Confluent、マルチクラウド環境でのデータストリーミングの簡素化と高速化を支援するためHashiCorp Terraform Providerをリリース



  • 開発者の生産性を向上させるためクラウド上のデータストリーミングインフラ管理の完全な自動化と複雑性の軽減を実現
  • 2022年第3四半期製品発表において、より効率的なネットワーク・プロビジョニングと潜在的なデータ漏洩の迅速な特定を実現するイノベーションを発表

米国カリフォルニア州マウンテンビュー、2022年7月19日(現地時間)- Data in Motion(動き続けるデータ)のリアルタイム活用を実現するためのデータストリーミングプラットフォームを提供するConfluent(本社:マウンテンビュー、NASDAQ:CFLT、以下Confluent)は、2022年第3四半期製品発表において、Confluent Terraform Providerのリリース発表を行いました。マルチクラウドインフラ自動化ソフトウェアのリーディングカンパニーである HashiCorp との協業のもと開発された Terraform Providerは、クラウド環境、Apache Kafka (R) クラスタ、ネットワーク、トピック、コネクタなど、ミッションクリティカルなデータストリーミングリソースを、シンプルかつ一貫して自動管理することを可能にする Confluent Cloud API として公開します。このAPIを活用することで、エンジニアリングチームは、AWS、Microsoft Azure、Google Cloud上のCI/CDワークフローおよびGitOpsプロセス内でのデータストリーミング統合を容易に実現できるため、リアルタイムアプリケーションをより迅速に起動させ、手動によるリソースのプロビジョニングに伴う高い運用コストとリスク回避を実現します。

ConfluentのChief Product OfficerであるGanesh Srinivasanは、次のように述べています。「顧客ニーズを先取りするための手段として、データストリームとクラウド技術を利用した技術スタックを含む開発環境の変化が加速しています。HashiCorp Terraformとの統合により、組織は主要なクラウドプロバイダーのデータストリーミングがもたらす力を、簡素化されたIaC(Infrastructure as Code)および自動化を通じて享受することが可能となりました。すなわち、開発者が必要なインフラリソースに安全かつ確実にアクセスできるようになるため、本来の目的であるビジネスに貢献するアプリケーション開発に専念できるようになります」

現在のお客様が求めるリアルタイム体験ならびにデータ駆動型オペレーションというビジネス需要を満たすためにも、データストリーミングの重要性は日々増しています。その反面、オープンソースのApache Kafkaを活用したデータストリーミングアプリケーションの構築と稼働させる開発者の多くが、インフラリソースへのアクセス待ちの過程で立ち止まってしまっています。通常、こうしたアクセスリクエストは、情報システム部門によって処理されるものですが、そういった部門はビジネス全体の運用に関わるシステムや非常に複雑な技術スタックを管理していることもあり、本来のインフラストラクチャ管理に多くの工数を割かれているため、新しい開発の遅延につながる可能性があります。また、手動でのプロビジョニングは、深刻な被害の要因となる重大なリスクをもたらします。これは、データストリーミングがビジネスの中核で最も機密性が高く、ミッションクリティカルな事案として機能している場合には受け入れ難いものです。Terraformのような実績のあるツールと統合することで、工数を節約し、新しいリリースを加速させ、さらに安全性を高めることが可能となります。

OkedoのDirector of EngineeringであるRoland Berrios氏は、次のように述べています。「洗練されたリアルタイム在庫管理ソリューションによってお客様の時間とコストの節約を支援するには、ビジネス全体でリアルタイムデータストリーミングを広く活用することが必要です。Confluent の Terraform Provider を使うことで、品質やセキュリティを犠牲にすることなく、インフラのデプロイをコードとして完全に自動化することができるようになりました。当社チームが既に操作方法を理解しているツールを使って、バージョン管理が徹底された環境の構築と管理もできています。我々は迅速に行動し、新しい付加価値のあるプロジェクトに注力し続けることができます」

Confluent Terraform Provider は、Kafka クラスタ、プライベートネットワーク、サービスアカウント、ACL など、エンジニアリングチームが必要とするデータストリーミングリソース一式に対して容易にアクセスが可能となります。データストリーミングインフラのプロビジョニングと管理が全てのクラウド上で自動化されることで、リアルタイムデータの利点をビジネス全体にわたって拡張でき、より多くのチーム間でより速いイノベーションを促進することができます。新しい Terraform providerにより、チームは以下のことが可能になります。
  • 複雑性とリスクの軽減:インフラストラクチャの構築をコードとして管理し、自動化されたGitOps統合によってデプロイすることで、複雑性とリスクを軽減。
  • 開発者の自律性と生産性の向上:データストリーミング環境、Kafkaクラスタ、Kafkaトピックなどへの一貫したバージョン管理されたアクセスにより、開発者の自律性と生産性の向上を実現。
  • Confluentの統合デプロイ:標準化されたリソース管理ツール、パイプライン、およびプロセスを使用し、AWS、Azure、および Google Cloud 上の既存のクラウドワークフロー内の環境を統合。
HashiCorpのGlobal Partner Alliances Vice PresidentであるBurzin Patel氏は、次のように述べています。「この度発表された、検証済みのConfluentのTerraform Providerは、重要なデータストリーミングリソースのプロビジョニングをシンプルかつ信頼性の高いものにします。これにより、主要なクラウドサービスすべてを横断して、既存のCI/CDワークフロー内のデプロイメントが自動化されることで、企業はイノベーションに必要なリアルタイムデータに容易にアクセスでき、インフラ管理に費やす時間を大幅に削減することができます」

2022年第3四半期製品発表でさらなる新機軸
Confluent の四半期製品発表では、主要なデータストリーミングプラットフォームで利用可能な新機能について知ることができるリソースを提供しています。本件以外の注目すべき点は以下の通りです。

独立したネットワークライフサイクル管理: データストリーミングワークロードを拡張する際に直面する最大の課題の1つは、運用負荷を増やすことなくネットワークリソースを効率的にプロビジョニングできるかどうかにあります。Confluent の新しい REST API と Terraform によるネットワークライフサイクル管理は、ネットワークを最高水準のリソースとして昇華させ、ネットワーク接続に依存しないデータストリーミングワークロードの拡張を可能にします。これにより、エンジニアリングチームは既存のネットワーク接続を複数のクラスタに再利用し、ネットワーク管理者用の新しいRBACロールによってネットワークリソースへのきめ細かいアクセス制御が可能になり、手作業を大幅に軽減することができます。

ユーザーログイン監視:データストリーミングの実装が進むに伴い、誰がプラットフォームにアクセスし、アクセスしているデータを使って何をしようとしているのかを監視することの重要度が非常に高くなっています。Confluent は、監査可能なイベントの広範なライブラリにユーザーログイン監視を追加し、潜在的なデータ侵害を容易に検知できるようにしました。これにより、セキュリティグループは Confluent Cloud アカウントへのログインに成功した全ユーザーの完全なリストが確認できるため、企業として、予想される活動のノイズの中に隠れてしまうような悪因子の迅速な検出が可能となりました。これにより、機密データの漏洩やダウンタイムの発生、ブランドの評判を落とすような侵害が起こらないようにすることができます。

追加資料

Confluentについて
Confluentは、Data in Motion(動き続けるデータ)の処理に特化した新しいデータインフラストラクチャーのパイオニアです。クラウドネイティブなプラットフォームであるConfluentは、複数ソースからのリアルタイムデータを組織全体への継続的な提供と処理を実現するインテリジェントなソリューションです。このプラットフォームを活用することで、リッチなデジタルフロントエンドの顧客体験を提供すると同時に、洗練されたリアルタイムのソフトウェアドリブンのバックエンド運用を実現するといった新たなビジネス要件への対応を可能にします。詳細については、https://www.confluent.io/ja-jp/ をご確認下さい。

本リリース内容は、当社の一般的な製品の方向性を示すものであり、いかなる素材、コード、機能の提供を約束するものではありません。また、リリースに記載の開発状況、リリース、時期、あらゆる特徴や機能に関する価格などは変更される可能性があります。お客様におかれましては、現在利用可能なサービス、特徴および機能に基づいて購入を決定する必要があります。

Confluentおよび関連名称は、Confluent, Inc.の商標または登録商標です。

Apache(R)およびApache Kafka (R)は、米国および/またはその他の諸国におけるApache Software Foundationの登録商標または商標です。これらの使用は、Apache Software Foundationによる承認を示唆するものではありません。その他のすべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。

【報道関係者からのお問合せ先】
Confluent PR Office(プラップジャパン)
担当:マートライ 、沖山、冨安
Confluent@prap.co.jp

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組織名
Confluent Japan
ホームページ
https://www.confluent.io/ja-jp/
代表者
勝俣 正起
上場
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