リコーと富良野自然塾が地域とつながる新しい働き方の実証実験を開始

11月から3回に分けて新卒2年目の社員が富良野市でワーケーションを実施

株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則、以下「リコー」)とNPO法人富良野自然塾(主宰:倉本 聰、以下「富良野自然塾」)は、北海道富良野市でワーケーションを実施するプログラムを共同で提案し、観光庁が公募した「新たな旅のスタイル促進事業」のモデル事業に採択されました。2021年11月から2022年1月にかけて実施する3回のワーケーションのうち2回のトライアルを終了しました。
このプログラムには、リコーの新卒入社2年次の社員(2020年4月入社)が参加し、宿泊地でのリモートワークに加え、富良野自然塾が企画した自然の中でのアクティビティや地域住民の皆さんとのワークショップを通じ、環境問題や地域の課題に関する理解を深めました。また、コロナ禍で交流が難しかった同期入社メンバーとの関係構築にもつながりました。
富良野自然塾および富良野市にとっても、首都圏からの新鮮なメンバーと交わったことにより、既存の観光資源に捉われないこれからの町づくりにおける大きな刺激となりました。
富良野自然塾の環境教育を受けるリコー社員

実施の経緯
働き方の多様化により、企業やオフィスワーカーの間で、リモートワークの1形態であるワーケーションへの関心が高まっています。一方、地方自治体や観光業界では、新型コロナウイルス感染症リスクを軽減しつつ、より多くの旅行機会の創出や旅行需要の平準化が求められています。
リコーでは、2020年10月のリモートワーク制度変更により、ワーケーションの実施が可能になりました。コロナ禍のため、今までにワーケーションを実践した社員は少数ですが、コロナ後に向けて活用を促進するための制度や施策を検討中です。
富良野自然塾は、2006年の設立以来、学校教育に多く活用されてきましたが、ここ数年は企業研修の要望が増えてきたため、富良野市や他のNPOなどと官民連携を図り、合宿型を基本とするワーケーション受け入れ態勢の体系化を模索していました。


目的
リコーは、リモートワークの一形態であるワーケーションのトライアルを実施し、その結果を、コロナ後のワーケーションの制度や施策の企画に活かします。中長期的には、この新しい働き方の実践を、リコーおよびお客様のはたらく歓びにつなげることを目指します。また、新卒入社2年次の社員(2020年4月入社)を対象にした研修プログラムと位置付け、環境問題や地域の課題に対する理解促進と、コロナ禍で交流の機会が少なかった同期入社メンバーの仲間意識醸成につなげます。
富良野自然塾は、運営するプログラムをワーケーション行程に組み込むことにより、環境問題解決における大切なメッセージ「地球は子孫から借りているもの」をより多くの方に届けたいと考えています。今回のリコーとの共同実証実験の実施を事例として横展開を図り、富良野市の関係人口の創出につなげ、地域振興への貢献を目指します。

実施概要
実施地域:北海道富良野市
日程:
 第1回:2021年11月1日(月)~11月4日(木)/ 3泊4日
 第2回:2021年11月8日(月)~11月 11日(木)/ 同上
 第3回:2022年 1月24日(月)~ 1月27日(木)/ 同上
参加人数:各回6人、計18人
内容:リモートワーク(通常業務)、環境教育プログラム、植樹・農業体験、地元住民との交流、SDGsワークショップ、 他

参加した社員の声

富良野市でのリモートワークについて
圧倒的な自然による開放感で、晴れやかな気持ちで仕事ができました。プログラムを書く場合や会議のファシリテーターを行う場合はホテルの部屋でテレビとPCをつなぎ2画面での作業、PCのみでできる仕事は景色がよく癒しの空間であるワーキングスペースで作業をすることで、メリハリがつき、通常の業務より集中力が高まったと感じています。

環境プログラムについて
大自然に触れ合い、五感を使って植物・動物の命や地球の時の流れなどを感じることできました。目には直接見えないものでも、相手の視点に立って想像力を働かせて何かを感じようとすることで、今まで見過ごしていた問題を自分ごととして捉えることができました。


地域での活動について
富良野のみなさんが、私たちを温かく迎えてくださり、充実した4日間を過ごすことができました。現地でたくさんの方と出会い交流を深めることでより濃い経験ができ、地域のよさを改めて感じました。
プログラムの中で、話し手と受け手、都会と地方、消費者と生産者など視点の違いを意識する場面が多くありました。今後は相手の立場に立った視点を意識しようと思います。

同期とのつながりについて
上手く交流できるか不安な部分もありましたが、さまざまなプログラムを通してたくさんの交流ができ、とても良い思い出になりました。今後もこのつながりを大切にしていきたいです。
つい1週間前まで初対面だったとは思えないほど素が出せるようになりました。メンバーが優しく、気遣ってくれたので、本当に最高の同期とワーケーションができました。


■関連情報
富良野自然塾
https://furano-shizenjuku.com/ 
「ワーケーション実証費用助成金」について(富良野市のページ)
http://www.city.furano.hokkaido.jp/docs/2021031700026/ 


■関連ニュース
リコー、対面・非対面を組み合わせたハイブリッドな働き方を促進
https://jp.ricoh.com/info/2021/0630_1
リコー、リモートワークを標準とする人事制度を開始
https://jp.ricoh.com/info/2020/1001_2


*このニュースリリースに記載されている社名、製品名は、各社の商号、商標または登録商標です。



| 富良野自然塾について |
作家・倉本聰が主宰する富良野自然塾は、閉鎖されたゴルフ場跡地を元の森に還す「森づくり事業」と、そのフィールドを活用した「環境教育事業」を行っています。2006年の設立以来、植樹本数は8万本近くなり、五感を使った地球環境について考えることを目的としたプログラムの参加者数は5万人を超えています。
2021年現在、全国5か所(愛媛県今治市、京都府宮津市、福岡県北九州市、東京都立川市、福島県裏磐梯)にフランチャイズ校を展開しています。
これからも、自然と寄り添って暮らす当たり前の生き方について、気付きときっかけを与えるプログラムを提供してまいります。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。  https://furano-shizenjuku.com/ 


| リコーグループについて |
リコーグループは、お客様のデジタル変革を支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2021年3月期グループ連結売上高1兆6,820億円)。
imagine. change. 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人々の生活の質の向上、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。 https://jp.ricoh.com/

本件に関するお問合わせ先
≪お問い合わせ先≫

株式会社リコー 広報室
TEL: 050-3814-2806(直通)
E-mail: koho@ricoh.co.jp

NPO法人 富良野自然塾
TEL: 0167-22-4019
E-mail: shizenjuku@furano.ne.jp 

この企業の関連リリース

この企業の情報

組織名
株式会社リコー
ホームページ
https://jp.ricoh.com/
代表者
山下 良則
資本金
13,530,000 万円
上場
(旧)東証1部,東証プライム
所在地
〒143-8555 東京都大田区中馬込1丁目3-6
連絡先
03-3777-8111

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