タタ コンサルタンシー サービシズ 2013年度 通年および第4四半期決算結果

報道関係各位
2014年4月17日
タタ コンサルタンシー サービシズジャパン株式会社

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2013年度を通じてグローバル市場での地位を強化、成長の勢いを継続
年間売上高:前年度比16.2%増*の134億ドル
年間純利益:前年度比22.9%増の31億ドル
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*為替変動の影響を除いた場合には17.3%増

2013年度ハイライト
-1億ドル超規模のクライアント数が24社に増加(前年度は17社)
-新規採用総数:61,200名
-純増数:24,268名
-総従業員数:300,464名

2013年度第4四半期ハイライト
-第4四半期売上高:前期比1.9 %増の35億ドル
-純利益:前期比2.9%増の8億6,100万ドル
-総新規採用数: 18,564名
-純増数:9,751名
-離職率:11.3%
-稼働率(トレイニーを除く):83.8 %
稼働率(トレイニーを含む):77.9 %

2014年4月16日、インド・ムンバイ発-ITサービス、コンサルティングおよびビジネスソリューション企業のタタ コンサルタンシー サービシズ(本社:インド・ムンバイ、以下:「TCS」)は、2014年3月31日を末日とする2013年会計年度および第4四半期の連結決算を発表しました。この決算内容はIFRS(International Financial Reporting Standards)に基づいています。

TCSの代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)N.チャンドラセカランは2013会計年度の業績について、次のように述べています。「大きな成長を達成すると共に市場での競争力をさらに強化しました。この1年間には従来の勢いを継続し、成長の質を向上させ、お客様との関係を深めると共に、欧州をはじめとする新市場でのプレゼンスを拡大しました。デジタルテクノロジーへの戦略的な投資は、魅力ある価値提案を生み出し、また新しい市場トレンドの予測や構築に役立っています。」

さらに2014年度の見通しについては次のようにコメントしています。「次の1年間には、複数の産業と市場にわたってさらに数多くの成長機会が得られるものと楽観的な見通しを持っています。組織としては戦略の規律ある実行に引き続き注力し、また30万人のTCSスタッフがお客様、社員、およびコミュニティに違いをもたらすことができるよう、その活動をさらに活発化しています。」

TCSのCFO(最高財務責任者)ラジェシュ・ゴピナサンは、「規律ある業務遂行に注力すると共に、複数の市場、産業、および技術分野にわたるビジネスの成長を支援してきました。この1年間にはマクロ経済の厳しさや通貨変動の激しさにもかかわらず、利益率は業界をリードする水準にまで高めることができました。将来の変化に備えるため、常に投資を継続しています」と述べています。

2013年度には複数の市場と産業にわたる総合的な成長を達成しました。主要市場の中では欧州が最大の成長を達成し、また英国と北米はTCS全体の平均に沿った成長を継続しました。すべての主要業種において2桁成長を達成し、小売業、製造業、ライフサイエンス&ヘルスケア関連業界、および銀行・金融サービス・保険(BFSI:Banking, Financial Services and Insurance)がその牽引役となりました。

TCSの持つフルサービスが引き続きお客様から評価され、インフラストラクチャサービス、アシュアランスサービス、グローバル・コンサルティング、およびエンタープライズ・ソリューションズを筆頭とする新しいサービス分野が急成長を遂げました。

直近12か月間に実施した主なイニシアティブ
-サウジアラビア王国において、他に例を見ない女性スタッフのみで構成されたビジネスプロセス・サービス・センターを開設しました。
-インド・グジャラート州ガンディナガルに1万人収容の新しいキャンパスを開設しました。
-インド・ケーララ州トリバンドラムに1万人収容の新しいコーポレート・ラーニング・センターを開設しました。
-2014年11月から8年間にわたりTCSニューヨークシティマラソンのスポンサーとなりました。

デジタル分野での第4四半期の主な契約案件
-オーストラリアの大規模小売企業から、マスターデータ管理を使ったマルチチャンネルのマーチャンダイジング・システムを受注しました。
-欧州の大手銀行との間に、ビッグデータを活用した与信リスクトランスフォーメーションプログラムの戦略的ロードマップ作成についてコンサルティング契約を締結しました。
-大手小売企業から、アジア太平洋地域での現場営業チーム向けモバイル・アプリケーションを展開する案件を受注しました。
-欧州のフォトリソグラフィー・システム企業から、すべてのモバイル・プロジェクトを対象とした戦略化と実施を受注しました。
-北米の保険会社からビッグデータを使った損害保険管理の強化案件を受注しました。
-米国の大手通信サービスプロバイダーから、データに基づく意思決定のためのリアルタイムのエコシステム構築を受注しました。
-北米の大手通信プロバイダーにおいて、ガイド下の行動を強化する顧客決定プラットフォームの導入を進めています。
-宇宙航空分野のグローバルなメーカーから、クリエイティブなユーザーエクスペリエンスをもたらすデザインの開発を受注しました。
-グローバルなハイテク企業から、ビッグデータ技術を使った営業および業務向けビジネスインテリジェンス・システムの変革案件を受注しました。
-英国の医薬およびヘルスケア企業から、ビッグデータを使ったサプライチェーン・アナリティクス変革案件を受注しました。
-北米の航空機エンジンメーカーから、マスターデータ管理プログラム戦略の策定と実施案件を受注しました。
-欧州の通信機器メーカーとの間に、ビッグデータを使った受注から入金までのビジネスプロセス変革に関するコンサルティング契約を締結しました。
-グローバルな大手メディアおよび情報サービス企業において、総合的なマーケティングおよびITプラットフォームを構築しています。
-北米の大手保険会社から、すべてのオンライン・プラットフォームの顧客向けインターフェイス再構築案件を受注しました。
-インドの衛星TV会社のため現場チーム向けソリューションを開発しています。
-英国の大手銀行から一連の消費者向けモバイル・アプリケーション開発案件を受注しました。
-欧州の通信機器メーカーから、ビッグデータ・プラットフォームを使った消費者分析案件を受注しました。
-米国最大規模の医薬品企業のため、患者の調査を目的としたモバイル・アプリケーションを開発しています。
-中東の石油化学企業からモバイル・アプリケーションの開発およびそのテスト案件を受注しました。

第4四半期の主な契約案件
-欧州有数の公益企業から、顧客満足度において業界リーダー企業となることを目的とした顧客サービスプロセスの運営と変革を受注しました。
-複数の得意分野を持ち、Fortune-500に含まれる北米の医薬品企業との間に、コア・インフラストラクチャ運用に関する数百億ドル規模の多年度契約を締結しました。
-プロセス製造に関して世界をリードする北米企業との間に、グローバルなインフラストラクチャ変革と管理に関する多年度契約を締結しました。
-欧州の大手保険会社からユーザーエクスペリエンス強化とITの刷新案件を受注しました。
-中東を拠点とするグローバルな海運会社から、船荷書類と財務会計分野を対象としたシェアードサービス・センターの設立を受注しました。
-中東の大手小売銀行から、TCS BaNCSとすべてのマネージドサービスを活用した極めて重要なシステムおよび業務変革と運用契約を獲得しました。
-大手出版社からデジタル変革を加速するためのITインフラストラクチャ統合と変革案件を受注しました。
-欧州の大手アパレルおよび雑貨小売企業から、エンドツーエンドのアプリケーションおよびインフラストラクチャ運用を受注しました。

人材関連
グローバル人事部門最高責任者のアジョイ・ムカージーは次のように述べています。「2013会計年度にはTCSに加わった61,200名のプロフェッショナルに対してトレーニングを実施し、会社の各分野に配属されました。ビジネス面での需要が引き続き好調なことから、25,000人分近いトレイニー募集をエンジニアリング分野の大学向けに行い、これらのトレイニーは次会計年度の第2四半期にTCSに加わることとなります。TCSはソーシャルであり、関与し、またコラボレーションを基盤とした次世代の組織の構築を継続しており、進歩的なキャリアパスを提供する組織としてのTCSのイメージ向上を通じ、直近1年間には離職率の低下として反映されました。」

総従業員数は300,464名に達しました。第4四半期の新規採用総数は18,564名で純増数は9,751名でした。このうち7,572名のトレイニーと7,401名の転職者はインド国内から採用し、また3,591名はインド国外から採用しました。

第4四半期には高水準の稼働率を維持し、トレイニーを除く稼働率は83.8%、トレイニーを含む稼働率は77.9%でした。全体としての離職率は11.3%で、ITでは10.40%と低く、BPSでは閾値となる15%を下回る14.90%でした。

TCS従業員の平均年齢は29歳で32.7%は女性が占め、また出身国は118か国にわたりました。


イノベーションと知的財産:
2014年3月31日現在、TCSは今当四半期に申請した211件を含めて1,746件の特許を申請中で、これまでに114件の特許を取得しています。

受賞と認定:
ビジネスリーダーシップ:
-世界有数のブランド評価会社であるBrand Financeから、世界で最も急成長を遂げるグローバルITサービスのブランドに選ばれる
-米国では2年連続で「Achievers 50 Most Engaged Workplaces」の1社に選ばれる

-World HRD Congressにて6年連続で以下のRASBIC賞を受賞;
-Best Overall Recruiting & Staffing Organization of the Year
-Recruiting & Staffing Industry Leader of the Year
-Best Use of Technology for Recruiting
-Innovation in Recruitment
-Best Social Networking Recruitment Effort
-Best Employee Referral Program

-TCSのBPS部門は「BPO Excellence Awards 2014」にて以下の4つの賞を獲得;
-BPO Organisation of the Year
-Operational Excellence & Quality
-Best Employer Brand of the Year
-‘Social Change’ Agent

-「Indian MAKE Award for 2013」を受賞、この賞の受賞は2年連続
-TCS UKが「Innovation in Learning」分野の「Gold Award」を受賞

-TCS Chinaは「2014- 22nd Global HR Excellence and Benny Awards」にて以下の2つの賞を受賞;
-Compensation Benefits Insurance Program
-Talent Management

-World HRD Congress 2014では以下の4つの賞を受賞;
-Talent Management
-Innovation in Recruitment
-Contribution to cause of education
-Fun at Work Initiatives

-ServiceNowから最も重要な「Education and Enablement Partner Award 2013」を受賞
-TCS Chinaが「Deloitte Technology Fast 500 Asia Pacific 2013」にランクイン

-Top Employers Instituteから欧州最高の雇用者として認定;
-ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、オランダ、スウェーデン、スイス、および英国の8か国において最高の雇用者として認定

-Fifth Annual ATI Automation HonorsにてAssurance and Software Test Automation分野での卓越性を認められる

-LegalEra Awards 2014;
-Best Global In-House Legal Team of the Year
-Best General Counsel of the Year

-FinanceAsia;
-Best Managed Company
-Best Investor Relations
-Most Committed to a Strong Dividend Policy

持続可能性
-「Global CSR Excellence and Leadership Awards」を受賞

TCSのResearch Scholar ProgrammeとAdult Literacy Programmeはいずれも、「Education & Training - Social Enterprise」分野にて受賞しています。


*この資料は2014年1月16日(現地時間)にインド ムンバイにて発表された
プレスリリースの抄訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。
【原文URL】http://www.tcs.com/news_events/press_releases/Pages/TCS-Financial-Results-Q4-FY-2014.aspx

タタ コンサルタンシー サービシズ(TCS)について
タタ コンサルタンシー サービシズは、世界の企業を顧客として他の企業では匹敵することのできない確実さをもって真の結果を提供する、ITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCSはコンサルティングを基盤とし、IT、BPO、インフラストラクチャ、エンジニアリング、およびアシュアランスサービスを総合的に提供しています。これらは卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS独自のグローバル・ネットワーク・デリバリー・モデル(Global Network Delivery Model(TM))を通じ、ITとITによって可能になるサービスを総合的に提供しています。TCSはインド最大の工業コングロマリット(複合企業体)であるタタグループに属し、300,000人を超える最高のトレーニングを受けた人材を世界46か国に展開しています。2014年3月31日を末日とする会計年度の売上高は134億米ドルに達し、またインドの国立証券取引所とボンベイ証券取引所に上場しています。TCSの詳細についてはwww.tcs.comをご覧ください。
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この企業の情報

組織名
日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社
ホームページ
http://www.tcs.com/jp
代表者
アムル ラクシュミナラヤナン
上場
海外市場
所在地
〒105-8551 東京都港区芝公園4-1-4
連絡先
03-6736-7000

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