SAS、AIガバナンスを大幅に強化する「SAS AI Navigator」を提供開始
データとAIのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下、SAS)は、AI、データ、コンプライアンス、リスクの各分野の責任者がAIカオスに秩序をもたらせるよう支援する、SAS AI Navigatorの提供を開始しました。Microsoft Marketplaceで提供されるこの新しいSaaS型のAIガバナンス( https://www.sas.com/ja_jp/insights/analytics/ai-governance.html )ソリューションによって、AIの包括的なインベントリを作成し、AIのユースケースを政府規制や社内ポリシーに適合させることが可能になります。AIの構築方法を変える必要はありません。SAS AI Navigatorでは、大規模言語モデル(LLM)、AIエージェント、オープンソースモデル、SASモデルなど、組織がすでに使用しているモデルやツールを一元的に把握することができます。
SAS AI Navigator( https://www.sas.com/ja_jp/software/ai-navigator.html )は、6か月間無料で利用可能です。
SASのAI倫理・ガバナンス・社会貢献担当バイスプレジデントであるレジー・タウンゼント(Reggie Townsend)は、次のように述べています。「信頼できるAIというのは、偶然生まれるものではありません。最初から意図を持って取り組み、透明性を確保し、適切なガバナンス体制を整える必要があります。SAS AI Navigatorを使えば、自信と責任を持って大規模にAIを活用するために必要な可視性とアカウンタビリティ(説明責任)を確保できます」
SAS AI Navigatorの使用を開始するには、こちら( https://communities.sas.com/t5/SAS-AI-Navigator-Getting-Started/SAS-AI-Navigator-What-s-New-and-What-s-Next/ta-p/990378 )の手順を参照ください。
信頼の欠如がAIの投資効果を阻害
IDCの考察を踏まえたSASの最新レポート「データとAIインパクトレポート:信頼がもたらす新たな経済価値(Data and AI Impact Report: The New Economics of Trust)」( https://www.sas.com/ja_jp/gc/data-and-ai-impact-report.html )によると、しっかりとした信頼を確立している組織は、そうでない組織に比べて、AI投資から高い投資利益率(ROI)を得られる可能性が15倍高くなっています。同レポートでは、企業で拡大しつつある課題についても指摘しています。AIの自律性が高まるにつれ、意志決定がどのように行われたのかを理解したり説明したりできない場合、従業員がAIの提案をしばしば無視してしまうのです。
信頼を得ることが容易ではないこの状況に登場したのが、SAS AI Navigatorです。同ソリューションは、ビジネス上の成果が創出されるAIユースケースの把握と管理を可能にします。ガバナンスの範囲は、ユースケースを支えるモデルやエージェント、さらにはそれらに適用されるポリシーにまで及びます。たとえば、チャットボットを使って顧客とやり取りしている企業では、ClaudeやMicrosoft Copilotといった基盤になるエージェントやモデルを管理できるだけでなく、ユースケースで規制要件を遵守するためのポリシーを適用することも可能です。
SAS AI Navigatorは、検証から導入、廃止までのすべての段階をサポートし、自社での構築か、サードパーティからの購入かに関わらず、管理対象になるすべての資産を一元的に把握する機能を提供します。また、社内ポリシー、および外部の規制やフレームワークをAIユースケースに容易に適用することも可能です。
ProtivitiやAsenionなどのSASパートナーが提供するポリシーパックは、新しいAI技術を、責任を持って速やかに導入するためのコンプライアンスガイドラインをまとめたものであり、お客様はすぐに利用いただけます。ポリシーパックを使えば、複雑な社内ポリシーを一から作成する必要はありません。すぐに使える質問やリスク分類が用意されており、ユースケースにそのまま適用することができます。
医療など規制の厳しい業界では、信頼とAIガバナンスが特に重要です。オランダ最大の大学医療センターであるエラスムス大学医療センター(Erasmus MC)は、SASおよびデルフト工科大学と共同で、Responsible Ethical AI in Health Care Lab(医療における責任ある倫理的AIラボ、REAiHL)を設立しました。同ラボでは、抽象度の高い倫理原則を実用的な臨床テクノロジーに変換することをミッションに掲げています。Erasmus MCは、SAS AI Navigatorを早期テスターとして試用しました。
集中治療医・内科医でエラスムス大学の准教授であるミシェル・ファン・ヘンデレン(Michel van Genderen)博士は、次のように述べています。「SAS AI Navigatorは、医療機関におけるAIの利用状況の記録とガバナンスを支援する有益なツールとなる大きな可能性を秘めていると考えています。AIガバナンスのプロセスを一元化するための基盤として期待が持てます。同ツールの構造と目的は、我々がポリシー監視のために必要と考えているものと一致しています」
Microsoft MarketplaceでSAS AI Navigatorの提供が始まることで、SASとMicrosoftの長年にわたる戦略的パートナーシップがさらに深まることになります。両社は、お客様が組織のあらゆるレベルでガバナンス、透明性、信頼を確保しながらAI導入を加速できるよう支援するという、共通の目標を掲げています。SAS AI Navigatorは、Microsoft Azure上で稼働するものをはじめ、さまざまな環境におけるAIのユースケースの把握と管理を支援することで、企業での検証から、責任ある形での本番環境への移行を可能にします。
50年にわたる責任あるイノベーション( https://www.sas.com/ja_jp/company-information/innovation/responsible-innovation.html )の実績を基盤に
SAS AI Navigatorは、SASの新規または既存のお客様に向けたスタンドアロン型のSaaSソリューションです。同ソリューションは、SASのAIガバナンス( https://www.sas.com/ja_jp/solutions/ai/governance.html )ポートフォリオに加わった最新の製品であり、組織のAI成熟度に合わせて利用可能です。SASは、50年にわたって、変革をもたらすテクノロジーを責任ある方法で導入していただけるよう、お客様を支援してきました。その専門知識は、業界アナリストからも高く評価されています。
IDCのAI・データ・自動化ソフトウェア担当リサーチディレクターのキャシー・ランゲ(Kathy Lange)氏は、次のように述べています。「企業全体でモデル、エージェント、サードパーティ製ツールが急増する中、多くの組織がAIスプロール(AIの無秩序な広がり)の問題と格闘しています。SAS AI Navigatorが実現するAIガバナンスの一元化というアプローチは、自社のAI資産とその利用状況について把握し、社内ポリシーや外部規制に適合しているかどうかを確認するために役立ちます」
*2026年10月5日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリース( https://www.sas.com/en_us/news/press-releases/2026/october/ai-navigator-launch.html )の抄訳です。
本プレスリリースの正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語を優先します。
SASについて
SASはデータとAIのリーディング・カンパニーです。SASの革新的なソフトウェアと業界特化型のソリューションが、世界中のお客様にデータを信頼できる意志決定に変換するパワーを届けています。SASは「The Power to Know®(知る力)」をお届けします。
*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。
