンロは、内蔵された「感震センサー」によって約震度4以上の揺れを感知すると、自動的に火を消してガスを遮断する仕組みになっています。この感震停止機能により、地震発生時の火災リスクを大幅に軽減できます。2008年4月以降に製造されたすべてのガスコンロにSiセンサーの装備が義務づけられています。他にも調理油過熱防止装置、立ち消え安全装置、コンロ・グリル消し忘れ消火機能などの機能があり、万が一の際にも安全なコンロで、安心
して料理ができます。
LIXILキッチンについて:
https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/s/bi/
■調査概要
調査名称:キッチン空間における防災意識と食の備蓄に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年6月1日~7月6日
有効回答:LIXIL公式サイト来訪者のうち114人
About LIXIL
LIXILは、世界中の誰もが願う豊かで快適な住まいを実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。ものづくりの伝統を礎に、INAX、GROHE、American Standard、TOSTEMをはじめとする数々の製品ブランドを通して、世界をリードする技術やイノベーションで、人びとのより良い暮らしに貢献しています。現在約53,000人の従業員を擁し、世界150カ国以上で事業を展開するLIXILは、生活者の視点に立った製品を提供することで、毎日世界で10億人以上の人びとの暮らしを支えています。
日本国内においては、「愛すべき日常を、つくろう。」をブランドスローガンとして掲げたLIXILをはじめとする、日本の住まいと暮らしに深く根差したブランドを幅広く展開しています。
株式会社LIXIL(証券コード: 5938)は、2026年3月期に1兆5,107億円の連結売上高を計上しています。
LIXILグローバルサイト:https://www.lixil.com/jp/