2026年10月14日、バルセロナ(スペイン):
アストンマーティンが誇る驚異のハイパーカーValkyrieが、10月18日(日)にバルセロナ近郊モンメロにある全長2.9マイルのカタロニア・サーキットで開催されるFIA世界耐久選手権(WEC)全8戦中第7戦において、スペインでのレースデビューを果たします。
カタロニア・サーキットでの開催はWEC史上初で、ワークスチームのアストンマーティンTHORのValkyrieがこれまで全戦ポイント獲得を果たしてきた今シーズンの最後から2番目のレースになります。
3週間前に開催された富士スピードウェイ(日本)でも、Valkyrieは初めて2台ともトップ6のポジションからスタートを切り、連続ポイント獲得記録を伸ばしました。英国人コンビのトム・ギャンブルとハリー・ティンクネルの007号車がレースをリードする場面もあった一方、アレックス・リベラス(スペイン)とマルコ・ソーレンセン(デンマーク)の009号車はセーフティカー出動まで表彰台獲得圏内にありました。チームはこの勢いを、リベラスの地元初開催となるバルセロナに持ち込みたい構えです。
Valkyrieは現在、8連続でポイントフィニッシュの連続記録更新中です。これにはベルギーのスパ・フランコルシャン6時間と米国テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)開催のローンスター・ル・マンで勝ち取った2つの4位も含まれます。この安定した成績を受け、英国のウルトラ・ラグジュアリー・ハイパフォーマンス・ブランドであるアストンマーティンは、FIAハイパーカー世界耐久マニュファクチャラーズ選手権において54ポイントを獲得し、6位に入っています。11月8日開催の最終戦モンツァ6時間レースで最大88ポイントを獲得する可能性がある中、4位との差は42ポイントです。
世界究極の公道仕様のハイパーカーを純粋なレース仕立てにした競技仕様のValkyrieは、アストンマーティンとThe Heart of Racing(THOR)によって市販モデルをベースに開発され、レース用に最適化したカーボンファイバー製のシャシーに改良を施した6.5リッターV12エンジンを搭載しています。標準仕様のエンジンは最高回転数11,000rpm、最大出力は1,000PSを超えますが、WECのハイパーカー規定およびIMSAのGTPレギュレーションに従い、出力は厳密に500kW(680PS)に抑えられます。
ハリー・ティンクネル、アストンマーティンValkyrie 007号車ドライバー(WEC):「バルセロナのレースを楽しみにしています。富士ではチャンスを逃したような感じだったので、好成績を挙げる機会が再びあるのは素晴らしいことです。マシンはシーズンの経過に伴って順調に進歩していて、それが結果にも表れています。COTAで4位、富士でも前半はトップ3内と好調でした。バルセロナはこれまでWECでは訪れたことのないサーキットで、私たちはここでテストを行ったこともありませんが、全体的な特性を考えるとValkyrieに有利なサーキットだと思います。特に、今は最後の2つのコーナーが元の高速レイアウトに戻っているのでなおさらです。ということで、私たちはとても前向きな気持ちで良い結果を目指して戦おうと今週末に向かっています。その実現のため、全力を尽くします」
トム・ギャンブル、アストンマーティンValkyrie 007号車ドライバー(WEC):「数年ぶりのバルセロナを本当に楽しみにしています。前回そこで走ったときには表彰台に上がることができたので、今週末もそれができればと願っています。富士では超強力なペースを発揮できたので、今回もそれを活用し、スペインで快挙に向けた走りをしたいと思います」
アレックス・リベラス、アストンマーティンValkyrie 009号車ドライバー(WEC):「バルセロナ行きは、私にとって今シーズン最大のサプライズでした。自分が育った街の自国サーキットでレースができることは夢のようです。しかもハイパーカーで、アストンマーティンTHORチームとValkyrieで戦えるなんて、まったく考えたこともありませんでした。今週末は一瞬一瞬を大切にして、サーキットを訪れるすべての皆様の喜びと応援を全身で受け止め、可能な限りひたすら楽しみたいと思います。前戦の富士で見られたように、私たちは強力なマシンを持っていると思います。日曜日に冷静さを保ち、全力を尽くせば、チャンスはあると思います」
マルコ・ソーレンセン、アストンマーティンValkyrie 009号車ドライバー(WEC):「WECでは行ったことのないバルセロナのサーキットに行けるのはいいですね。新しい挑戦を楽しみにしています。チームでは、これからやらなければならないことに立ち向かっていく準備はできていると確信していますが、それと同時に出場者全員にとってこれが新しい挑戦であるというのも良いことだと思います。バルセロナはハイパーカークラス全体にとって難題となるでしょう。コースがかなりコンパクトで狭いので、トラフィック管理がかなり難しくなりますが、面白くなると思います」
イアン・ジェームズ、アストンマーティンTHORチーム代表:「条件が整えば先頭集団の中で戦えるポテンシャルがあることを、最近のレースで自ら経験し、示してきました。連続ポイント獲得も、私たちがどの週末でもパフォーマンスのポテンシャルを実際に発揮できることを証明しています。チームとして、私たちは常に実行に集中することを心がけています。ミスを排除し、チャンスが発生すればそれを最大限活用します。これを今年最後の2戦でも続け、シーズン終了を迎える前にValkyrieで他に何を達成できるかを積極的に探っていきます。私たちは全員、バルセロナには馴染みがありますが、WECには新しい舞台です。その意味では皆がどれほど早くパフォーマンスウィンドウを見定められるか、週末を通してそれが私たちにどのようなチャンスをもたらすのか、楽しみにしています」
アダム・カーター、アストンマーティン耐久モータースポーツ責任者:「Valkyrieは富士で高い競争力を証明し、バルセロナのような、最初に高速区間があって最後に低速を中心とした終盤区間があるという特性を持つサーキットで期待通りのパフォーマンスを見せています。このことは、私たちより経験豊富で非常に高い能力を持つ相手との戦いになることは承知の上で、今週末のバルセロナでさらなるポイント獲得を目指せることを意味します。バルセロナはハイパーカークラスの全員にとって新しい経験となりますので、それが順位にどのように影響するのか、楽しみです」
アストンマーティンVantage、
WECタイトル獲得に向け攻めの手を緩めず
- The Heart of Racing、世界選手権初開催のバルセロナへ
- Vantage、ル・マン以後に表彰台を3度獲得し、FIA世界耐久選手権で好調な勢い
- Vantage、LMGT3クラスにおけるシーズン4度目のポールポジションを狙う
- VantageとTHOR、LMGT3チームのタイトル争いでランキング2位
- COTA優勝のイアン・ジェームズ、ザック・ロビション、マティア・ドルディは27号車アストンマーティンVantageでLMGT3のドライバーズタイトルを狙う
- 2度ポールポジション獲得を果たしたグレイ・ニューウェルはバルセロナ初出場、チームメイトはジョニー・アダムとドゥドゥ・バリチェロ
アストンマーティンで最も成功を収めているレーシングカーVantageが今週末、2026年FIA世界耐久選手権(WEC)で再び競います。シーズンが残り2戦となったところで、まさにLMGT3のドライバーおよびチームのFIA耐久トロフィーを巡る戦いになります。
WEC史上初のカタロニア・サーキットに向かう中、The Heart of Racing(THOR)はパフォーマンス絶好調の波に乗っています。雨のため予選中止となった富士6時間レースを除くル・マン24時間、サンパウロ6時間、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)開催のローンスター・ル・マンと直近の3戦においてLMGT3クラスのポールポジションを獲得したことに加え、COTAではチーム代表イアン・ジェームズ(英国)、マティア・ドルディ(イタリア)、ザック・ロビション(カナダ)の27号車Vantage GT3が優勝を果たしています。
彼らは第6戦富士6時間耐久レースでも、最終盤に見事な反撃を見せて2位フィニッシュを決めています。この結果、27号車は62ポイントでチームランキング2位につけ、残り2戦でそれぞれ最大26ポイント獲得の可能性がある中、首位との差は24ポイントとなっています。
23号車のグレイ・ニューウェル(米国)、ジョニー・アダム(英国)、ドゥドゥ・バリチェロ(ブラジル)も理論上はタイトル争いに残っています。ただ、チームランキングの首位との差は37ポイントと、27号車に比べて難しい状況にあります。今シーズンすでに2度の表彰台獲得を果たした彼らが今主に狙っているのは、ニューウェルとバリチェロのWEC初優勝です。
Vantage GT3は、ウルトラ・ラグジュアリーなロードカーのVantageと同じメカニカルアーキテクチャを採用し、アストンマーティンが誇る信頼性の高い接合アルミシャシーをベースに、圧倒的なパフォーマンスを発揮する4.0リッターV8ツインターボエンジンを搭載しています。
視聴方法
バルセロナ6時間レースは2026年10月18日(日)の現地時間12:00(英国夏時間11:00/BST)に開始されます。最終プラクティス、予選、本戦はFIAWEC+で英語・フランス語の解説付きで生中継されるほか、各国の指定放送局でも生中継されます。
こちらのプレスリリースに関する素材は、下記よりダウンロード可能です。
https://we.tl/t-W5TOJq9rjhyfC7Z1
アストンマーティン・ラゴンダについて
アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。
ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、Vanquish、DBXに加え、同社初のミッドエンジン・ハイブリッド・カーであるValhallaなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サステナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは「ブレンドドライブトレインアプローチ」による内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つというプランを描いています。
英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。
ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。
2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。