世界知的所有権機関「WIPO GREEN」にパートナー参画

~再生困難な「ポリアル」のリサイクルに関する環境関連技術の普及に貢献~

● 環境保存に関する技術交流のためのプラットフォーム「WIPO GREEN」に、パートナー企業として参画
● ポリエチレン・紙・アルミが混合し再生困難な「ポリアル」のリサイクル技術を「WIPO GREEN」に登録
● 知的財産の活用により、環境関連技術の普及に貢献

 古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:小林敬一)は国連の世界知的所有権機関(WIPO)が運営する、環境保全に関する技術交流のプラットフォーム「WIPO GREEN」(注1)に、パートナー企業として参画しました。プラスチック・リサイクル技術を「WIPO GREEN」に登録し、環境関連技術の普及に貢献していきます。

■背景
 近年の気候変動による異常気象の激甚化や海洋プラスチック問題に対し、当社グループでは2021年に「古河電工グループ 環境ビジョン2050」を策定し、「古河電工グループ ビジョン2030」の経営上の重要課題(マテリアリティ)である「環境配慮事業の創出」および「気候変動に配慮したビジネス活動の展開」を強化しています。
 当社は、1990年頃から、ケーブル廃材やプラスチック製容器包装材などのリサイクル材を積極的に活用しています。2019年には、リサイクルが困難な使い捨てプラスチック製品と古紙を、ワンプロセスで強化プラスチックに再生する技術を開発しました。紙の主成分であるセルロースとプラスチックは本来混ざり合いませんが、紙をセルロース繊維に解きほぐしながらプラスチックに分散させることで、元のプラスチックの約2倍の強度のプラスチックに再生することができます。本技術を普及させていくため、国内外の行政機関やプラスチック業界・リサイクル業界との連携を進めています。

■内容
 このたび当社は、「WIPO GREEN」の趣旨に賛同し、プラスチック・リサイクル技術に関する欧州登録特許No.3441425および欧州公開特許No. 3549980、特許第6606296号につき、「WIPO GREEN」のデータベースに登録しました。これらは、ポリアル(注2)をリサイクルして均一かつ良好な物性の樹脂複合材(樹脂製品の原料となるもの)を得る技術に関する特許です。得られる樹脂複合材は押出成形や射出成形への適応性が高く、また、これを成形して得られた樹脂製品は強度など各種特性に優れたものとなります。これらの特許に係る技術により、ポリアルのリサイクルに特有であった工程上の難点(注3)を解消し、廃棄物の削減に大きく貢献します。
 当社グループは、知的財産を重要な経営資源とし、その活用を図ることを基本方針としています。今後も、「WIPO GREEN」のデータベースおよびネットワークを通じて、当社が保有する環境関連技術の普及により、古河電工グループの基本理念である「真に豊かで持続可能な社会の実現」に貢献していきます。

(注1)「WIPO GREEN」は、2013年に世界知的所有機関(WIPO:World Intellectual Property Organization)によって設立され、データベースおよびネットワークを通じて、環境関連技術のイノベーションに関する企業や個人を繋げることで、気候変動に対する世界的な取り組みを支援しています。環境関連技術のイノベーションを奨励し、気候変動、食糧安全保障、環境に関する地球規模の課題に対処する発展途上国の取り組みに貢献しています。
WIPO GREEN:https://www3.wipo.int/wipogreen/en/

(注2)ポリアル(PolyAl)は、飲料用紙パックから再生紙を製造する過程で発生する残渣の呼称です。主成分はポリエチレンですが、使用後回収時に紙、アルミが残っているため、ほとんどが焼却あるいは埋め立て処理されています。

(注3)飲料用紙パックから再生紙を製造する過程で、紙部分(パルプ)とそれ以外の部分(ポリエチレン薄膜、アルミニウム薄膜)とに分離処理する必要があり、この分離処理によりポリアルは水分が多量に含まれた状態となっています。このように水分を多量に含んだ状態のポリアルを再利用しようとすれば、十分な乾燥処理が必要となり、多くのエネルギーを消費することになります。

■関連ニュースリリース
使い捨てプラスチックを強化プラスチックに再生する技術を開発
https://www.furukawa.co.jp/release/2019/fun_190528.html
使い捨てプラスチックを使った製品を販売開始
https://www.furukawa.co.jp/release/2019/fun_190722.html
リサイクルが困難なプラスチックごみを身近な製品に再生
https://www.furukawa.co.jp/release/2020/fun_20201218.html
「古河電工グループ 環境ビジョン2050」を策定
https://www.furukawa.co.jp/release/2021/kei_20210304.html

■関連動画
APFU Upcycling Technology by Furukawa Electric
-A new life for multi-layered plastic packaging waste
https://youtu.be/WXO8Z1aJVTM

■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。

古河電工グループのSDGsへの取り組み
https://furukawaelectric.disclosure.site/ja/themes/182

この企業の関連リリース

この企業の情報

組織名
古河電気工業株式会社
ホームページ
https://www.furukawa.co.jp/
代表者
小林 敬一
資本金
6,939,500 万円
上場
(旧)東証1部
所在地
〒100-8322 東京都千代田区大手町2丁目6番4号常盤橋タワー
連絡先
03-6281-8500

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